(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1999年1月15日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  215 3/4-16 1/4  217 1/4  215 1/4  215 1/2  +0  171125  -1113 
99 MAY  221 3/4-22 1/4  223 1/4  221 1/4  221 3/4  +0  60187  +707 
99 JUL  227 1/2-27 3/4  228 1/2  227  227 1/4  +0  65338  +197 
99 SEP  233 1/4  233 3/4  232 1/2  232 3/4  -1/4  16512  +106 
99 DEC  239 1/4-39 1/2  239 1/2  238  238 1/4  -3/4  36069  +1135 
00 MAR  246 1/4  247 1/4  245  245 1/4  -1  2784  +169 
            354649  +1233 

 

−−− 小幅高寄り付き、ほぼ変わらずの引け −−−

ダウ回復とファンドカバーがあるも、結局引けは変わらず。 

ブラジルが一昨日変更したばかりの為替変動幅を今朝早くも撤廃し、完全変動制としたことで、同国通貨は10%以上の下落を示した。ところが、同国株式指数は大きく上昇、それにつられたダウ工業株が上昇基調になったことが、穀物相場に好感された。 

また南米アルゼンチンで予想に比べて狭い範囲でしか雨が降っていないことや、台湾・韓国が昨晩US産の成約を行ったことから、寄付き時点は買い注文が多く、小幅高となった。その後も3連休前のショートカバーが少ないながらも入り続けた。 

しかしながら、本日は農家売りが近頃にしては多く、終始相場にプレッシャーをかけ、一部ファンドの売り足しも手伝って、引けは結局変わらずとなった。新穀は、多めの期末在庫予想で安値引け。 

 

 

 

 

本日の天気予報

南米の天候

アルゼンチン  現在はドライだが土曜日の夜から月曜日の朝にかけて55%範囲の雨になりそう。降雨量は0.25〜1.0、ところにより2.0インチで北西部に降る見込み。火曜日にはまたドライになるだろう。最高気温は70度台後半〜90度台前半になるだろう。受粉期のコーンには水分量はほぼ全域で適量だろう。しかしサンタ・フェ中部、ラ・パンパではドライな地域もあり雨が望まれる。                                  

ブラジル  現在ベルト地帯北部では雨になっている。日曜日まで北部3/4で雨が続きそう。降雨量は0.5〜1.5、所により3.0インチで降雨範囲は65%になるだろう。更にリオ・グランデ・ド・スルでは月、火曜日にも雨が降るだろう。その際の降雨量は0.25〜1.5インチで同州の70%範囲になるだろう。最高気温は70度台半ば〜90度台前半の見込み。北部では今回の雨でコーン受粉や大豆の着鞘に適した水分量が得られよう。更に来週初頭には南部でも雨が多くなりそう。 

NWS 6-10 DAY US WHETHER OUTLOOK 

1/21-25の予報    

  気温  降水量 
コーンベルト西部  A(22)  A(0.15/1) 
コーンベルト東部  A(29)  A(0.39/2) 
デルタ地帯  A(45)  B/N(0.77/2) 

 

本日の発表等
1月限受渡通知

 

  受渡日  数量  LAST TRADE DATE 
大豆  01/19/99  36 LOTS  01/05/99 
大豆粕  01/19/99  0 LOT  12/10/99 
大豆油  01/19/99  401LOTS  01/14/99 

 

NOPA週間搾油高(単位:千ブッシェル、大豆粕輸出量はトン) 

  今週  先週  昨年同期 
搾油量  29,263  29,553  32,434 
搾油量(OCT01'97〜)  472,989  443,696  486,607 
大豆粕輸出  94,732  141,665  295,002 

 

 

コミットオブトレーダー(FUTURES) 

 

コミットメント・オブ・トレーダーズ         

(1月12日、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
           
  LONG    SHORT    NET   
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  38,134  959  85,749  23,055  47,615  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  17,393  -815  17,393  -815     
COMMERCIAL  219,251  17,501  115,943  -4,745  103,308  LONG 
TOTAL  214,778  17,645  219,085  17,495  55,693  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  77,435  4,026  133,128  4,176  55,693  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  352,213  21,671  352,213  21,671     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  78.0%    62.2%       
SMALL TRADERS  22.0%    37.8%       
             

(1月5日現在、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
LONG    SHORT       
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  37,461  -673  71,888  -13,861  33,427  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  17,187  -206  17,187  -206     
COMMERCIAL  218,273  -978  127,826  11,883  90,447  LONG 
TOTAL  272,921  -1,857  216,901  -2,184  56,020  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  79,247  1,812  135,267  2,139  56,020  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  352,168  -45  352,168  -45     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  77.5%    61.6%       
SMALL TRADERS  32.5%    38.4%       

 

 

本日のトーメンの意見

 

下げ基調は継続される。

ブラジル通貨変動幅規制撤廃が、ブラジル経済の安定を連想させ、ブラジル株→ダウ工業株が相次いで上昇したことを、穀物相場が好感したことは理解に苦しむ。確かに33%もの株価上昇がブラジル経済に短期的に寄与することもあろうが、こと穀物相場を占うには余りにも短絡的な見方だ。 

株価安定は目先の短期的なものであり、ブラジルレアルがここ3日で20%以上下落し、今後それに規制が加えられないという事実は、穀物市場に今後より大きな影響を与えることになる。ブラジルのコーン輸入減・大豆輸出増につながるだけでなく、すでに動揺しているアルゼンチンペソのことを考えると、米国産の輸出市場は縮小を余儀なくされよう。株価云々でなく、穀物相場では明らかに売りのサインだ。 

ファンドのショートポジションは1月12日時点で34,000コントラクト以上と予想を超えるものである。南米の天候など異変があった場合は、短期的ながら大きな反転となる潜在性を秘めており、注意が必要だ。しかしながら、その34,000コントラクト自体が買いの材料になる訳ではない。相場環境は依然から述べているとおり下落のサインを出しており、異変が無ければ大きな反転はない。昨年8月末から9月辺りの売り越しポジションは54,000コントラクトであった。 

とりあえず、この3連休中の南米・北米の天候が気になるところだ。