(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報
1999年2月18日
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 MAR | 214 1/2-15 | 215 1/2 | 213 | 215 | +1 1/2 | 116792 | -10647 |
| 99 MAY | 220-20 1/4 | 221 1/4 | 218 3/4 | 220 3/4 | +1 1/2 | 90092 | +6429 |
| 99 JUL | 225 1/2-25 | 226 3/4 | 224 | 226 | +1 1/4 | 80887 | +2516 |
| 99 SEP | 231 3/4 | 233 1/4 | 231 | 233 | +2 | 19453 | +371 |
| 99 DEC | 240-39 3/4 | 241 1/4 | 238 3/4 | 241 | +1 3/4 | 48429 | +2191 |
| 00 MAR | 247 1/2 | 249 | 246 3/4 | 248 3/4 | +1 3/4 | 5641 | +343 |
| 365084 | +1229 |
−−− 小幅高寄付き、高値引け −−−
昨日引けのフォロー、新穀作付け等も話題。
昨日、小麦を中心に引け際に高値をつけたことから、本日もファンドのテクニカル買いが目立った。南アフリカのコーン作付け地域で、1ヶ月近くも十分な雨が無く、そのイールドに影響が出るのが必至となったことも、朝からコーン相場を支えた。
新穀作付面積が、大豆は増加、コーン・小麦が減少となることは、以前から予想されていたが、本日はあらためてその話題に注目が集まり、コーン買い・大豆売りにつながっていった。農家売りは依然少なく、売り手不足からほとんど一日中高値圏での推移。
ファンドの期先限月への売り越しポジション移しは、相変わらず進行している。ファンドは本日ネット500コントラクトの買い。
| 作付け面積予想、コーン減、大豆増 |
99年度の作付け面積についての、予想が相場材料として話題となった。1ヶ月以上前から、予想数字は発表されていたが、2月も後半に入り、あらためて注目された格好だ。おしなべて言えば、コーン面積減、小麦減、大豆増と予想されている。
予想者 99年コーン 99年大豆
FIMAT 78.7 73.6
SPARKS 77.862 74.375
米国大豆・コーン協会 78-79 74-45
(98年度) (80.187) (72.4)
この予想の背景は、穀物価格が下落し大豆・小麦現物価格がローンレート以下、コーンもそれに近づいていることから、農家の手取りの最低ラインとなるローンレートを考慮すれば、大豆がもっとも手取りが高くなることだ。また、96年農業法による農地解放政策も、比較的農家手取りが低いと言われる小麦から主に大豆への転作を促している。南部の州でのコーンからコットンへの転作も要因となる。
| 本日の天気予報 |
南米・南アの天候
南アフリカ 今月はほぼ全域で雨が見られない。この時期の水分不足のストレスは、12月に作付けされた作物のイールドに大きな影響を与えよう。ただ、それ以前の作付け作物には、あまり影響がないかも知れない。イールドの低下は、オレンジフリー州西部から中央部にかけて主に深刻だ。また、南部での乾燥もその地域のコーン生育に徐々にストレスをかけはじめている。今後、散発的な雨は見られるが、まとまった雨は予想されない。
アルゼンチン 本日はほぼドライ。次ぎの前線は明日夜からブエノスアイレスに到来する。日曜日には、また別の前線が予想されている。ただ、南西部の一部では依然乾燥状態にあり、若干のイールド低下が懸念される。
ブラジル 所により雷雨となっている。週末にかけて、南部を中心に雨が見込まれる。土壌水分に問題は見られず、コーン・大豆ともに生育状況は良好。北部では雨が少ないが、収穫に入る時期ゆえ理想的である。
| 本日の発表等 |
本日は、大きな要因となる発表等はなし。週間輸出成約は明日に繰り延べされた。
| 本日のトーメンの意見 |
安値を予想。
昨日までの3日間の建玉の増減。(建玉の明細は翌日朝の発表となるため、本日分は含まれていない) 3月限(−18,902)、5月限(+9,442)、7月限(+5,335)。特に昨日は1万コントラクトを超える3月限の減少があり、本日も同様の動きであった。5月限が3月限の建玉合計を明日にも超えそうな勢いである。この数字は、ファンドによる期先限月への積極的な乗り換えを示す。期近限月が大量に買われれば、期先が売られたとしても一般的には高値相場となる。昨日、今日と相場はやや高となったが、一面ではこの乗り換えのための期近買いにサポートされたと言うことができる。
本日、新穀の作付け面積が話題となった。以前からの予想通りの内容とは言え、100万エーカー以上のコーン面積減少を予想するものが多く、心理的にサポート要因になるのは当然であろう。ただ、それによって99/00年度の需給が締まるかどうかは別問題である。養豚飼料需要の減少は特に今年後半からが顕著になると予想されており、来年までその影響は続くと見られている。養鶏用が好調とは言え、米国飼料需要が大幅増加になるとは予想できない。99/00年度の需給バランスの諸々のカテゴリーの中で、作付け減による生産量減以上に98/99年と比べて変化が予想されるカテゴリーは、前年からの繰越し在庫だ。FIMAT社の予想では、99/00年は前年より生産量は3.3億ブッシェル減少しているが、繰越し在庫は前年に比べて4.9億ブッシェルの増加を見ている。結果、99/00年度の期末在庫は18.36億ブッシェルと前年比増となっている。
つまり、このレベルの面積減が現在の需給環境を変化させる直接の原因にはならない可能性がある。面積減にはナーバスになる必要はないと思う。
一方、作付けに関する話が相場の中心となってきたことには、注意が必要だ。今後、相場は安値の展開を見せると予想するが、天候等の話題も早晩上ってくるであろうし、プライシングのタイミングは、近いのかも知れない。