(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年12月17日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  216 1/2-3/4  216 3/4  212 3/4  213  -2 3/4  4,273  -1,401 
99 MAR  224 1/4-3/4  225  220 1/4  220 3/4  -2 1/2  172,538  -50 
99 MAY  232-31 1/2  232  227 3/4  228  -2 1/2  47,167  +436 
99 JUL  237 3/4-38  238  234  234 1/4  -2  52,360  +72 
99 SEP  242 1/4-1/2  243 1/4  240 3/4  240 3/4  -1 1/2  10,489  +39 
99 DEC  247 1/2-47  248  246  246 1/4  -3/4  26,434  +803 
              -21 

 

−−− 高値寄り付き、安値引け −−−

高い輸出成約が最後まで相場を支えきれず、下落。 

意外と大きかった輸出成約が、序盤の相場の主要因となり、堅調な展開を作った。アメリカ中部の低気温が飼料需要促進を連想させていることや、昨晩の韓国向け8万トン強の成約も、材料にされていた。 

しかし、低い取引量の市場にファンドが売りによって参入したところで、その堅調展開は終了、あとはずっと軟調に変化した。南米の雨が、ブラジル・アルゼンチン両国を、理想的な作付け環境に近づけており、週末からさらにウェットになることが、高い輸出成約量のインパクトを凌駕したようだ。 

イラクへの攻撃の影響は原油以外の商品市況には少なく、クリスマスムードやデフレ基調の方が、相場を支配していた。 

本日のファンドの売りは6,300コントラクトと見られる。 

 

本日のニュース

南米の天候

アルゼンチン  現在はドライ。日曜日から月曜日にかけて北部及び東部では雨になるだろう。降雨量は0.25〜0.75、ところにより1.5インチで降雨範囲はコーン地帯の50%、大豆地帯の65%の予報になっている。最高気温は70〜90度台前半だろう。この雨で大豆・コーンとも生育条件は一層改善されるだろう。ドライのままの地域はブエノス・アイレス南部だけになるだろう。 

 

ブラジル  現在サン・パウロ北部、ミナス・ジェライス南西部では雨となっている。今後3日間雨は北部で降り続けるだろう。降雨範囲は45%で降雨量は0.25〜1.0、所により2.0インチだろう。日曜日の夜には南部で雨が降り、月曜日・火曜日には北部に広がる見込み。降雨量0.25〜1.0、ところにより2.0インチで降雨範囲が南部で75%、北部で55%の雨になるだろう。最高気温は70度台半ば〜90度台半ばの見込み。雨が増えてきたため大豆・コーンとも環境はさらに改善された。大豆の作付けは来週中に終了する見込み。 

 

1)週間輸出成約高報告(単位:千トン) 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  昨年度 
コーン  1,238.7  0.0  21,045.6  17,756.7  8,472.2  7.0 
大豆  552.5  0.0  12,871.3  16,958.8  4,471.1  0.0 
小麦  474.8  0.0  18,161.2  20,412.4  3,545.6  13.7 
大豆粕  82.5  0.0  2,950.8  4,253.2  1,603.2  10.0 
大豆油  23.7  0.0  507.7  494.9  239.7  0.0 

[参考] 成約高事前予想 

  事前予想(単位:千トン) 
コーン  850−1,000 
大豆  350−450 
小麦  350−450 
大豆粕  75−125 
大豆油  10−20 

2)週間輸出検証高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,465.0  845.9  12,573.4  10,836.2  43,180 
大豆  614.7  771.8  8,400.2  11,020.9  22,860 
小麦  548.0  617.5  14,615.6  16,506.6  31,300 
大豆粕  117.3  179.0  1,347.6  1,422.9  7,710 
大豆油  32.5  23.3  268.0  224.9  1,230 

−−−コーン主な成約先(単位:1万トン) 

韓国/32.3     メキシコ/23.1     日本/16.9 

チリ/10.7     アルゼンチン/6.1   ドミニカ/5.1 

エジプト/4.7    ベネゼーラ/3.0    コロンビア/2.8 

台湾/2.6      マレーシア/−4.9   合計/123.9 

 

12月限受渡通知 

 

  受渡日  数量  LAST TRADE DATE 
コーン  DEC18'1998  28LOTS  OCT 09, 1998 
小麦  DEC18'1998  27LOTS  DEC 14, 1998 
大豆粕  DEC18'1998  0LOTS  NOV 09, 1998 
大豆油  DEC18'1998  331LOTS  DEC 16, 1998 

 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

来週にかけて下落を予想。

先週に比べて43%増加した輸出成約量は、予想の範囲を大きく超えており、久しぶりに強材料のファンダメンタル要因であった。にもかかわらず、1時間程度しか、相場をプラスサイドに維持できなかったことは、現在のコーン相場の方向感を表していると言えよう。 

イラクへの攻撃による原油価格急騰にもかかわらず、CRB指数は下落。米国商品市況のデフレーションムードは明白だ。加えて、ターチメーカーや大規模畜産農家などの米国内需要家の、年明け使用のコーン手当てはほぼ終了た。最近、そこからのプライシングが相場を支えていたが、もはやその価格支援圧力はすでに小さい。一方、農家売りは来週前半まで継続すると見られ、取引量が細っている時だけに、相場の主要因となることが考えられる。 

ここ1週間ほどの下値サポートラインであった3月限221-1/2を、本日抜いた。テクニカルに見ても、コーン相場は弱い。