(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1999年1月25日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  213 1/2-12 3/4  215 3/4  212 1/4  215 1/2  -3/4  169500  -768 
99 MAY  219 1/4-18 1/4  221 1/4  218  221 1/4  -1/2  64229  +517 
99 JUL  224-23  226 1/4  223  226  -1  68223  +645 
99 SEP  230  232 1/2  230  232 1/2  -1/2  17868  +33 
99 DEC  236 1/2-36 3/4  239 1/4  236 1/4  239 1/4  +0  39538  +841 
00 MAR  244-44 1/2  247  244  247  +1/2  3436  +96 
            365664  +1371 

 

−−− 安値寄りつき、小幅安引け −−−

南米の効果的な雨が、当面の強材料を払拭、売られる。 

週末ブラジル・アルゼンチン両国に広範囲な雨があり、それがドライであった地域を含んでいたため、寄付きに売り注文が集中した。小麦・大豆も同様で、穀物市場は大幅下げのスタートとなった。中国の新聞が自国通貨切り下げに好意的な記事を載せたことも話題になり、ブラジルの経済混迷とともに、相場が世界の経済情勢に神経質になっていることをうかがわせた。 

しかしながら、取引が活発であったのは寄付き後15分間のみ。その後は注文量が減少、ピットは突然静かになった。寄付きに見られたような大量売り注文は姿を消し、少量の商業筋の買いが中心となり始め、少しずつ価格レベルは上昇した。 

結局、寄付きが最安値圏、引けが最高値圏であった。7月限は約定安値を更新。ファンドの動きは本日600コントラクトの売りサイド。 

 

 

ブラジルで収穫開始 

ブラジルの北部州の一部で、コーン収穫作業が開始されている。イールドは昨年に比べると低めとの情報であり、受粉期の乾燥気味の天候が理由と考えられているが、市場である程度の低イールドは予想されていたため、相場に直接インパクトは与えていない。アルゼンチンは、ほとんどの地域で受粉期の最中。 

 

 

本日の天気予報

南米の天候

アルゼンチン 木曜日までドライとなる見込み。金尿日には西部地域で降雨が予想されるが、雨量は0.25〜1.25インチ、範囲は15%に止まる。最高気温は70度台後半から90度台前半。ほとんどの地域で土壌水分はコーンの受粉や大豆の生育に適当であるが、南西部15%やラパンパの中央部のみがまだドライ地域としてみとめられる。このまま雨量が少ないままだと、イールドに影響がでてこよう。 

                                      

ブラジル 現在はドライ。今日午後には、リオグランデドスルで降雨が始まり、明日以降は生育地域の中央部50%程度の場所に雨があろう。雨量は0.25〜1.5インチ、所により2.5インチ、範囲は最終的に70%となるであろう。リオグランデドスル西部の一部ではドライな地域が残っており、今後2週間に水分補給がなければイールドに影響がおよぶ。他大部分の地域は水分量に問題はない。 

 

NWS 6-10 DAY US WHETHER OUTLOOK 

1/31-2/4の予報    

  気温  降水量 
コーンベルト西部  A(22)  N(0.15/1) 
コーンベルト東部  A(29)  A(0.39/2) 

--- もはや天候が現物の動きの障害になることは無さそうである。 

本日の発表等

 

週間輸出検証高 

         

単位:百万ブッシェル  1月21日  −先週−  昨年同期  今年度累計  昨年同期累計  事前予想 
小麦  18.1  18.4  19.1  690.4  734.3  16-20 
コーン  29.4  32.0  32.0  700.8  591.0  32-37 
大豆  14.2  22.6  24.8  434.4  559.5  18-22 

 

 

本日のトーメンの意見

 

安値予想を継続。

1999年のシカゴは大雪・厳寒で始まった。正月早々20年ぶりの「どか雪」となり、飛行機を始め交通機関は数日間混乱を極めた。イリノイ川の艀運行も全く例外では無く、あっと言う間に上流から川が凍り始め、気がつけばあちこちでコーンや大豆を満載した無数の艀が立ち往生していた。輸出者は予定していた艀が入手できず、オハイオ川やセントルイス以南のミシシッピ川周辺からの緊急買い付けに走った。 

先週から気温が上昇し徐々にイリノイ川の氷も解け始め、本日になってやっと艀航行規制が撤廃された。艀運行が通常に戻り、おかげで高騰していた艀運賃は軟化を始めた。一方、輸出需要は堅調であり、売り物が薄いためにFOB相場は高値圏で落ち着いている。そこで、艀運賃の軟化とFOB価格高止まりをチャンスとばかり、リバーエレベータの売り量が増加している。それにより、農家向けの現物ビッド価格も上昇傾向にあり、本日の農家売りは久しぶりに平年レベルを大きく上回ったと言われている。新穀物年度に入って以来やっとトラックの運行にも支障がなくなり、それが農家の動きを加速したとも考えられる。 

ローンに入れる農家が今年は本当に多いが、上記がそれ以外の農家の現在の動きである。ファンドの動きの前には、今レベルの農家売り量などは知れたものであるが、全体の相場様相に変化が少ないため、本日は現在の農家売りの一面を述べた。天候やショートカバーで高くなる場面では、その勢いを減じる要因となるであろう。