(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1999年3月1日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  206-05 1/2  209 1/4  205 1/2  206 1/4  +1 3/4  24951  -10987 
99 MAY  211 1/4-11  215 1/4  210 3/4  211 1/4  +1  141323  +4549 
99 JUL  216 1/2-17  221  216 1/2  217 1/4  +1 1/4  104201  +4318 
99 SEP  224-25  227 1/2  224  224 1/4  +0  24475  +1309 
99 DEC  234 3/4-34 1/2  237  233 3/4  234  +1/4  63552  +3312 
00 MAR  242  244 1/2  241 3/4  241 3/4  +3/4  7137  +114 
            369907  +2779 

 

−−− 高値寄付き、高値引け −−−

小麦の上伸につられる。 

エジプトが昨晩、価格的には競争力がないと思われていた米国産小麦を35万トンも買付けたとの情報が、寄付きから小麦の買いに火をつけた。それにともない、大豆粕・大豆・コーンの順に、ファンドの買いが集まった。昨金曜日のCOT報告で、コーンにおける投機筋の売り越しが予想以上に大きかったことも、買いやすくさせたようだ。さらに、10時ごろに発表された輸出検証高も予想を上回り100万トン以上であったため、午前中に5月限は5セント高まで買い上がられた。 

午後に入っても小麦の買いはある程度続いたものの、農家売りが活発になったことからコーン・大豆は勢いを無くし、小麦買い・コーン売りというファンドの商品間スプレッドの巻き返しも目立ち始め、次第に値を切り下げた。引け時点では、旧穀は何とか高値を維持したものの、新穀はほとんど前日と変わらぬレベルとなった。 

コーンの受渡数量は36コントラクトと少なく、期近を支える原因となった。ファンドの買いは、5,300コントラクトにもおよんだ。 

 

アルゼンチン収穫進捗、昨年並み 

アルゼンチン政府の発表によると、2月19日時点で同国のコーン収穫進捗率は1.4%と、昨年の1.2%と同様となった。本格的に収穫作業が始まるのは、3月となる。サンタフェや北部ブエノスアイレスなどの一部地域では、昨年よりもイールドが良いという情報がある。しかし、南部ブエノスアイレスなどドライ気味であった地域の収穫はまだ進んでおらず、これからその影響も報告されることになるであろう。 

 

 

本日の天気予報

 

南米の天候

アルゼンチン 雨をもたらす前線は、ラパンパからブエノスアイレス西部、コルドバ南部に移った。雨は、北部から東部にこれから移動するであろうが、明日夜には止む。次の前線は、金曜日から週末にかけてとなる。今週のこれらの雨は、大豆生育地域に恵みの雨となるであろうが、来週にはまたドライな地域がでてこよう。これは大豆のイールドに若干ながら影響をおよぼすのではないか。コーンは水分を必要とする時期ではなく、影響は見られない。 

ブラジル コーン・大豆ベルトの北側3分の1に雨が続いている。今後5日間は北側3分の2を潤すことになる。最高気温は70度台後半から90度台前半。コーン・大豆の生育は順調、北部での収穫は少し遅れることになろう。ただ、雨による品質ダメージは見られない。 

 

本日の発表等
1) 週間輸出検証高

         

単位:百万ブッシェル  2月25日  −先週−  昨年同期  今年度累計  昨年同期累計  事前予想 
小麦  16.0  15.6  14.8  780.3  833.8  15-19 
コーン  41.0  30.3  24.2  874.1  745.9  29-35 
大豆  22.2  19.5  28.1  531.5  685.0  16-21 

大豆、とうもろこしは事前予想以上にて強材料。小麦はレンジ内にてニュートラルにとられた。 

 

2) コミットオブトレーダー (FUTURES AND OPTIONS) 

 

コミットメント・オブ・トレーダーズ      ___  ___     

(2月16日、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
           
  LONG    SHORT    NET   
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  16,281  -617  71,000  945  54,719  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  70,149  -2,708  70,149  -2,708     
COMMERCIAL  270,373  15  163,050  -2,231  107,323  LONG 
TOTAL  356,803  -3,310  304,199  -3,994  52,604  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  97,637  5,286  150,240  5,968  52,603  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  454,440  1,976  454,439  1,974     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  78.5%    66.9%       
SMALL TRADERS  21.5%    33.1%       
             

(2月23日現在、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
LONG    SHORT       
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  14,096  -2,185  79,511  8,511  65,415  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  53,395  -16,754  53,395  -16,754     
COMMERCIAL  258,225  -12,148  145,902  -17,148  112,323  LONG 
TOTAL  325,716  -31,087  278,808  -25,391  46,908  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  92,495  -5,142  139,403  -10,837  46,908  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  418,211  -36,229  418,211  -36,228     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  77.9%    66.7%       
SMALL TRADERS  22.1%    33.3%       

 

 

本日のトーメンの意見

 

安値を予想。

本日のファンドによる5,000コントラクトを超える買い戻しは劇的であったが、午後に入っての農家売りによる値戻しもそれに負けていないほど印象的であった。この動きは、8月に何度も繰り返されたパターンであり、農家の売りターゲット価格が徐々に下がってきていることを示している。 

南米の供給開始が眼前に迫っている中、肥料代等の支払も多く、相場が少しでも高くなれば、農家は本能的に売り注文を出す。それにより、コーン相場はそれほど上昇しないまま、ファンドの売り越しポジションはほぐれる。ファンドは、その後、また売り姿勢を取る。今の環境で、ファンドがこのパターンをギブアップする要因を見つけにくい。明日も堅調推移の可能性はあるが、近日中にこの冬のもう一段の安値となることを予想する。