(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1999年1月28日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  215 1/4-15  219  214 3/4  216  +1/2  164789  -485 
99 MAY  220 3/4-21  224 3/4  220 3/4  222  +3/4  65893  +509 
99 JUL  226 1/4-26  230  226  227  +3/4  70110  +1094 
99 SEP  232 1/4-32  235 1/2  232  233  +1/2  18194  -47 
99 DEC  239-38 1/2  241 3/4  238 1/4  239 1/4  +1/2  40751  -63 
00 MAR  246 1/4-46  249 1/4  246  247  +1/2  3831  +93 
            366609  +1164 

 

−−− 小幅安寄りつき、小幅高引け −−−

高い輸出成約が前半ファンドを動かしたが、続かず。 

週間輸出成約高報告で比較的好調な数字が発表されたことで、寄付き直後から一部ファンドが旺盛に買い戻しを始めた。寄付きの安値から一気に4セント以上上昇し、その勢いはとうとう本格カバーの始まりかと思わせた。しかしながら、この買いに参入していたのは2・3のファンドのみであり、他社は意外にも静観していたことから、それらの買いが一服すると勢いを失った。 

折りから南米の好天候を背景に大豆が約定安値を更新していたため、勢いを失っていたコーン相場が影響され始め、高値を見た農家の売りも次第に加わり、徐々に相場は冷え始め昨日引け値付近まで戻してしまった。 

その後は、大きな注文もなく、農家売りが多少目立つだけの展開となり、結局小幅高での引けに落ち着いた。 

とは言え、ファンドの買いは本日ネットで6,000コントラクトにおよんだと見られる。推定売り越しポジションは、3万コントラクトを下回った。 

 

 

本日の天気予報

南米の天候

アルゼンチン 東部ブエノスアイレス地域で雨が降っているが、雨量は少ない。週末には北西部に降雨となるであろう。範囲は30%の地域を潤し、雨量は0.1〜0.75インチ。水分状況は、コーンやひまわりの受粉に十分であり、大豆の開花にも支障はないと見られる。 

                                    

ブラジル 北部リオグランデドスル、南部マトグロッソドスルおよび西部ミナスゲライスで雨となっている。今日は一日南部を潤し、土曜日まで前線は徐々に北上しよう。その間の雨量は0.25〜1.5インチ、所により1.5インチで、範囲は65%となる。ほとんどの地域で理想的な水分状況であり、リオグランデドスルの一部ドライ地域も日曜日には雨の恩恵があるであろう。  

本日の発表等

 

1)週間輸出成約高報告(単位:千トン)

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  898.8  23.4  25,631.6  21,042.0  8,069.5  55.8 
大豆  214.8  0.3  15,407.3  19,496.3  3,759.1  0.3 
小麦  500.8  3.5  20515.7  23150.4  3,155.6  24.7 
大豆粕  199.0  13.5  3,705.0  5,917.2  1,560.8  29.7 
大豆油  11.9  0.0  602.6  778.6  172.0  0.0 

2)週間輸出高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  642.2  854.2  17,562.1  14,766.2  43,180 
大豆  416.5  615.9  11,648.2  15,264.5  22,590 
小麦  542.2  426.2  17,360.1  19,463.4  29,940 
大豆粕  126.8  161.8  2,144.2  2,702.2  7,480 
大豆油  4.8  24.6  430.6  428.3  1,230 

*コーン主な成約先(単位:1万トン) 

不明/25.7       メキシコ/16.7     エジプト/15.89 

日本/9.33      台湾/9.27      韓国/5.51 

 

 

本日のトーメンの意見

 

安値を予想。

今日はファンドの売り越しが6,000コントラクトもこなれた(少なくなった)。しかも、終値は昨日とほとんど変わらず。ファンダメンタルは変わらないままで、ファンドの売り越しだけ減少すると言う、安値プライシング期待者には理想的な展開となった。 

その上、南米の天候は当分問題なさそうだ。一部の強気論者が、リオグランデドスル州の小さなドライスポットについて囃しているが、大勢には影響なさそうだ。さて、安値期待者の残った懸念要因は何か。現物売りの遅れである。 

確かにローンエントリーが特に1月に入って爆発的に増加している。今年は農家が未売り在庫をローンに入れてとりあえず資金を入手し、9ヶ月後の相場に一か八かかけてみる、という傾向が強い。ローンに入れば、期近に市場に出てくる物はそれだけ少なくなる。しかしながら、一方で忘れてならないのは、昨年来のLDP玉の増加だ。1月25日時点でLDPを受け取ったコーンの数量は約37億ブッシェルに達している。現相場ではLDP額は主要産地で存在しないので、これらは勿論昨年申請されたものであり、現在彼らはその補填を受け取っているわけである。当然LDPを申請した玉は37億だけでなく、それ以上あることは確実だ。では、これらが全てすでに売られた玉かどうか?これまでの農家売りペースを見ると答えは否である。さてさて、LDPを申請した玉はローンには入れられない。LDPをすでに取得している農家が、1月後半から2月にかけて土地代・肥料代・種子代の支払を迫られたら、彼らの取られる選択肢は何か?在庫を売ることだけである。 

本日の農家売りの動きは活発であった。