(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報
1999年2月22日
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 MAR | 214 1/2-14 1/4 | 214 3/4 | 212 | 214 | -1 | 98822 | -11783 |
| 99 MAY | 220 1/2-20 | 220 1/2 | 217 1/2 | 219 3/4 | -1 | 94627 | +2963 |
| 99 JUL | 225 1/2-25 | 225 1/2 | 222 1/2 | 224 3/4 | -1 | 84185 | +2208 |
| 99 SEP | 231 1/2-32 | 232 3/4 | 230 | 231 3/4 | -3/4 | 19717 | +108 |
| 99 DEC | 240 1/2-40 1/4 | 240 3/4 | 237 1/2 | 239 3/4 | -3/4 | 49538 | +132 |
| 00 MAR | 247 3/4-48 1/4 | 248 1/4 | 245 1/2 | 247 1/2 | -3/4 | 6418 | +367 |
| 357221 | -5946 |
−−− 小幅安寄付き、安値引け −−−
USDAのコメントに混乱、下げたが、少し戻して引けた。
昨週金曜日のキャトルオンフィード報告で、1月の導入頭数が昨年比12%増と市場予想を大きく上回っていたことから、朝方は強めのコールであった。しかし、アルゼンチンのドライ地域に雨が降ったことや、今日からUSDAのフォーラムが始まるに慎重になったせいか若干安で開始。
そのうち、USDAのエコノミストが「99/00の大豆価格は、平均で5ドルを下回る。」と発言したのが、「平均で4ドルを下回る」と言ったと間違って伝えられ、大豆3品に大量売り注文が入り、急落した。小麦・コーンもその動きにつられ、下値さぐりの展開となり、コーンは一時期近3セント安をつけた。しばらくして、間違いが指摘され、あわてて大豆3品が買い戻され、その動きに合わせてコーンも一時、前日引け値レベルまで戻した。
しかし、本日はファンドが4,000コントラクトを超える売り越し、最後まで売り注文は絶やさず、また、USDAの他の会議内容が弱材料となったこともあり、引け際に安値となってセッションを終了した。
| 米国農務省アウトルックフォーラム、相場が注目 |
本日・明日と、ワシントンDCにおいて、恒例の米国農務省による農業見通し会議が催されている。本日伝わってきた主な話題。
「中国が99/00年度にコーンの大量輸出国となる可能性は、50%を少し下回る。中国の作柄・在庫量次第。」USDAエコノミスト、コリンズ氏 --- 可能性を半分くらいと言うのは、ほとんどコメントになっていない。作柄次第、とは良くも言ったものである。
「99/00年度の米国大豆価格は、平均5ドルを下回るであろう。収穫時の価格は4ドルに近づくのではないか。」コリンズ氏
「ブラジルの通貨切り下げの影響は、世界の農作物価格をも切り下げることになり、米国農家にとって脅威となるであろう。また、ラテンアメリカ諸国の金利上昇にもつながり、米国からの輸出減を連想させる。」
「今後のロシア向け食糧支援に関しては、先の援助物資のロシア国内での流れを良く見た上で、決定する。」グリッグマン長官
今後10年間の生産・期末在庫見通しも発表されたが、来年のコーン作付け面積が8,000万エーカーとされていたこと以外は、コーンではインパクトが無かった。97/98年度の数字などは、12月に行われた5年間修正以前の数字となっており、関係者の首をかしげさせている。明日朝に、穀物・油糧種子のセッションが予定されており、コーン・大豆の具体的な内容はその際に討議される。
| 本日の天気予報 |
南米の天候
アルゼンチン ブエノスアイレス西部で雨となっている。今週は南側を中心として40%の範囲で雨は続くであろう。土壌水分は、全土で十分となっている。大豆に関しては、今月中雨が無くても問題はない。
ブラジル パラナ中央、ミナスゲライス西部、マトグロッソ東部、ゴイアス中央部で雨。今後5日間程度、ほぼ全域にわたって続く見込み。しかし、北部での収穫作業が遅れるほどではない。
| 本日の発表等 |
| 輸出検証高(2月18日の週:百万ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 29.881 | 30-35 |
| 大豆 | 18.243 | 18-23 |
| 小麦 | 15.605 | 15-20 |
コーンには若干弱材料であったが、大きなインパクトはなかった。
| 本日のトーメンの意見 |
安値を予想。
国内外からのプライシングにより、相場はそれなりに支えられている。ファンドが大きく売り越しても、コーン相場が下落するのは最近1セントかせいぜい2セント程度だ。需要家の多くは、3月限219-1/2の約定安値に近づいたところで一旦の買いオーダーを入れようとしており、つまり、今後は安値をトライしながらもしばらくは現在のレベルから大きくは値を下げにくいであろう。そのうち、3月になり天候プレミアムがつくころになれば、反転の恐れも否定できない。
ただ、やはり小麦の動きに注視すべきだ。小麦の現在の価格レベルでは、輸出不振による需給バランスを回復するのは難しい、と思われる。小麦価格に反転を与えるきっかけになり得るものは、「第二次ロシア向け大規模食糧援助」であろうが、本日のグリッグマン長官の発言からすると、実現までは時間を要しそうだ。小麦が、約定安値を今後も更新すれば、コーンも219-1/2に限りなく近づく。一旦そのサポートラインを割り込めば、さらなる下値レベルが形成されることになる。
明日から、テクニカルに反転すると言われているが、コーンのより下値の可能性は、まだなくなったわけではない。