(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年10月22日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  218 3/4-18 1/4  221 1/2  218 1/4  221 1/4  +2 1/4  157820  +48 
99 MAR  230 1/2-30 1/4  232 3/4  229 1/2  232 1/2  +2 1/2  80056  +1369 
99 MAY  237 3/4-37 1/2  240 1/4  237 1/4  240  +2 1/4  31232  +480 
99 JUL  242 1/2-42 1/4  246  242  245 3/4  +3  40321  +274 
99 SEP    250 3/4  250  250 3/4  +1 1/2  6041  +8 
99 DEC  256 1/2  258 1/4  256  258 1/4  +1 3/4  18285  +1 
            335043  +2181 

 

−−− まちまちの寄り付き、高値引け −−−           

好調な輸出需要が好感され、堅調推移。 

中西部ではほぼ天候は良好、収穫作業は好調と見られたが、本日はそれを打ち消す強材料が多かった。一つは、週間輸出成約が予想範囲内であったとは言え、久しぶりに100万トンを超える大量成約となり、アジアからの堅調な需要が確認されたこと。2つ目は、ロシア向け食糧援助が米国だけでなく複数以上の国と協同して行われ、したがってその金額、物量が当初予想より大きくなるとの噂。3つ目は、小麦の急伸。4つ目は、昨日の6-10日天気予報で中西部が平年以上の雨となるとされたこと。5つ目は、韓国・台湾が現在買いに入っていること。などである。 

特に、ロシア向け援助のコンソーシアムの噂はセッション終盤に流れ、そのためにコーン・大豆・小麦とも最終局面で上げて引けた。 

 

輸出成約高、100万トンを超える 

先週の輸出成約は、110.48万トンと発表された。一部では150万トンを予想する者もいたものの、久しぶりに100万トン以上の数字となり、相場には強材料と作用した。特に日本、韓国、台湾などのアジアからの需要が増加したことが、相場での買い手を増加させたようだ。相場の先高感が成約を促したと見られているが、最近の円高・ドル安が影響したとも言われている。 

韓国や台湾が今週もテンダーを行っており、好調な輸出成約はまだ当分続きそうである。 

 

本日のニュース

1)米国の天候

中期予報(11-15日間) 天気の変わりやすい期間になりそう。ミッドウエストの降雨量は平年並みかやや多め、気温は平年並みになるだろう。 

米国中西部  現在気温は40度台半ば〜50度台半ばで、ドライになっている。ドライな天候は土曜日日中まで続くが、その夜から翌日曜日にかけ10%範囲で雨が降りそう。月曜日遅くから火曜日にかけても20%範囲の雨が降りそう。降水量はいずれも0.1〜0.35程度だろう。来週初頭にかけて最高気温は50度台半ばから60度台、最低気温は30度台前半から40度台後半と予想される。収穫の遅れはあまりでない見込み。ミネソタではほぼ終了をむかえそう。 

デルタ地帯  気温は50度台から60度台半ばでドライ。来週初頭まで概ねドライな天候が予想され収穫の進捗が予想される。最高気温は60度台半ばから70度台だろう。 

 

 

 

1)週間輸出成約高報告(単位:千トン) 

 

週間成約高 

 

成約量合計 

 

成約残  

 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 

コーン 

 

1,104.8 

 

0.0 

 

12,635.9 

 

12,267.8 

 

7,795.5 

 

4.5 

 

大豆 

 

270.5 

 

0.0 

 

9,023.7 

 

12,417.4 

 

7,131.6 

 

0.0 

 

小麦 

 

387.1 

 

0.0 

 

15,244.9 

 

16,869.1 

 

4,820.9 

 

10.0 

 

大豆粕 

 

98.2 

 

0.0 

 

2,142.9 

 

2,849.8 

 

1,872.5 

 

0.0 

 

大豆油 

 

49.2 

 

0.0 

 

240.5 

 

216.3 

 

208.3 

 

0.0 

 

2)週間輸出検証高(単位:千トン) 

 

輸出量  

 

輸出量累計 

 

USDA予想 

 
   今週     来週   今年度  来年度   今年度 

コーン 

 

958.3 

 

786.1 

 

4,840.4 

 

5,141.4 

 

41,910 

 

大豆 

 

835.6 

 

339.4 

 

1,892.1 

 

2,548.9 

 

22,590 

 

小麦 

 

584.3 

 

580.5 

 

10,424.0 

 

12,630.4 

 

29,260 

 

大豆粕 

 

120.4 

 

138.1 

 

270.4 

 

134.9 

 

7,620 

 

大豆油 

 

20.5 

 

11.7 

 

32.2 

 

26.3 

 

1,200 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

今後もロシアがポイントになろう。12月限215〜220のプライシングを勧める。

またも、ロシア向け援助が買われる要因となった。噂が出て相場を上げては、噂が割り引きされて値を戻すというパターンを過去2度繰り返したが、今度はどうであろうか。今度の噂は、米国・オーストラリア・カナダ・EUが協同して、ロシア向け援助にあたると言うもの。これに、日本などが資金援助で加わるとの話もある。来週、USDA高官を含む各国代表がモスクワで協議する、という具体的な噂があるが、今になっても何も確認事項はないという状況である。数日中に、また噂が割り引きされ、弱材料になる公算は強い。しかし、援助が正式に決定され、その内容が現在の噂に近いものであった場合は、かなりの強材料となることになる。 

昨日、イリノイ中部の農場を見てきたが、その地域では大豆がほぼ全て刈られているのに対し、コーンはほとんど収穫されておらず、農家が大豆収穫を優先していることは知っていたが、ここまで顕著とは思っていなかったため、大変印象的であった。この傾向は、他地域でも程度の差はあれ、同様である。これから月末にかけてコーン収穫に軸足が移り、ある程度の売りが見られる時期になるであろうが、現在の農家の姿勢を考慮すると、その圧力は限られたものになろう。 

総合すれば、ロシア援助話の割引・コーン収穫進展から下値のチャンスはあるであろうが、サポート要因は少なくなく、ロシアの行方によってはその後レベルが変ってしまう可能性もある。ターゲットレンジでの確実なプライシングが望まれる。