(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報
1998年10月29日
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 98 DEC | 219 1/2-20 | 222 | 218 1/4 | 218 3/4 | -1/4 | 152171 | -1175 |
| 99 MAR | 232-31 1/2 | 233 1/2 | 229 1/2 | 229 3/4 | -3/4 | 82725 | +836 |
| 99 MAY | 239-38 3/4 | 241 1/2 | 237 1/2 | 237 3/4 | -1/2 | 32477 | +46 |
| 99 JUL | 244 3/4-44 1/2 | 247 | 242 3/4 | 243 | -1/2 | 41810 | -131 |
| 99 SEP | 251 | 252 1/2 | 249 1/4 | 249 1/4 | -1/2 | 6423 | +37 |
| 99 DEC | 256 3/4-56 1/2 | 259 3/4 | 256 1/4 | 256 3/4 | +0 | 18908 | +21 |
| 335866 | -361 |
−−− 変らずから小幅高寄り付き、小幅安引け −−−
輸出成約が好調、ファンドの買いが入るも、中国産コーン輸出の噂から戻す。
本日の引けは小幅安であったが、セッション中は最後の10分程度まではずっと高値圏での推移であった。週間輸出成約量が今年度最大量となったことや、中西部北部地域を中心に雨が続いていることから、序盤は徐々に上げる展開となった。しかし、昨日と同様に上げた場面では、売りが入り始めた。背景には、中国が韓国のコーンバイヤーに対し、コーン150万トンに当たる金額の信用供与をしたとのニュースが、中国の輸出余力を意識させることになったことがあげられている。途中、小麦が安値推移していたことにもつられた格好だ。
結局、昨日までと同様、上げた相場が最後には冷やされて終了した。
| 中国、韓国に信用供与 |
中国が、同国産コーンの主要輸出先国である韓国に対して、1億3,800万ドルを低利融資することが、両国間で合意したとの情報が流れた。コーンのバイヤーに対しての融資と見られており、中国産コーン約150万トンの買い付け用に使用されることになっていると言う。
この噂により、中国がその余剰しているコーンを積極的に輸出する意向である、と市場では見られることになり、輸出市場でのコーンの価格競争が激しくなるという連想となり、売り手を促すことになった。
| 本日のニュース |
1)米国の天候
ハリケーンミッチはその勢力を弱めながら、ホンジュラス沖に依然停滞している。今週末にメキシコ湾に入り込む可能性は強いが、勢力を弱めていることから作物への影響はなさそうだ。
中期予報(11-15日間) 中西部、大平原地区は雨がちで低気温気味になりそう。特に東部で気温が下がる見込み。
米国中西部 イリノイ・インディアナ・ウィスコンシンの一部で雨となっている。気温は50度台前半から60度台半ば。雨量は0.25〜1インチで範囲はコーン・大豆地域の20%。次の雨は日曜日と火曜日になると見られ、雨量は今日と同様であろう。これらの雨のよる収穫の遅れは大きくなく、ダメージの可能性も少ない。
アルゼンチン 昨日は北東部で雨。しかし、今日以降週末までは雨がなく、ドライな状況は継続しそうだ。
ブラジル 昨日は北側4分の1の地域で雨。今後5日間は北部を中心に雨が見られるであろう。大豆・コーン地域では十分な水分が保たれている。
1)週間輸出成約高報告(単位:千トン)
週間成約高 |
成約量合計 |
成約残 |
||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
コーン |
1,269.4 |
0.0 |
13,905.3 |
12,737.8 |
8,251.7 |
4.5 |
大豆 |
609.1 |
0.0 |
9,630.7 |
12,855.7 |
6,733.4 |
0.0 |
小麦 |
332.6 |
0.0 |
15,577.6 |
17,327.3 |
4,583.6 |
10.0 |
大豆粕 |
74.3 |
0.0 |
2,217.2 |
3,020.1 |
1,841.4 |
0.0 |
大豆油 |
35.0 |
0.0 |
275.4 |
237.9 |
227.6 |
0.0 |
2)週間輸出検証高(単位:千トン)
輸出量 |
輸出量累計 |
USDA予想 |
|||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 来年度 | 今年度 | |
コーン |
813.2 |
958.3 |
5,653.6 |
5,616.5 |
41,910 |
大豆 |
1,007.3 |
835.6 |
2,897.3 |
3,958.3 |
22,590 |
小麦 |
569.9 |
584.3 |
10,994.0 |
12,913.3 |
29,260 |
大豆粕 |
105.4 |
120.4 |
375.8 |
230.0 |
7,620 |
大豆油 |
15.6 |
20.5 |
47.8 |
27.3 |
1,200 |
| 本日のトーメンの意見 |
相場の要因に大きな変化はない。12月限215に近いところでプライシングを行いたい。
下値サポート感は強い。農家の売りは先週月曜日以来、日を追って少なくなってきており、相当の 価格上昇がない限り、この状況は1月まで変化なかろう。ロシア向け支援などの政治判断による変動要因はあるが、その他次の変動要因となり得るのは、南米天候であるが、今のところアルゼンチンのドライ傾向など不安材料の方が強調されそうだ。ファンドもどちらかと言えばロング気味の姿勢であり、この動きも継続されよう。
しかし、11月の需給報告が近くなると、10月の生産量よりは上方修正されるという期待感は、でてくるであろう。特に、10月にショッキングな数字となった大豆にその傾向が強いと見られるが、コーンにも影響は考えられる。その意味からは、ある程度の下値チャンスはありえよう。しかし、当分の間は、農家売り不足が現物・定期市場の主要要因となる続けると見ている。