(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年10月27日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  217 1/2-18  220 1/2  217 1/2  219  +0  151727  -3718 
99 MAR  229 3/4-29 1/2  232  229 1/4  230  -1/2  80880  -1138 
99 MAY  237-37 1/2  240  237  238  -1  31853  +565 
99 JUL  243-42 1/2  245  242 1/2  243 1/2  -1/2  41341  -307 
99 SEP  250-50 1/4  251  249 1/2  249 1/2  -1  6377  +100 
99 DEC  256 1/2  257  256  256 1/2  -1 1/4  18681  +79 
            332208  -4390 

 

−−− 安値寄り付き、変らずから小幅安引け −−−

材料に欠け、方向感ない展開。 

本日は、強烈な材料がなく、前日比安値・高値をさまよう展開となった。収穫が7割以上終了していることや、特に西部コーンベルトで保管スペースがタイトになってきていることから、序盤は売られる動きとなった。しかし、グリックマン長官が東部時間12時にロシア向け支援に関して記者会見を行うことになっていたため、その期待で下値は支えられ、東時間12時頃には1セント程度高値まで上げられた。記者会見の内容がまたもや具体性に欠けたものであったため失望売りとなり、結局小幅安で引けた。 

取引量は限られ、ファンドの動きもまちまちであった。 

 

USDA長官、ロシア支援について記者会見 

本日、グリックマン長官がロシア向け食糧支援について、記者発表を行った。 

「ロシアから正式に書面による食糧支援の申し込みがあった。その内容は、具体的なものではなかったが。ただ、ロシアは相当量の穀物、食肉、米などを必要としているようだ。米国政府としては、人道的見地から援助について検討しており、今週水曜日に担当者をモスクワに派遣するつもりだ。」 

この発言を受けて、米相場は高騰したものの、新事実がなかったため穀物相場はどちらかと言えば失望売りが出ることとなった。          

 

 

本日のニュース

1)米国の天候

最大風速時速165マイルのハリケーンミッチは現在もゆっくりと西に進んでいる。ハリケーンは数日中に北に進路を変えゆっくりとメキシコ湾に進入してくる可能性がある。進入した際にはフロリダでは来週大きな影響を受けよう。 

中期予報(11-15日間) 低気圧の影響でミッドウエストなどでは雨はやや多めになり気温は平年並みかやや低くなるだろう。 

米国中西部  現在ウィスコンシン、アイオワ東部、ミネソタ南東部、ミシシッピー南西部、オハイオ北西部で雨となっている。降雨量は0.1〜0.75インチで20%範囲の雨となり今夜中にも止む見込み。水曜日夜半から金曜日早朝にかけ再び雨になりそう。降雨量は0.25〜1.0、所により1.5インチで降雨範囲は45%で西部に降るだろう。一時的な収穫遅れは出そうだが、雨はさほど長引かない見込みで影響は少なくすみそう。最高気温は60度台半ばから70度台で、最低気温は40度台後半から50度台と予想される。 

ブラジル  昨日も南部では降雨量は0.25〜1.0インチで35%範囲の雨となった。雨は今後2,3日中に北上し北部では降水量0.25〜1.0、所により2.0インチで50%範囲の雨が降るだろう。生育期の大豆、コーンには恵みの雨になりそう。 

 

 

受渡可能な数量(単位:1,000ブッシェル)

 

  ‐‐10/23‐‐  ‐‐先週‐‐  昨年同期 
シカゴ  1,762    1,695     1,249 
トレド  7,140    4,654     1,117 
セントルイス  711     591     856 
合計  9,613    6,940    3,222 

 

 

 

ローンデータ (単位:百万ブッシェル) 

 

  10月20日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP    51.6   -11.9       12.6  1.2      1,067.0    1,131.2 
1998CROP    55.9    21.0       0.0    unch        3.3      59.4 

 

HOG/CORN, STEER/CORN RATIO 

 

  〜98/10/24  ‐‐‐先週‐‐‐  ‐‐昨年同期‐‐ 
HOG/CORN RATIO  14.4  15.4  18.1 
STEER/CORN RATIO  32.2  31.4  26.1 

 

 

本日のトーメンの意見

 

昨日と変らず、あるとしても12月限215までが当分の下値圏となろう。

本日も、先週までよりは農家売りが見られた。特に西部コーンベルトの一部地域では懸念(期待?)されていた保管スペース不足が顕在化しはじめており、それが売り物となっているらしい。しかし、今週の動きから見て、スペースさえあればこのレベルでは農家が売ってこないことはすでに確認済みであり、売り物不足からベーシスが今以上に大幅値上げされない限り、この状況に変化はないであろう。 

しかし、農家売りが限られているということは売り物が大量に残っているということになり、上値をトライする場面があっても天井は近いであろう。当面は、使いふるされた材料ながら、ロシアがらみが注目材料か。