(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報
1998年11月27日
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 98 DEC | 217 1/2-217 | 220 | 216 3/4 | 217 1/2 | +3/4 | 56,910 | -9,674 |
| 99 MAR | 228 1/2-229 | 232 | 228 1/2 | 229 1/4 | +1 | 145,793 | +3,281 |
| 99 MAY | 236 1/2-236 3/4 | 239 1/2 | 235 1/2 | 235 3/4 | +0 | 9,995 | +477 |
| 99 JUL | 242-242 1/4 | 244 3/4 | 241 1/2 | 242 | +3/4 | 20,890 | +76 |
| 99 SEP | 248 1/2 | 249 1/2 | 247 1/4 | 247 1/4 | +1/2 | 1,309 | +249 |
| 99 DEC | 253 1/2 | 255 | 253 | 253 1/4 | +1 | 1,093 | +8 |
| 118,156 | -5,583 |
−−− 高値寄り付き、小幅高引け −−−
高い輸出成約が好感されるも、終盤息切れ。
昨日、アルゼンチンで雨が予報されていたが、ドライ地域には降雨がなく、再び同地域のドライ懸念が買いの手を促すことになった。加えて、輸出成約量が予想の範囲を超えたことが、買い注文を先行させた。
南米の天候不安から、特に大豆が中盤からラリーを見せ、それにつられてコーンも3セント以上高の場面もあったが、引けまでは買い注文が続かず、高値維持はできなかった。
| 輸出成約高、好調を維持、日本向け輸出が中心 |
セッション前発表の輸出成約高は127万トンと、ここ2週間の輸出需要好調維持を示した。成約量の約6割が日本(73万トン)であり、他には韓国・台湾など、輸出先としては通常の国々が主であったが、全体的に輸出が好調なことが好感され、本日中盤のラリーを演出した。
| 本日のニュース |
南米の天候
アルゼンチン 現在のドライな天候は来週初頭まで続く見込み。日曜日までの最高気温は70度台〜80度台だが90度台前半まであがる地域もありそう。雨不足のため土中水分は低下してきている。今のところ水分不足はベルト地帯1/4地域に限られている。大豆がすべて発芽するには12月中に雨が増えることが不可欠である。コーンについては既に大半が植えられているので12月中旬までドライ傾向が続くようなことがない限りドライストレスの心配はない。
ブラジル 現在ベルト地帯北部1/3地域で雨が降っており週末まで続きそう。降水量は0.25-1.5インチ、降雨範囲はベルト地帯30%と予報されている。今週の最高気温は70度台後半から90度台前半。今月は平年より雨が少なかったため南部2/3地域では依然水分量が不足気味である。今後2週間のうちに雨が増えてこないと遅い植え付けの大豆の発芽不良や受粉期のコーンのドライストレスが懸念される。
1)週間輸出成約高報告(単位:千トン)
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 昨年度 | |
| コーン | 1,266.4 | 0.0 | 18,294.4 | 16,024.4 | 9,013.9 | 4.5 |
| 大豆 | 409.7 | 0.0 | 11,509.5 | 15,181.2 | 5,066.5 | 0.0 |
| 小麦 | 630.6 | 0.0 | 17,049.5 | 19,083.9 | 3,976.5 | 10.0 |
| 大豆粕 | 67.4 | 0.0 | 2,621.7 | 3,615.9 | 1,686.5 | 10.0 |
| 大豆油 | 87.9 | 0.0 | 410.6 | 348.7 | 207.3 | 0.0 |
2)週間輸出検証高(単位:千トン)
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 965.9 | 1,002.6 | 9,280.5 | 8,351.8 | 42,550 |
| 大豆 | 708.9 | 856.4 | 6,443.0 | 8,549.7 | 22,860 |
| 小麦 | 506.3 | 547.1 | 13,073.0 | 14,872.8 | 31,300 |
| 大豆粕 | 60.8 | 176.7 | 935.2 | 922.4 | 7,850 |
| 大豆油 | 40.5 | 51.5 | 203.3 | 192.7 | 1,230 |
3)HOG AND STEER/CORN RATIO
| 今週 | 先週 | 昨年同期 | |
| HOG/CORN RATIO | 8.5 | 9.9 | 17.7 |
| STEER/CORN RATIO | 29.6 | 30.4 | 25.7 |
| STEER PRICE | 58.81 | 59.38 | 65.94 |
| CORN PRICE | 1.99 | 1.95 | 2.57 |
| 本日のトーメンの意見 |
頭の重い展開が続くと予想する。
12月限220の区切りを一度付けながら、それ以上の伸びがなかったのは、この1、2ヶ月の相場を象徴している。本日の大豆の急伸や高い輸出成約のようなある程度強い材料があっても、高値に対する警戒感が強い展開は今後も続くであろう。実際、今日は序盤には農家売りヘッジがほとんど無かったが、セッション中の高値推移を見たカントリーエレベータが農家にコンタクトし、売りを促すという姿があちこちで見られた。
このところの好調な輸出成約にしても、好調な理由は日本の大量成約であるが、日本が年間を通じて米国産コーンの大幅需要増に寄与するわけではないことは、我々日本人皆が認識しているところであろう。中期的には、強材料とは言えない。当面気になるのは、南米の天候である。この展開によっては、12月限220台での推移も可能性はあるが、天候に大きな問題が出ない限り、農家売りが増加するであろう1月に向け、下値をうかがう展開となるであろう。