(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年10月5日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  209 1/2-10  214 1/4  209 1/2  209 3/4  +3 1/4  172346  -3585 
99 MAR  221 3/4-22 1/2  225 1/2  221 1/2  221 1/2  +3  69214  -89 
99 MAY  229-29 1/4  232 3/4  229  229 1/4  +3  27927  +124 
99 JUL  235-34 1/2  238 1/2  234 1/2  235 1/2  +3 1/4  36008  -57 
99 SEP  241-41 1/2  244 1/2  241  241 1/2  +3 1/2  6454  +60 
99 DEC  247 3/4-48  252  247 3/4  250  +4 1/4  17956  +162 
            330375  -3379 

 

−−− 高値寄り付き、高値引け −−−           

降雨による収穫の遅れがファンドのショートカバーを呼び、急騰したが、その勢いを最後まで維持できなかった。 

昨週末、中西部の大部分で強い雨となり、今週も同様の天候が続くとの予報から、収穫の遅れるとの懸念となり、高値寄付きとなった。中国が5.4万トンのUS産コーンを買い付けたとの情報も、同国の輸出力に疑問符をつけることとなりサポート材料になった。 

中盤になり、ファンドが序盤の高値推移を見て大量に買いを入れ始め、その時点で売り注文がきわめて薄い状況であったために、小麦・コーン・大豆の順で急騰することとなった。しかし、そのレベルでは商業筋の売り意欲を刺激し、今度は相当量の売り注文が入り、ファンドの勢いを押しとどめた。 

引けにかけては買い注文が減少し、それにつれてずるずると値を戻していき、寄付きレベルまで下げてから、取引き終了となった。 

ファンド買い、コマーシャル売りの図式であった。 

 

収穫進捗、31% 

本日USDAが発表した10月4日時点の進捗報告では、成熟が全米で95%、収穫が31%であった。 

収穫作業は順調に進んではいるようだ。しかし、先週は、収穫に最適な天候がコーンベルトで続いていたため、収穫率は35%以上を期待する見方もあった。特に、今週は中西部全体を覆う雨のために、進捗遅れが心配されている最中だけに、この報告はどちらかと言えばサポート材料になるのではないか。 

作柄についてのUSDAの報告は先週が最後で、今週からは発表されていない。 

 

FCC、98億ブッシェル超の生産量を予想 

本日のセッション引け後に、FCC(FARMERS COMMODITIES CORP)が98/99年のコーン生産量は98.19億ブッシェル、との予測を、金曜日のUSDA需給報告に先立って発表した。 

先日のスパークスや9月のUSDAに比べて大き目の予想であるが、98億ブッシェル台を予想する声は市場で少なくなく、驚きには値しない発表であった。 

 

本日のニュース

国の天候

中期予報(11-15日間)  米国東部には全域に弱い前線が張り出し、西部には高気圧が留まっている。このため中西部、デルタはともに期間中は平年よりやや暖かく、雨の少ない気候になりそう。 

米国中西部  現在、ミズーリ州で雷雨、イリノイ州北西部、ミネソタ州、ウィスコンシン州東部、アイオワ州南西部及び、ネブラスカ州南東部にて降雨となっている。気温は50度台半ばから60度台後半。この東部の雨は木曜日には次第にやみ、それまでの降雨量は0.25-1.25、ところにより3.0インチになるだろう。降雨範囲は60%、ベルト地帯の東部2/3に及ぶ見込み。最高気温は50度台後半から70度近く、最低は30度台半ばから60度台半ばとなるであろう。西側半分ではドライになるが、東側では降雨による収穫の遅れは2,3日続く模様。 

米国デルタ地域  現在アリゾナ北東部では雷雨となっており、気温は70度台半ばから80度台前半となっている。雨は火曜日から水曜日にかけて特に激しくなるだろう。水曜日までの降雨量は0.25-1.25、ところにより2.5インチ、85%範囲となる見込み。雨の影響で収穫には遅れが生じそう。 

 

2)NWS6-10DAYS 中期予報(10月11日〜10月15日の期間) 

@地域別データ  

  気温(平均)  降水量(平均) 
西部コーンベルト  A (53)  A (0.33/1) 
東部コーンベルト  N (56)  N(0.42/1) 
デルタ地帯  B (64)  A (0.44/1) 

---降雨の継続予報。やや強材料か。 

 

A州別データ 

州名  気温  雨量  州名  気温  雨量 
ネブラスカ  A  N  アイオワ  A  A 
ミネソタ  A  A  オハイオ  A  A 
アーカンソー  A  N  サウスダコタ  N  N 
イリノイ  A  A  ミズーリ  A  N 
インディアナ  N  N  ウィスコンシン  N  A 
カンサス  A  A  ミシガン  N  N 

 

 

週間輸出検証高

 

単位:百万ブッシェル  10月1日  −先週−  昨年同期  今年度累計  昨年同期累計 
小麦  19.0  23.6  39.2  349.6  426.5 
コーン  24.5  31.6  29.7  129.1  147.7 
大豆  9.6  4.2  13.1  28.2  41.5 

 

週間コーン生育状況 

(成熟期進捗率)             (収穫進捗率) 

  10/4  9/27  1997  AVE      10/4  9/27  1997  AVE 
イリノイ  95  85  82  87    イリノイ  33  22  12  15 
インディアナ  95  85  81  84    インディアナ  19  14  5  12 
アイオワ  99  97  94  84    アイオワ  19  13  7  9 
カンサス  99  93  95  91    カンサス  66  53  44  39 
ミネソタ  99  97  85  74    ミネソタ  29  18  5  7 
ミズーリー  96  91  97  91    ミズーリー  52  42  47  36 
ネブラスカ  97  92  83  84    ネブラスカ  31  21  10  10 
オハイオ  84  68  30  57    オハイオ  15  9  1  7 
サウスダコタ  96  88  81  74    サウスダコタ  23  14  6  6 
ウィスコンシン  95  91  46  59    ウィスコンシン  17  10  4  7 
17州平均  95  89  79  80    17州平均  31  22  14  16 

 

 

本日のトーメンの意見

 

現レベル以下の買いチャンスまで待つことを勧める。

ファンドの動きは、通常3日間単位と言われる。つまり、売り・買いどちらかに方向を定めれば、一般に3日間はその方針を維持することが多いとされている。本日は、ファンドが大量の買い注文を入れた。「3日間の法則」からすれば、金曜日の需給報告前ということもあるし、今後数日その大量売り越しポジションを減らしていくとの見方が、市場では少なくない。 

一方で、今日の引けにかけての動きを見ると、どれ位ショートカバーを進めるのかにも疑問符がつく。たしかに、先週末時点のファンドのショートポジションは史上最高レベルである。ただ、ことろころ聞こえてくる高イールドで、生産量の多め期待が高まってきており、その前に買い上がる動きには水をさすことになる。 

加えて、現在の農家のホールド姿勢はかなり強く、まだ売り物が本格的にでてくるまでには時間を要しそうだが、その時への安値期待も根強い。 

総合すると、今週あと3日は12月限200台前半から210台前半までで推移することになると予想する。買いのチャンスは、需給報告より後になるのではないか。