(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年10月26日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  217-16 1/2  219 3/4  216 1/4  219  +1/4  155445  -3611 
99 MAR  228 1/2-28 1/4  231 1/4  228  230 1/2  +1/2  82018  +1264 
99 MAY  236 1/4  239 1/4  236  239  +1 1/4  31288  +23 
99 JUL  242 1/4-41 1/2  244 1/2  241  244  +1/2  41648  +372 
99 SEP  248 1/2-48  251  248  250 1/2  +1 1/2  6277  -251 
99 DEC  255 1/2-55 3/4  257 3/4  254 1/2  257 3/4  +1 1/4  18602  +106 
            336598  -1612 

 

−−− 安値寄り付き、小幅高引け −−−          

ファンドが買いに回り、収穫売りを相殺した。 

中西部は週末、ほぼ完璧に近い天候の下、収穫が順調に行われた。したがって、序盤から農家売りヘッジが相場の中心となり、安値寄り付きであった。 

しかしながら、ヘッジの量は格別には多くなく、また、下値ではプライシングタイプの買いやファンドの買いが相場を支えはじめた。そのうち小麦相場が中国への輸出協議の噂から急伸したことをきっかけに、コーン相場はその弱基調を脱し、前日と変らずのレベルまで戻した。その後は、前日引け値をはさんでの動きとなり、結局は小幅高時点で引けた。 

ファンドの買いは今日はネットで1,100コントラクト。 

 

収穫進捗、72% 

10月25日時点のコーン収穫進捗率は72%であった。 

先週の好天候を背景にした急ピッチの進捗が確認された格好だ。ただ、予想の範囲内であったため、相場を動かす直接の要因にはならないであろう。 

 

 

本日のニュース

1)米国の天候

ハリケーンミッチは毎時6マイルの速度でカリブ海西部をゆっくりと西に進んでいる。最大風速は時速155マイルで数日中に勢力は少し弱りそう。その後北上し週末にはメキシコ湾に進入してくるだろう。湾岸への影響はあったとしても来週になるだろう。 

中期予報(11-15日間) 今週前半にはミッドウエスト全体に低気圧の影響でミッドウエスト西部の降雨量はやや多めになるだろう。 

米国中西部  現在気温は50度台半ばから60度台半ばで、ネブラスカでは雨となっている。今日明日にも雨はベルト地帯北西部を経て東方に移動しそう。雨は15%範囲で0.1〜0.5程度の降水量となるだろう。水曜日夜半から金曜日にかけて降雨量0.25〜1.0インチで45%範囲の雨が降りそう。今後数日間は最高気温は60度台後半から70度台、最低気温は30度台後半から50度台半ばと予想される。今週後半にはベルト地帯西部では雨のため収穫が中断しそうだが進捗は依然として平年水準を上回っている。 

デルタ地帯  気温は60度台後半から70度台半ばでドライ。今週雨が降るとすると木曜日の遅くか金曜日だろう。降雨量は0.1〜0.75インチで降雨範囲は35%、北部で降るだろう。来週にかけて最高気温は60度台後半から70度台だろう。北部では少しだけ収穫遅れが出そうだが平年以上の進捗は変わらない。 

 

2)NWS 6−10 DAYS 中期予報(10月22日〜10月26日の期間) 

@地域別データ  

  気温(平均)  降水量(平均) 
西部コーンベルト  N (45)  N (0.27/1) 
東部コーンベルト  N (49)  N (0.43/1) 
デルタ地帯  N/A (58)  N (0.56/1) 

---材料視されない内容。 

 

A州別データ 

州名  気温  雨量  州名  気温  雨量 
ネブラスカ  A  A  アイオワ  A  N 
ミネソタ  A  N  オハイオ  A  B 
アーカンソー  A  NP  サウスダコタ  A  A 
イリノイ  A  N  ミズーリ  A  B 
インディアナ  A  B  ウィスコンシン  A  N 
カンサス  A  N  ミシガン  A  N 

 

 

コーン収穫進捗率

 

  10/25  先週  昨年  平均 
イリノイ   73   58   76   63 
インディアナ   68   45   46   46 
アイオワ   70   52   72   50 
カンサス   92   82   89   81 
ミネソタ   81   59   75   48 
ミズーリ   80   69   80   67 
ネブラスカ   75   63   60   48 
オハイオ   52   36   25   35 
サウスダコタ   55   42   54   37 
ウィスコンシン   58   40   26  31 
17州平均   72   57   63   53 

 

 

 

週間輸出検証高 

         

単位:百万ブッシェル  10月22日  −先週−  昨年同期  今年度累計  昨年同期累計  事前予想 
小麦  23.6  22.9  12.7  420.6  487.4  20-25 
コーン  35.9  29.7  22.6  231.1  227.4  28-33 
大豆  30.7  35.5  56.3  112.8  164.0  25-30 

---予想より多く、やや好感された。 

 

 

コミットメント・オブ・トレーダーズ(フューチャーズ&オプションズ) 

(10月13日現在、単位:コントラクト、変化は前週からの変化) 

  LONG  CHG  SHORT  CHG  NET   
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  18,785  +4,512  25,982  -29,645  25,982  S 
LONG OR SHORT SPREAD  82,335  +9,128  82,335  +9,128     
COMMERCIAL  248,706  -23,509  193,641  +29,394  55,065  L 
TOTAL  349,826  -9,869  301,958  +8,877  47,868  L 
NON-REPORTABLE POSITION  100,522  +9,424  148,389  -9,324  47,867  S 
TOTAL OPEN POSITION  450,348  -445  450,347  -447     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  77.7    67.1       
SMALL TRADERS  22.3    32.9       

 

(10月20日現在、単位:コントラクト、変化は前週からの変化) 

  LONG  CHG  SHORT  CHG  NET   
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  25,791  +7,006  21,068  -4,914  4,723  L 
LONG OR SHORT SPREAD  80,071  -2,264  80,071  -2,264     
COMMERCIAL  249,599  +893  197,894  +4,253  51,705  L 
TOTAL  355,461  +5,635  299,033  -2,923  56,428  L 
NON-REPORTABLE POSITION  97,344  -3,178  153,772  5,383  56,428  S 
TOTAL OPEN POSITION  452,805  +2,457  452,805  +2,458     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  78.5    66.0       
SMALL TRADERS  21.5    34.0       

 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

繰り返しになるが、12月限215に近づく場面はプライシングチャンス。

今収穫期では、先週末の収穫ペースはおそらく最も急ピッチであったであろう。先週金曜日の引け間際にそれを見越したヘッジが入っていたとは言え、その週末後の今日ヘッジ売りが引け値を押し下げるに至らなかったのは、啓示的だ。先週金曜日のコメントで述べたが、「手持ち資金と保管スペースさえあれば、新税制年度の1月まで待つのが徳」という農家姿勢が本日の動きとなったものであろう。 

現在の流れでは、ファンドがロング姿勢を当分続ける公算は強いであろう。また、注目すべきは商業筋の買い持ちポジションである。本日のオプションを含めたポジション報告では、商業筋の買い持ちは5万1千コントラクト強。収穫期ピークに商業筋がこれだけのロングをためこむのは珍しい。ここから読めるのは、実需筋の現物ショートポジションだ。収穫期に合わせ、現物をショートするというのは、需要家にとっては一般的な動きであるが、今回は収穫期になってもそのカバーがままならず、ここまで至っているという状況であろう。したがって、これから売りに出される現物コーンはこれら実需筋によって、買い上げられることになる。(定期市場ではヘッジはずしの売りが出ようが、現物売り物が吸収されれば、定期市場にはその影響の方が強いと見る。)したがって、今後の収穫玉売り圧力は結果的に限られたものになり、下値は大きなものにはならないと予想する。12月限が215を切るような場面があれば、特に積極的なプライシングが勧められる。 

ロシア向け援助等の予測困難な確定ニュースがない限り、相場は当分どちらにも動きにくい状態と言えるであろう。大きな流れとしては、次には南米の天候が相場を左右することになり、12月中旬には米国コーンの新年度の現物売り予測から下降トレンドを見せることになるのではないか。