(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年12月11日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  214-14 1/4  217 1/4  213 1/2  216 1/2  +2 1/2  10964  -2252 
99 MAR  222 1/4-22 1/2  225 1/2  221 1/2  224 1/2  +2 1/4  171183  +1243 
99 MAY  229 3/4-29 1/2  232 1/2  229  232  +2 1/2  45702  +141 
99 JUL  235 3/4  238 1/4  235  237 3/4  +2  51369   
99 SEP  242-42 1/4  244  242  242 1/2  +1/2  9858  +151 
99 DEC  247 3/4-48  248 1/2  247 1/4  247 1/2  +0  24330  +317 
            316263  -337 

 

−−− ほぼ変らず寄り付き、高値引け −−−

商業筋の買いにファンドが加わり、堅調。 

需給報告に相場を変化させる材料が無かったために、序盤はブラジルのウェットな天気予報からの他商品の動きにつられ、若干の軟調傾向。取引量が少ない中、ファンドの売り・商業筋の買いが一応均衡がとれた格好となっていた。その後、大豆の値戻しとともにファンドの一部がテクニカル買いに回る動きとなり、週末を控えたショートカバーも入ったことから、コーン相場は値を切り上げながら引けた。 

 

需給報告、全般的にほぼニュートラル 

本日発表の需給報告では、コーン・大豆・小麦3商品とも、相場にはほぼ中立的といえる内容であった。 

コーンにおいては、輸出需要の2,500万ブッシェル増加に加え、エタノール需要好調を背景にFSI消費が3千万ブッシェル増加した。世界需給では、アルゼンチンの生産量を1,350万トンに減少させたほか、ブラジル・ロシア・ウクライナでも生産量減となっている。 

大豆については、米国生産量は史上最高量ながら前月と変らずの27.63億ブッシェル、輸出需要には変化なかったものの、搾油量が1千万ブッシェルだけ減少。全油糧種子の生産量も史上最高量が引き続き予想された。 

どちらの変化も、相場に積極的に影響を与えるものにはならなかった。 

 

本日のニュース

南米の天候

アルゼンチン  現在はドライだが今夜から明日にかけて雨になる地域が出てくる。降雨量は0.25〜1.0、ところにより2.0インチで65%範囲で降り日曜日にはやむだろう。雨は北部及び東部を中心に降る見込み。火曜日に見込まれている降雨量0.25〜1.0で降雨範囲60%の雨も北部及び東部を中心に降るだろう。この雨で大豆地域の水分量は適正となりそうだが、南西部のコーン地域は引き続きドライだろう。南西部では今月中に雨が降らないと単収の減少につながりかねない。 

ブラジル  現在サンパウロ、ミナス・ジュライス南部、ゴイアス南部では雨、その他の地域では曇りになっている。雨は週末にかけて次第に北部1/3地域に移動するだろう。降雨量は0.25〜1.25、ところにより2.5インチ、降雨範囲は60%になりそう。日曜日の夜までには南部で雨になり火曜日まで続くだろう。雨の降る地域は南部2/3範囲に及びそう。降雨量は0.5〜1.5、ところにより2.5インチだろう。来週初めの雨で残ったリオ・グランデ・ド・スルのドライ地域でも水分量が増すことになりそう。コーンの生育、大豆の作付け状況はこれによって改善されそう。 



 

A) USDA SUPPLY/DEMAND REPORT; 米国産コーン(単位:百万ブッシェル)

  1997−1998   1998-1999  
  NOV  DEC  NOV  DEC 
作付面積(百万エーカー)  80.2  80.2  80.8  80.8 
収穫面積(百万エーカー)  73.7  73.7  73.8  73.8 
単収(ブッシェル/エーカー)  127.0  127.0  133.3  133.3 
         
初期在庫  883  883  1,308  1,308 
生産量  9,366  9,366  9,836  9,836 
輸入  9  9  10  10 
・供給合計  10,258  10,258  11,154  11,154 
飼料用/その他  5,664  5,664  5,850  5,850 
食品/工業/種子用  1,782  1,782  1,850  1,880 
輸出  1,504  1,504  1,675  1,700 
・需要合計  8,950  8,950  9,375  9,430 
期末在庫  1,308  1,308  1,779  1,724 
   農家リザーブ  0  0  0  0 
   CCC在庫  4  4  4  4 
   フリーコーン     1,304  1,304  1,775  1,775 
   ローン内在庫  310  310  325  325 
農家平均価格($/ブッシェル)  2.43  2.43  1.80-2.20  1.80-2.20 

 

B) 米国産大豆・小麦・マイロの生産量と期末在庫レポート (単位:百万ブッシェル) 

  1997/98  1998/99 
  生産量  期末在庫  生産量  期末在庫 
  NOV  DEC  NOV  DEC  NOV  DEC  NOV  DEC 
大豆    2,703  2,703  200  200  2,763  2,763  365  365 
小麦  2,527  2,527  722  722  2,557  2,557  827  827 
ソルガム  653  653  49  49  521  521  55  55 

 

C) 他国のコーン生産量と輸出入量  

@1998・99クロップ,単位:百万トン 

  生産量(前月比)  輸出量(前月比)  輸入量(前月比) 
南アフリカ  9.0 ( +0.5 )  2.0 ( +0.5 )  0.25 ( ±0 ) 
アルゼンチン  13.5 ( -1.5 )  9.0 ( -1.0 )  0.0 ( ±0 ) 
中国  124.0 ( ±0 )  4.0 ( ±0 )  0.25 ( ±0 ) 

A1997・98クロップ,単位:百万トン 

  生産量  輸出量  輸入量 
南アフリカ  7.55  1.25  0.35 
アルゼンチン  19.36  13.0  0.0 
中国  104.3  6.17  0.33 

 

 

本日のトーメンの意見

 

底固く、下値は限られるが、下げ場面が完全に終了したと見るのは少し早い。

米国キャトル・ホッグ市場が下げ続け、本日はリミットダウンとなった。ある程度、飼料穀物市場には折り込み済みとは言え、ここまでの続落の影響は少なくなかろう。本日のコーン相場は、商業筋のプライシングが継続していたところに、ショート気味だったファンドが週末を控えたカバーを入れ、売り物不足で上げたという展開であり、ファンダメンタルに依るものではないと見ている。 

本日はクリスマス休暇の資金作りか、農家の現物売りに増加傾向が見え始めた。大豆・大豆粕・小麦の相場は底が見えていないことからそれらの影響も考えられ、年末を控えた農家の動きや、南米の天候次第でコーン相場に下値の余地はまだあると思われる。