(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1998年1月04日

 

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  214 1/2-15  215 3/4  214  214 3/4  +1 1/4  183588  +2999 
99 MAY  222-21 3/4  222 3/4  221 1/4  221 3/4  +3/4  53665  +1012 
99 JUL  229-28 1/2  229  227 1/2  228  +3/4  60871  +617 
99 SEP  234 1/2-34 3/4  235 1/2  234 1/2  235  +1  14420  +300 
99 DEC  241 1/4-41 1/2  241 1/2  240 1/4  240 3/4  +3/4  28998  +217 
00 MAR    248 1/2  247 1/4  248  +1/2  1992  -17 
            345784  +5099 

 

−−− 高値で寄り付き、高値で引けた −−−

米国中西部の気温の低下、週末の降雪による輸送の停滞、アルゼンチンのドライ気味な天候を背景に高値での推移となった。 

先週末米国中西部では記録的な降雪となったことから産地での輸送が滞り、、現物価格の上昇が予想されたこと、また、気温の低下から飼料需要の増加が見込まれたこと、週間搾油レポートにて予想以下の搾油量が示され、大豆粕市場に強材料視されたこと、などから高値での寄付きとなった。アルゼンチンの天候懸念も加わり投機筋のショートカバーが先行、午前中に本日の高値を付けた。その後、セッション中に発表された輸出検証高は事前予想を下回るものであったこと、現状アルゼンチンでは良好な生育状況を示していること、などからやや軟化を見せた。しかしながら、先週比同値付近への下落場面では買い支えられ、結局前日比1セント前後値を上げての引けとなった。 

 

 

 

本日のニュース

南米の天候

アルゼンチン  現在はベルト地帯北東部で曇っているが概ねドライ。金曜日に予想される降雨量0.1〜0.75インチ、降雨範囲40%の雨までドライな天候は続きそう。雨は北東部に降るだろう。最高気温は70度台半ば〜80度台半ばだろう。大半の地域で穀物の水分量は十分になりそうだがベルト地帯南西部のコーン地域だけは土中水分不足になりそう。この地域では今月後半に雨がないと水分ストレスは避けられそうにない。                                  

ブラジル  現在リオ・グランデ・ド・スル北端、サンタ・カタリナ、パラナ、サン・パウロ西部、ミナス・ジェライスで雨になっている。雨は南部1/3で明日まで続く可能性がある。降雨量は0.25〜1.0、ところによって2.0インチで降雨範囲は60%に及ぶだろう。その後南部は金曜日までドライの見込み。一方北部は今週いっぱいウエットだろう。5日間合計ではほぼ全域で0.5〜2.0、ところにより4.0インチの雨になるだろう。最高気温は70度台半ば〜90度台半ばの見込み。ベルト地帯北部では今後も水分量は必要量以上で推移しそう。リオ・グランデ・ド・スルでは水分量はやや少なくなりそうだが今月末までは水分量は穀物にさほど大きな影響を与えないので問題は今のところ特にないだろう。 

NWS 6-10 DAY US WHETHER OUTLOOK 

1/10-14の予報    

  気温  降水量 
コーンベルト西部  N/B(19)  N/A(0.14/1) 
コーンベルト東部  B/N(27)  A(0.42/2) 
デルタ地帯  N(43)  A(0.78/2) 

−−−平年以下の気温の継続から強材料ととられている。 

 

1月限受渡通知

 

  受渡日  数量  LAST TRADE DATE 
大豆  JAN 5, 1999  受け渡しなし  該当なし 
大豆粕  JAN 5, 1999  受け渡しなし  該当なし 
大豆油  JAN 5, 1999  836LOTS  DEC 22, 1998 

−−−大豆、大豆粕市場に強材料と作用した。 

 

2)週間輸出検証高 

         

単位:百万ブッシェル  12月31日  −先週−  昨年同期  今年度累計  昨年同期累計  事前予想 
小麦  10.8  22.8  14.8  632.0  678.7  18-23 
コーン  25.0  35.5  21.3  613.8  514.3  30-35 
大豆  19.8  15.2  15.6  376.5  501.2  12-16 

−−−コーンは予想範囲以下であり、弱材料と取られた。 

 

3)コミットオブトレーダー(FUTURES) 

 

コミットメント・オブ・トレーダーズ         

(12月22日、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
           
  LONG    SHORT    NET   
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  35,749  -920  62,907  13,632  27,161  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  19,214  340  19,214  340     
COMMERCIAL  200,593  14,628  118,320  -2,048  82,273  LONG 
TOTAL  255,553  14,048  200,441  11,924  55,112  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  73,237  -1,762  128,349  362  55,112  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  328,790  12,286  328,790  12,286     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  77.7%    61.0%       
SMALL TRADERS  22.3%    39.0%       
             

(12月29日現在、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
LONG    SHORT       
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  37,175  1,429  62,694  -213  25,519  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  18,208  -1,006  18,208  -1,006     
COMMERCIAL  201,750  1,157  120,688  2,368  81,062  LONG 
TOTAL  257,133  1,580  201,590  1,149  55,543  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  73,409  172  128,952  603  55,543  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  330,542  1,752  330,542  1,752     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  77.8%    61.0%       
SMALL TRADERS  22.2%    39.0%       

−−−中間材料ととられている。 

 

NOPA週間搾油高(単位:千ブッシェル、大豆粕輸出量はトン) 

  今週  先週  昨年同期 
搾油量  29,829  31,383  33,910 
搾油量(OCT01'97〜)  414,143  384,314  421,765 
大豆粕輸出  131,700  104,596  178,035 

−−−搾油量は減少を示しており、大豆市場には弱材料ととられる一方で、大豆粕、大豆油市場にはやや強材料ととられた。 

 

98/99CROP 大豆・コーン作付け進捗率(アルゼンチン、アルゲンチン政府発表) 

 

大豆(単位:%)  12月25日  先週  前年同期 
 サンタ・フェ  98.3  n/a  92.1 
 コルドバ  95.2  n/a  95.5 
 ブエノス・アイレス  87.4  n/a  72.4 
 全体進捗率  919  86.3  86.2 
コーン(単位:%)       
 全体進捗率  92.3  88.5  93.5 

 

作付け面積(百万ha)  昨年度実績  本年度見積もり  前年度比 
大豆  7.18  7.57  +5.5% 
コーン  3.75  3.25  ‐13.3% 

 

南アフリカコーン生産予想(南ア米国大使館発表) 

 

  1999‐2000  1998-1999  1997-1998 
作付け面積(百万ha)  3.156  2.956 
生産量(百万トン)  8  7.544  10.1 
輸出量(百万トン)  1.25  1.25  1.921 

 

 

本日のトーメンの意見

 

本日は終始先週比高値での推移となったものの、産地での輸送の停滞、平年以下の気温の継続予報という強材料の割には高値は限られたものであったと感じている。米国産地では、輸送状況の回復につれて農家売りが増加していくことが予想されることから、アルゼンチンでの良好な生育状況(ややドライ気味な天候となっていることが気がかりではあるが)も合わせると、このまま右肩上がりとなるとはは考えていない。本格的な上げ相場となるには、まずは需給報告での数字如何と判断している。本日引け後に発表された6−10日間天気予報では低温の継続が予報されていることから、明日もやや高値での寄付きとなるとみられているが、短期的な高値余地は限られたものとなるのではないか。