(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年11月2日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  218 1/2-18  219 1/4  216  216 3/4  -2 1/4  148428  -3248 
99 MAR  229 1/2-28 3/4  230  226 3/4  227 1/2  -2 1/4  85772  +1733 
99 MAY  236 3/4-37  237 3/4  234 3/4  235 1/2  -2  33420  +388 
99 JUL  242 1/4-42  243  239 3/4  240 3/4  -1 3/4  42314  +136 
99 SEP  248-48 1/4  248 3/4  246 1/4  246 1/4  -2  6514  +34 
99 DEC  254 1/2-54  255 1/4  253  253 1/2  -2 3/4  18904  -73 
            336737  -1012 

 

−−− 小幅安寄り付き、安値引け −−−

ロシア向け支援が具体化せず、失望売り。 

序盤こそ農家売り不足から支えられる相場であったが、週末ロシア向け援助の具体的進展の発表が無かったために小麦が値を下げたことに影響された。小麦は、冬小麦地帯に恵みの雨が続いていることもあり終日値を下げ続けたために、コーン・大豆など他商品が追随した。 

コーンに関しては、中国産コーンのマレーシア向け成約なども弱気トーンを強める一要因となっていた。引けまでに、3週間ぶりの安値となる12月限216台をつけたが、216では商業筋の買いが値を支えていた。 

 

収穫進捗、83% 

11月1日時点の収穫進捗率は83%と、予想通りの数字となった。相場へのインパクトは少なそうだ。 

 

FCC、コーン生産量予想98.91億ブッシェル 

アイオワの予報家、FCCは本日生産量予想を98.91億ブッシェルと発表した。先月の予想98.19億から増加となっており、前月のUSDA予想97.4億も上回った。先月のUSDA発表で、生産量の行方がわからなくなっていただけに、今回の予想は相場には弱材料となるであろう。 

 

本日のニュース

1)米国の天候

ミッドウエスト 現在気温は40度台から50度台前半でネブラスカ西部、ミズーリ北東部、アイオワ南東部、イリノイ中部、インディアナ中部及びオハイオ南部で雨になっている。雨は今日一日降り続き明日には止むだろう。降雨量は0.25〜1.0、所によって2.0インチで降雨範囲は40%になるだろう。この雨で収穫は少し遅れるがその後今週一杯ドライな天候が予想されており遅れはすぐ取り戻されるだろう。今週は寒くなりそうで最高気温が30度台半ばから50度未満、最低気温は20度台前半から30度台と予想されている。 

アルゼンチン  週末はドライな傾向が続きそうだ。火曜日から水曜日の朝にかけて雨が予報され、その雨量は0.25〜1インチ、範囲は35%と限られたものになる。コーンの発芽にはもっと十分な雨量が必要な状況だ。 

 

2)NWS 6−10 DAYS 中期予報(11月5日〜11月9日の期間) 

@地域別データ  

  気温(平均)  降水量(平均) 
西部コーンベルト  N (45)  A (0.27/1) 
東部コーンベルト  A (49)  N (0.43/1) 
デルタ地帯  N/B (58)  N (0.56/1) 

---市場では中間材料ととられている。 

 

A州別データ 

州名  気温  雨量  州名  気温  雨量 
ネブラスカ  B  A  アイオワ  N  A 
ミネソタ  N  A  オハイオ  A  N 
アーカンソー  B  A  サウスダコタ  B  A 
イリノイ  N  A  ミズーリ  N  A 
インディアナ  A  N  ウィスコンシン  A  N 
カンサス  B  A  ミシガン  A  N 

 

 

コーン収穫進捗率

 

  11/1  先週  昨年  平均 
イリノイ  82   73   88   79 
インディアナ  82   68   58   61 
アイオワ  86   70   83   69 
カンサス  96   92   93   90 
ミネソタ  90   81   88   67 
ミズーリ  85   80   86   77 
ネブラスカ  83   75   66   66 
オハイオ  71   52   39   95 
サウスダコタ  66   55   77   47 
ウィスコンシン  73   58   39  46 
17州平均  83   72   74   68 

 

週間輸出検証高 

         

単位:百万ブッシェル  10月29日  −先週−  昨年同期  今年度累計  昨年同期累計  事前予想 
小麦  11.7  25.9  16.4  434.5  504.0  18-25 
コーン  32.8  37.4  22.0  265.5  249.4  30-35 
大豆  37.4  39.3  51,5  158.5  215.5  29-36 

 

 

FCC生産量予想 

(大豆) 

  生産高予想(百万ブッシェル)  イールド予想(ブッシェル/エーカー) 
  98/11発表  98/10発表  98/11発表  98/10発表 
FCC予想  2,849   2,942  39.8  NA 
USDA予想  NA  2,769  NA  38.7 

(コーン) 

  生産高予想(百万ブッシェル)  イールド予想(ブッシェル/エーカー) 
  98/11発表  98/10発表  98/11発表  98/10発表 
FCC予想  9,891  9,819  134.0  NA 
USDA予想  NA  9,743  NA  132.0 

 

 

本日のトーメンの意見

 

12月限215にからむ動きは、短期的には買い。

相場は11月10日の需給予測まで大きな材料なく、方向感のない展開となるであろう。しかし、FCC生産量予想に反映されるように、市場に先月USDA(97.4億ブッシェル)以上の期待があり、今週はその期待で少し下に振れるチャンスはあるのではないか。しかし、アルゼンチンのドライ傾向は、コーンから大豆への作付け転換を促し始めており、今後1週間程度は雨が降っても下げ要因にはなりにくいが、ドライが続けば強材料として認知されることになってきそうだ。 

10日の需給報告・南米作付け状況という変動要因はあるが、それらをニュートラルとすればその後は12月に入るまで売り物不足を背景に若干堅調な推移となると予想する。したがって、短期にプライシングが必要なポジションは215〜217で進捗させることを勧める。