(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年12月18日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
98 DEC  213-12 1/2  213  208 1/2  210 1/4  -2 3/4  2446  -1827 
99 MAR  220-20 1/4  220 3/4  218 3/4  219 1/4  -1 1/2  174898  +2360 
99 MAY  227 3/4-27 1/2  228  226 1/2  226 3/4  -1 1/4  49007  +1840 
99 JUL  233 1/2  233 3/4  232 1/2  233  -1 1/4  54433  +2073 
99 SEP  241  241  239 3/4  239 3/4  -1  10955  +466 
99 DEC  246  246  245  245 1/4  -1  26604  +170 
            321710  +5227 

 

−−− 安値寄り付き、安値引け −−−

ファンドの連日の売りにより終始安値圏。 

昨日サポートラインを割って安値をつけたことがテクニカルに売り材料と取られ、ファンドが売りサイドに回った。南米の天候も予報通り順調であり、畜産市況もふるわないことが、売り手に安心感を与えていた。 

セッション引け後に発表される予定であった「USDAの過去5年間の生産量見直し」で、生産量および飼料需要量が引き下げられるとの大方の見方が、相場の頭を抑えた。 

今日も薄商いの中、ファンドの売りと農家売りが目立つ展開であった。 

 

USDA生産量見直し報告、大きな変化なし 

USDAは取引終了後に、過去5年間(1,993〜1,997年)の生産量等の修正報告をした。コーンに関しては、97年・96年の生産量減が相場の材料になりそうだ。減少は97年が1.7%、96年が0.7%であるが、結果として両年の飼料需要量がその分少なかったという解釈がなされており、98年についても今までの予想より飼料需要量は少ないはず、という連想になり、相場には、少し弱材料だ。もっとも、本日のセッション中にある程度予想されていたことゆえ、明日の相場へのインパクトは大きくはないであろう。 

この報告は、USDAが毎回の生産量・需給報告のために集めたデータと、その後現在になって集められる新しいデータ(1997年の農業統計も含め)、輸出データ、船積みデータ、4半期毎の在庫報告などを総覧して、過去の予想した各数字の修正がなされるもの。5年毎に報告され、次回は2003年になる。 

 

本日のニュース

南米の天候

アルゼンチン  現在は概ねドライ。日曜日に雨が降り出し月曜日にはやんでいくだろう。降雨量は0.25〜0.75、ところにより1.5インチで降雨範囲はコーン地帯の50%、大豆地帯の65%の予報になっている。雨は北部及び東部で降る見込み。最高気温は70〜90度台前半だろう。この雨で大方の地域の生育条件は改善されるだろう。ブエノス・アイレス南部のコーン地帯はドライ傾向のため雨が今月中になければ単収が落ち込む恐れがある。 

ブラジル  現在北部1/4では雨となっている。ベルト地帯最北端では明日まで雨が続きそう。降雨範囲は20%で降雨量は0.25〜1.0インチだろう。日曜日の夜から火曜日まで降雨量0.25〜1.0、ところにより2.5インチの雨が降るだろう。降雨範囲は南部の75%、北部の55%の見込み。最高気温は70度台半ば〜90度台半ばの見込み。来週初めの雨で南部の水分量は一層上がり大豆・コーンとも生育環境が更に良くなりそう。 

 

12月限受渡通知 

 

  受渡日  数量  LAST TRADE DATE 
コーン  DEC 21, 1998  40 LOTS  OCT 10, 1998 
小麦  DEC 21, 1998  20 LOTS  DEC 03, 1998 
大豆粕  DEC 21, 1998  162LOTS  NOV 27, 1998 
大豆油  DEC 21, 1998  279LOTS   DEC 17, 1998 

 

 

4)コミットオブトレーダー(FUTURE) 

 

コミットメント・オブ・トレーダーズ      ___  ___     

(12月8日、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
           
  LONG    SHORT    NET   
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  37,955  -7,286  50,247  25,001  12,292  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  19,061  3,590  19,061  3,590     
COMMERCIAL  183,170  9,080  120,550  -28,550  62,620  LONG 
TOTAL  240,186  5,384  189,858  32  50,328  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  75,445  -4,311  125,773  1,041  50,328  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  315,631  1,073  315,631  1,073     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  76.1%    60.2%       
SMALL TRADERS  23.9%    39.8%       
             

(12月15日現在、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
LONG    SHORT       
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  36,666  1,289  49,275  -972  12,609  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  18,874  -187  18,874  -187     
COMMERCIAL  185,965  2,795  120,368  -182  65,597  LONG 
TOTAL  241,505  1,319  188,517  -1,341  52,988  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  74,999  -446  127,987  2,214  52,988  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  316,504  873  316,504  873     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  76.3%    59.6%       
SMALL TRADERS  23.7%    40.4%       

−−− 

 

全米牛飼養頭数レポート/主要7州(単位:千頭) 

  1996  1997  1998  1998/96  98/97 
11/12飼養頭数  8,534  9,390  9,195  108  98 
11月度導入頭数  1,953  1,826  1,725  88%  94% 
11月度販売頭数  1,418  1,429  1,448  102%  101% 
その他のロス  66  69  63  95%  91% 

 

USDA全米穀物生産量最終報告(コーン過去5年間) 

  作付け面積  収穫面積  イールド  生産量 
  修正前  修正後  修正前  修正後  修正前  修正後  修正前  修正後 
1997  80,227  79,537  73,720  72,671  127  126.7  9,366  9,207 
1996  79,507  79,229  73,147  72,644  127  127.1  9,293  9,233 
1995  71,245  71,479  72,887  72,514  113.5  113.5  7,374  7,400 
1994  79,175  78,921  72,887  72,514  138.6  138.6  10,103  10,051 
1993  73,235  73,239  62,921  62,933  100.7  100.7  6,337  6,338 

USDA全米穀物生産量最終報告(大豆過去5年間) 

  作付け面積  収穫面積  イールド  生産量 
  修正前  修正後  修正前  修正後  修正前  修正後  修正前  修正後 
1997  70,550  70,005  69,584  69,110  38.8  38.9  2,703  2,689 
1996  64,205  63,195  63,409  63,349  37.6  37.6  2,382  2,380 
1995  62,575  62,495  61,624  61,544  35.3  35.3  2,177  2,177 
1994  61,670  61,620  60,859  60,809  41.4  41.4  2,517  2,515 
1993  60,135  60,085  57,347  57,307  32.6  32.6  1,871  1,870 

 

 

本日のトーメンの意見

 

来週に入っても、傾向は変らない。少しずつ安値を見る。

キャトルオンフィード報告では導入が予想を下回り94%、12月29日の4半期HOG/PIG報告では飼養頭数が5〜10%も減少するとの意見が出始め、世界最大の養豚企業であるマーフィーファームは昨日信用不安説を打ち消したものの大幅な導入削減を発表した。史上最高のブタ、トリ頭羽数に対し、アジア・ロシアなどからの需要減という構図が、未曾有の畜産危機を生み出している。 

CRBは回復の兆しを見せておらず、南米の生育・作付け環境は良化するばかり。第一四半期のコーンの農家売り量は明らかに例年に比べ少なく、史上2番目の生産量の今年、今後の潜在供給量は巨大だ。それに比べて、需要は不透明感が残る。 

来週も話題は上記が中心になると思われ、南米の天候に異変がない限り、弱い圧力ながらも売り先行となることが予想される。ファンドの売り越し量は意外に大きかったことが、気にはなるが、来週前半は安値傾向は継続するであろう。