(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年11月3日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  216-16 1/2  218  215 1/4  216 3/4  +0  146882  -1546 
99 MAR  226 3/4-27  229 1/4  226  228  +1/2  87657  +1885 
99 MAY  235  236 1/2  234  235 1/2  +0  34237  +817 
99 JUL  239 3/4  241 3/4  239 1/4  240 3/4  +0  42156  -158 
99 SEP  245 1/2-46  247 1/2  245 1/2  246 1/4  +0  6612  +98 
99 DEC  252 1/2-53  254  252 1/4  253 1/2  +0  19116  +212 
            338061  +1324 

 

−−− 安値寄り付き、変らずの引け −−−

決め手に欠き、方向感ない展開。 

寄付き時点は昨日の安値引けの流れを受けて安値推移となった。しかし、セッション中はロシア向けの具体的な新情報なく、他要因にも大きな変動がなかったため、取引量は非常に少なく、動きの鈍い展開となった。引けも、本日の動きを反映して、ほとんどの限月で変らずの引けとなった。 

ファンドの動きは2,500コントラクトの買い。セッション最終局面の値戻しの原因となった。 

 

ロシア向け支援、合計310万トン? 

セッション引け後、ロイター通信よりUS政府高官の談として、次のような情報が流れた。 

米国はロシアの食糧危機に際し、同国向けに小麦・他食糧合わせて310万トンをオファーする用意がある。その内容は小麦が150万トン、他が数品目となる。合計金額は判明していないが、小麦だけの金額は2億ドルに及ぶ。 

また、コメントとして、「米国は回収の保証さえ得られれば、これ以上の支援をする用意がある。ロシアは1950年台以来の食糧供給危機に瀕している。」と話したと伝えられた。 

この手の話が、どれくらい信憑性があるかはわからないが、今回はロイターが政府高官筋の話として伝えたことから、市場ではある程度信頼性があるものとして受け止められている。数量が、当初の期待よりかなり低いものとなったため、明日の相場にはどちらかと言えば弱材料となりそうだ。 

 

本日のニュース

1)米国の天候

中期予報(11-15日間) 期間後半には米国東部に寒気団が入り込み冬型の気候への変化は一段と進む見込み。中西部では雨はやや多め、気温は平年よりやや低くなるだろう。 

米国中西部  現在気温は30度台前半から40度台前半でミズーリ北東部、イリノイ中部、インディアナ中部、オハイオ南部の雨は続いている。イリノイ中西部の雨は今後みぞれ混じりになりそう。降雨量は0.1〜0.5インチで20%範囲の雨となり今夜中にも止む見込み。週末には降雨量0.1〜0.75インチで降雨範囲50%の雨が降るだろう。最高気温は30度台半ばから50度未満、最低気温は20度台から30度台半ばになりそう。わずかな収穫遅れは出そうだが、収穫はほぼ終了しており大きな問題ではない。 

アルゼンチン 昨日はドライだったが明日から木曜日にかけて0.1〜0.75インチで50%範囲の雨になりそう。この雨でコーンや大豆の生育環境は多少好転しそうだが依然として土中水分は不足している。 

ブラジル  昨日は北部では降雨量0.25〜0.5インチで10%範囲の雨が降った。今日も雨は北部に限られ降水量0.25〜1.0、降雨範囲50%程度。大豆、コーンの作付けは雨中でも行われるだろう。水分は十分でありコーン、大豆とも生育は順調に推移しそう。 

 

 

受渡可能な数量(単位:1,000ブッシェル)

 

  ‐‐10/30‐‐  ‐‐先週‐‐  昨年同期 
シカゴ  2,014    1,762     2,395 
トレド  11,447    7,140     3,264 
セントルイス  708     711     266 
合計  14,169    9,613    5,925 

 

 

 

ローンデータ (単位:百万ブッシェル) 

 

  10月27日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP    22.6   -1.1       12.5  0.2      227.8    262.9 
1998CROP    224.0    2.8       0.0    unch        51.7      275.7 

 

HOG/CORN, STEER/CORN RATIO 

 

  〜98/10/31  ‐‐‐先週‐‐‐  ‐‐昨年同期‐‐ 
HOG/CORN RATIO  11.9  14.4  17.8 
STEER/CORN RATIO  31.7  32.2  27.1 

 

 

本日のトーメンの意見

 

明日は下値チャンス(12月限215より安値)あるが、そこが期近積みプライシングの買い場。

明朝スパークスの生産量予想が発表される。明日の寄りつきは、その数字と本日セッション後のロシアに関するロイター情報が主要因となるであろう。ロイター情報は、当初の期待(小麦3百万トン、コーン150万トン等)に比べてかなり少ない数字になったため、特に小麦の売り材料となる可能性があり、その意味ではコーンにも下値チャンスはあると思われる。12月限月215を割る展開になれば、買いを入れたい。それ以下の下値は限られることになると見ており、215を切る展開になっても場合によっては引けは本日のレベルということも十分考えられる環境だ。