(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年11月4日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  215 1/4-15 1/2  216 3/4  215 1/4  215 1/2  -1 1/4  145812  -1070 
99 MAR  226 1/4-26 1/2  228  226 1/4  226 1/2  -1 1/2  88721  +1064 
99 MAY  234 1/2-34 1/4  235 1/2  234  234 1/4  -1 1/4  34692  +455 
99 JUL  239 1/4-39 3/4  240 1/2  239  239 1/4  -1 1/2  42510  +354 
99 SEP  246-46 1/4  246 1/4  245  245  -1 1/4  6618  +6 
99 DEC  252 1/2-52 1/4  253  251 3/4  252  -1 1/2  19202  +86 
            338971  +910 

 

−−− 安値寄り付き、安値引け −−−

スパークス予想、ロシア向け支援失望売りから、やや安展開。 

スパークスの予想が比較的高い生産量であったことに加え、昨日のロイターによる310万トン支援のニュースも売られる材料となり、寄付きから安値圏となった。 

少ない取引量の中、抵抗線である12月限215を割るかどうかに注目が集まったが、序盤と終盤に215-1/4をつけたものの、それ以上割り込まなかったことが、売りの手を鈍らせていた。 

アルゼンチンで70%の範囲で雨が降り、ドライ懸念が少し緩和されたことも話題となった。 

 

スパークス、生産量上方修正 

テネシー州を基盤とする穀物分析家、スパークスは本日寄り付き前にコーンの生産量を98.64億ブッシェルとの予想を発表した。 

コーンについては、USDAの先月予想(97.43)を上回り、スパークス自身の先月(97.26億)よりも上方修正となったことから、弱材料ととられ、本日の相場の一要因となった。 

 

ロシア向け支援、やはり計310万トン 

本日セッション引け後に、USDAのグリックマン長官がロシア向け支援につき言及した。 

今週末までに両国間で合意に至れば、米国はロシアに対して310万トンの食糧援助を行うことになるであろう。そのうち、160万トンは無償で、その他は20年融資となる。ロシア側でそれ以上の支援が必要な場合は、米国は改めて話し合う用意はある。 

昨日のロイター電が確認された格好であるが、今回の内容は「THE INITIAL AID(一回目の支援)」という言い方をしており、追加支援の可能性を示唆している。しかし、今回の内容が期待はずれとなったことで、小麦市場を中心に大豆・コーンにも売り材料となりそうだ。 

 

 

本日のニュース

1)米国の天候

中期予報(11-15日間) 期間前半には米国東部に低気圧が移動し中西部では雨はやや多め、気温は平年よりやや低くなるだろう。 

米国中西部  現在気温は30度台から40度台前半でネブラスカ中部ではみぞれが続いているが降水範囲、降水量とも少ないものだろう。雨は西部に抜けその後土曜日までは、概ねドライになりそう。降水量は0.1〜0.75インチで降水範囲は55%で北部では1〜3インチの雪になる模様。最高気温は30度台半ばから50度未満、最低気温は10度台後半から30度台前半になりそう。わずかな収穫遅れは出そうだが、収穫はほぼ終了しており大きな問題ではない。 

アルゼンチン 昨日はドライだったが今朝から明日にかけて0.1〜1.0インチで70%範囲の雨が北部を中心に降るだろう。コーン、大豆の発芽は順調だが土中水分は多くの地域で不十分なままだろう。 

ブラジル  昨日も北部では降雨量0.25〜0.75インチで10%範囲の雨が降った。週後半にかけ雨の降る地域は広がりそうで降雨量0.10〜1.0所により2.0インチの雨が北部4分の3地域、75%範囲で降るだろう。大豆、コーンの作付けは雨で若干遅れるだろう。水分は十分でありコーン、大豆とも発芽は極めて良好。 

2)NWS 6−10 DAYS 中期予報(11月8日〜11月12日の期間) 

@地域別データ  

  気温(平均)  降水量(平均) 
西部コーンベルト  B (37)  A (0.21/1) 
東部コーンベルト  B (42)  A (0.44/1) 
デルタ地帯  B/N (52)  A (0.67/1) 

---完了に近づいた収穫の遅れ懸念からやや強材料ととられている。 

 

A州別データ 

州名  気温  雨量  州名  気温  雨量 
ネブラスカ  B  A  アイオワ  B  A 
ミネソタ  B  A  オハイオ  B  A 
アーカンソー  B  A  サウスダコタ  B  A 
イリノイ  B  A  ミズーリ  B  A 
インディアナ  B  A  ウィスコンシン  B  A 
カンサス  B  A  ミシガン  B  A 

 

 

BULLISH CONSENSUS 
CORN  29(31/29)  SOYBEANS  27(24/23)  WHEAT   28(33/29) 
BEAN OIL   20(24/30)  BEAN MEAL  16(15/14)  J-YEN  87(77/81) 

 

スパークス生産量予想  
  ------コーン------  -------大豆------- 
  11月4日  9月  USDA先月  11月4日  9月  USDA先月 
生産量(百万ブッシェル)  9,864  9,726  9,743  2,785  2,858  2,769 
イールド(ブッシェル/エーカー)  133.7  NA  132.0  38.9  NA  38.7 

 

週間輸出成約高事前予想(単位:千Mt) 
  11月4日(事前予想)  10月29日(実額) 
大豆  500-700  609.1 
大豆粕  75-125  74.3 
大豆油  10-20  35.0 
コーン  850-1,000  1,269.4 
小麦  350-450  332.6 

 

 

本日のトーメンの意見

 

明日、12月限215を割る展開となる可能性がある。その動きを見てみたい。

本日引け後に行われたUSDAによるロシア支援交渉進捗内容発表は、明日の相場にさらなる売り圧力を与えることになる。本日の引け値から考えて、12月限215を割り込むことになる公算は大であり、抵抗線215を割った後の動きは、今後中期的な相場を占う上で注目される。すなわち、215を割ったにもかかわらず下値が限られ、215以上で引けるような場合は、ファンドが本腰で売り姿勢に入ることは当分ないと判断できる。農家売りは本日も少なく、商業筋からの大きなヘッジ売りが期待できないため、明日のファンドの動きは短期的な下値を探る上で興味深い。