(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年11月5日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  215 1/2-15  218 3/4  215  217 1/4  +1 3/4  145613  -199 
99 MAR  226 1/2-27  230  226  228  +1 1/2  91841  +3120 
99 MAY  234 1/4-34 1/2  237 1/2  233 3/4  235 1/2  +1 1/4  34796  +104 
99 JUL  239 1/4-39 1/2  242 1/2  239  241  +1 3/4  42869  +359 
99 SEP  245 1/2  248  245 1/4  246 1/2  +1 1/2  6630  +12 
99 DEC  251 3/4-51  255  251  253 1/2  +1 1/2  19506  +304 
            342687  +3716 

 

−−− 変らずの寄り付き、高値引け −−−

小麦・大豆の上伸に追随、ファンドの買いが入る。 

昨日のロシア向け支援内容が当初は失望感を持って受け止められたものの、今朝になってみれば、市場では追加支援への期待が膨らんでおり、小麦・大豆を中心に買いが入ることとなった。最初は商業筋の買いが目立ったが、そのうちファンドの買い、それもコモディティーファンドだけでなく、大手ヘッジファンドが買いに入ったとの情報もあり、コーンは終日高値での取引きとなった。 

しかし、セッション終盤、インターファクス電が「本日のロシア支援交渉で、いくつかの問題点が平行線のまま打ち切られた。」と報道したことから、最後は本日の高値圏から値を少し戻して引けた。問題点の一つは、米国が支援する食糧に対する輸入関税についてらしい。 

本日のファンドの買いは約3,000コントラクト。輸出成約量は予想範囲内で材料視されず。 

 

各トレーダーの生産量予想、出揃う 

本日、主なトレーダーのコーン・大豆生産量予想が出揃った。(レスリーは明日) 

生産量の平均はコーンが98.14億ブッシェル(97.42〜99.25億の範囲)、大豆の平均は28.12億ブッシェル(27.48〜28.99億)であった。どちらの平均も10月のUSDA以上となっている。詳細は後記。 

 

 

本日のニュース

1)米国の天候

中期予報(11-15日間) 期間後半には米国東部に低気圧が移動し一層寒さが厳しくなりそう。中西部では雨はやや多め、気温は平年よりやや低くなるだろう。 

米国中西部  現在気温は30度台から40度台前半でドライ。土曜日・日曜日にはネブラスカ、アイオワ、ミズーリ北部で降水量0.1〜0.75インチ、55%範囲の雨または雪が予想されている。北部では1〜3インチの積雪の可能性がある。わずかな収穫遅れは出そうだが、収穫はほぼ終了しており大きな問題ではない。最高気温は30度台後半から50度台未満、最低気温は10度台後半から30度台となっている。 

アルゼンチン 昨日は降雨量0.25〜0.75、所により1.25インチで30%範囲の雷雨となった。雨は明日には止んでいくだろう。降雨量は0.25〜1.0インチで45%範囲、北部で降るだろう。この雨で大豆・コーンとも発芽状況は改善されようが依然土中水分は最低限の水準である。 

ブラジル  昨日も降雨量0.25〜1.0インチで10%範囲の雨が降った。今後2日間同程度の雨が予想されるが土曜日から来週火曜日にかけて雨の降る範囲は北部で広がり降雨量は0.25〜1.0、所により2.0インチ、降雨範囲75%程度になろう。大豆、コーンの作付けは雨で若干遅れそう。しかし作付けは例年より進捗状況は良く、むしろ土中水分が増えることで好影響が多いだろう。 

 

 

週間輸出成約高報告(単位:千トン) 

 

週間成約高 

 

成約量合計 

 

成約残  

 
  今年度  来年度  今年度  来年度  今年度  来年度 

コーン 

 

832.4 

 

0.0 

 

14,737.7 

 

13,529.2 

 

8,201.6 

 

4.5 

 

大豆 

 

743.5 

 

0.0 

 

10,374.2 

 

13,240.5 

 

6,485.6 

 

0.0 

 

小麦 

 

319.6 

 

0.0 

 

15,897.2 

 

17,526.3 

 

4,542.5 

 

10.0 

 

大豆粕 

 

167.9 

 

0.0 

 

2,385.1 

 

3,167.2 

 

1,820.8 

 

0.0 

 

大豆油 

 

9.2 

 

0.0 

 

284.7 

 

240.0 

 

200.5 

 

0.0 

 

2)週間輸出検証高(単位:千トン) 

 

輸出量  

 

輸出量累計 

 

USDA予想 

 
   今週     来週   今年度  来年度   今年度 

コーン 

 

882.5 

 

813.2 

 

6,536.1 

 

6,230.5 

 

4,1910 

 

大豆 

 

991.3 

 

1,007.3 

 

3,888.6 

 

5,135.9 

 

22,590 

 

小麦 

 

360.7 

 

569.9 

 

11,354.7 

 

13,288.8 

 

29,260 

 

大豆粕 

 

188.5 

 

105.4 

 

564.3 

 

403.7 

 

7,620 

 

大豆油 

 

36.4 

 

15.6 

 

84.2 

 

72.9 

 

1,200 

 

主な成約先(単位:千M/T) 

日本/277.9     エジプト /133.1      韓国/110.2       台湾/100.0 

メキシコ/59.3    不明/74.5    

 

3)トレーダー生産量予想(単位//生産量;百万ブッシェル,イールド;ブッシェル/エーカー) 

  ---大豆---  ---コーン--- 
  生産量  イールド  生産量  イールド 
ABN AMRO  2,795  39.0  9,817  133.0 
ADM  2,770  38.7  9,800  132.8 
CIS  2,828  39.5  9,854  133.5 
FCC  2,849  39.8  9,891  134.0 
FIMAT  2,750  38.7  9,768  132.4 
MERRIL LYNCH  2,769  38.7  9,829  133.2 
PRUDENTIAL  2,755  38.5  9,925  134.5 
SMITH BARNEY  2,748  NA  9,807  NA 

 

  --平均値--  --レンジ--  USDA先月  USDA昨年 
大豆生産量  2,812  2,748-2,899  2,769  2,703 
大豆イールド  39.4  38.5-41.0  38.7  38.8 
コーン生産量  9,814  9,742-9,925  9,743  9,366 
コーンイールド  132.9  132.0-134.5  132.0  127.0 

 

 

本日のトーメンの意見

 

しばらく、12月限が215を割る動きを見せることは難しいのではないか。

来週火曜日の需給報告でレベル感が決まることになろうが、目先のタイトな需給関係は当分変化しないため、余程弱材料とならない限り、下値期待はできない。収穫がほぼ終了に近づいた現段階で農家売りがこれほどでてこないということは、農家にとって物理的保管能力がそれほど不足していないことを意味する。ほとんどのカントリーエレベータで野積みしているコーンが見られ、そこまでしてでもコーンを市場に今出すつもりがない強い意志がうかがえる。コーンをエレベータから今出しても12月末に出しても保管料は変らないため、相場が高くならなければ、12月までにまとまった売りがでてくることはないであろう。 

積極的なファンドの動きも、下値へのトライ機会を失わさせている。需給報告の数字にもよるが、11月中は安値期待はしていない。