(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報
1999年1月13日
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 MAR | 215 1/2-15 | 215 3/4 | 214 1/4 | 215 1/4 | -2 | 173,036 | -1,885 |
| 99 MAY | 221-21 1/2 | 221 1/2 | 220 | 221 1/4 | -2 | 58,993 | -914 |
| 99 JUL | 226 1/2-27 | 227 1/4 | 226 | 227 | -2 | 65,309 | +1,170 |
| 99 SEP | 234 | 234 1/4 | 233 | 233 1/2 | -2 | 15,899 | +981 |
| 99 DEC | 239 3/4-39 1/2 | 240 3/4 | 239 1/4 | 240 | -1 1/4 | 33,941 | +3,184 |
| 00 MAR | 246 1/2-46 3/4 | 247 3/4 | 246 1/2 | 247 | -1 1/2 | 2,463 | +66 |
| +2,616 |
−−− 安値寄り付き、安値引け −−−
ブラジルの通貨切り下げから、売られる。
昨晩ブラジル通貨レアルが対USドルレートを実質的に切り下げ、中央銀行総裁が辞任したことが、南米経済への不信感を募らせることになり、穀物だけでなく、株式・物価・他商品市況に売りプレッシャーをかけた。
特に穀物市場においては、ブラジル通貨が切り下げられたことによって、ブラジル産大豆・大豆粕などが安価になるとの見方で大豆が売られた。また、ブラジルだけでなく、南米全体の経済にも影響があるとの連想から、アルゼンチン産コーンのUS産に対する競争力が上昇するとも見られたことで、コーンにも影響は少なくなく、寄付きから売られる展開となった。
アルゼンチンに予想以上の雨がついたことも売りを助長した。しかしながら、2セント程度下落したところでは、ファンドによる益出しのショートカバーや商業筋のプライシングが根強く入り、底が抜けるほどには至らなかった。途中、ダウ工業株が本日の底を脱したことが好感され、穀物相場も値を若干戻して引けとなった。
ファンドの動きは、売り買い交錯していたが、ネットは1,400コントラクトの売りであった。
| 本日のニュース |
南米の天候
アルゼンチン 今朝早朝には降雨量0.25〜1.0、ところにより2.0インチでコーン地帯の50%、大豆地帯の65%の範囲で雨になった。現在この雨はベルト地帯北東部に抜けようとしている。コルドバ南部、サンタ・フェ、ブエノス・アイレス西部で降雨に恵まれた。今後の降雨量は0.1〜0.5インチでベルト地帯の10%範囲で降るだけだろう。土・日には再び雨になりそう。降雨量は0.25〜1.0、所により2.0インチで降雨範囲は65%の予報になっている。最高気温は70度台後半〜90度台前半だろう。過去24時間で降った雨で多くの地域では水不足解消に向かいそう。さらに週末の雨で残りの地域でもドライな状況は改善に向かうだろう。
ブラジル 現在ミナス・ジェライス南部、サンパウロ東部で所によりにわか雨になっている他は概ねドライ。今日の雨は降雨量0.25〜1.0、所によって2.0インチで降雨範囲は25%の見込み。その後木曜日以降雨はベルト地帯北部2/3地域に集中するだろう。水曜日から土曜日にかけての降雨量は0.5〜1.5、ところにより3.0インチ、降雨範囲は60%になるだろう。最高気温は70度台半ば〜90度台前半の見込み。大半の地域でコーン受粉や大豆の着鞘に適した水分量が得られている。しかしこのところドライ傾向が続いていたリオ・グランデ・ド・スル南部では今月中には雨が望まれるところ。
長期予報
米国中西部 現在の寒暖差の激しい気候は春まで続きそう。11月後半の記録的な温かさに続き12月後半は記録的な寒さになった。1月後半は平年より暖か目に2月上旬は再び寒くなるだろう。春・夏には平年より涼しくなり、雨は中西部東側でやや多め、西部では平年なみかやや低めになろう。このため冬小麦のイールドはやや落ちるがコーン・大豆はほぼ平年並みになる見込み。
アルゼンチン 特に南部に見られるドライ傾向は今後も続きそう。ドライな地域は更に北東に広がりリオ・グランデ・ド・スルもドライになるだろう。全体としてイールドは低下する見込み。
ブラジル 現在異常にドライな天候はリオ・グランデ・ド・スルだけになっている。同州では今後2ヶ月はこの状態が続き南部1/4地域では単収の低下が予想される。しかし他地域の単収の増加が見込まれておりこのマイナスは十分に補えるので全体では平年なみになるだろう。
| NWS 6-10 DAY US WHETHER OUTLOOK |
1/19-23の予報
| 気温 | 降水量 | |
| コーンベルト西部 | A(22) | A(0.15/1) |
| コーンベルト東部 | A(29) | A(0.39/2) |
| デルタ地帯 | A(45) | B/N(0.77/2) |
| BULLISH CONSENSUS |
| CORN | 27(18/12) | SOYBEANS | 25(23/14) | WHEAT | 25(16/5) |
| BEAN OIL | 19(22/6) | BEAN MEAL | 19(16/12) | J-YEN | 73(79/69) |
| EXPORT SALES (MARKET FORECASTS) |
| 予想(千トン) | 前週実績 | |
| 大豆 | 300-500 | 216.2 |
| コーン | 600-850 | 425.2 |
| 小麦 | 250-400 | 357.2 |
| 大豆粕 | 70-150 | 100.4 |
| 大豆油 | 5-20 | 16.2 |
| 1月限受渡通知 |
| 受渡日 | 数量 | LAST TRADE DATE | |
| 大豆 | 01/14/99 | 246 LOTS | 01/05/99 |
| 大豆粕 | 01/14/99 | 0 LOTS | 11/30/98 |
| 大豆油 | 01/14/99 | 350 LOTS | 01/12/99 |
| 本日のトーメンの意見 |
安値予想継続。
ブラジル政府は50億レアルを緊急対策費として計上することを検討しており(日本政府に比べ対応が迅速である)、また、一部には南米経済に対して楽観論もあるため、ブラジルの経済不振の影響は明日には一旦沈静化を見せるかも知れない。しかし、通貨が切り下げられたことは事実であり、US産穀物の競争力への影響は継続されることになる。仮に、本日の安値が行過ぎという雰囲気が明日流れたとしても、穀物市場への影響は今後効いてこよう。
小麦が弱い。昨日の冬小麦作付け面積減にもかかわらず、本日も安値を更新した。世界的な供給増、それほど変わらぬ需要、多めの期末在庫がさらなる下値を予感させている。大豆・コーン・小麦の3商品の中で、小麦が下値余地が最も大きいと言えるかも知れない。ソルガムの高値からコーンに需要が回るとの見方があるが、それ以上に飼料用小麦がコーン需要を奪う数量の方が世界的規模では上回るのではないか。
南米でドライであった地域は、特にアルゼンチン南部であったが、本日セッション後クロップキャスト社は、週末にかけてその地域で大量の降雨があると予報した。明日の相場の要因となりそうである。
本日、スパークスが99/00年度コーンの期末在庫を19.88億ブッシェルと予想した。98/99年度に比べてさらに1億ブッシェル以上増加させるという見積もりである。ベアリッシュな数字を出す傾向があるスパークスとは言え、新穀相場を占う一要因となる。
明日にも、3日続けての下げに対する修正と言えるような相場局面があるかも知れない。しかし、相場全体の環境は変化しておらず、買い焦る必要性は感じていない。