(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1999年3月2日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  207  210 3/4  207  210 1/4  +4  22268  -2683 
99 MAY  212 1/4-12 3/4  216 1/2  212 1/4  215 3/4  +4 1/2  142038  +715 
99 JUL  219-19 1/2  223  219  222 1/4  +5  105321  +1120 
99 SEP  225 1/2-26  229 3/4  225 1/2  228 3/4  +4 1/2  24785  +310 
99 DEC  234 3/4-35 1/4  239 1/2  234 3/4  238 1/4  +4 1/4  64948  +1396 
00 MAR  243 1/4  246 3/4  243 1/4  246  +4 1/4  7216  +79 
            370888  +981 

 

−−− 高値寄付き、高値引け −−−

売り物少なく、ファンドの買い戻しが相場を吊り上げた。 

新たな弱材料が無いことに対し、アルゼンチンや南アフリカのドライ傾向や、小麦・大豆の回復基調、安い値頃、などサポート要因がどちらかと言えば目立ち、買われた。ファンドのカバーに対抗する売り注文が少なかった。 

ブラジルレアルの下落により一時値を戻しそうな局面もあったが、本日は農家売りも少なく、全体的な売り物不足から、下げ場面は限られた。昨日のような終盤の崩れも無く、ほぼ本日の最高値圏での引けとなった。 

また、3月限の受渡通知が224コントラクトと、前2日に比べて増加したことが終日3月限の頭を抑えていた。本日のファンドの買いはネット6,000コントラクトを超えたと見られている。 

 

 

 

本日の天気予報

 

南米の状況

アルゼンチン 今週は、大豆生育地域で少しの雨しか見られなかった。土壌水分不足は少しずつ広がっている。高イールドを維持するには、近いうちにまとまった雨が必要だ。大豆は、鞘つけ時期を迎えており、水分には重要な時期だ。ただ、今後このドライが続くとは予想しておらず、ドライの影響はほとんどの地域で限られたものになるであろう。コーンは反対に、現在の暖かく、ドライな天候が生育を助けている。  

ブラジル 北部の収穫遅れは、限られたものになりそうだ。南部州のリオグランデドスルの大豆地域では、ドライとなっており雨が必要だ。しかし、ほとんどのコーン・大豆はすでに成熟に近づいており、収穫作業にはドライは適当である。北部州の収穫遅れも限られており、来週には平年並みの収穫ペースに戻るであろう。  

 

本日の発表等

1) 受渡可能な数量(単位:1,000ブッシェル) 

 

  2月26日  --先週--  昨年同期 
シカゴ  335  499  6,487 
トレド  6,404  7,609  15,158 
セントルイス  330  735  102 
合計  7,069  8,843  21,747 

 

 

2) ローンデータ (単位:百万ブッシェル) 

 

  2月23日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  3.9  -0.4  20.5  0.1  1,109.2  1,133.4 
1998CROP  1,411.4  5.8  0.0  unch  83.2  1,494.6 

 

 

本日のトーメンの意見

 

安値を予想。

明日もファンドの買い戻しによる高値を見そうだ。農家の売りが思いの外、出てこなかったためだが、2日連続してファンドが買い上げたのを見て、農家は上値の期待を持ってしまったようだ。しかしながら、農家の売りターゲットは前回のターゲットである5月限220以上になっているとは考えにくく、そこでもみ合う展開となろう。 

問題はその次である。ファンドのカバーが継続するのか、ファンダメンタルズを映して再び下落を見るのか。昨年夏の下落相場が終了したのは8月末だ。今回も2月末となるのであろうか。現在の上昇は、ほとんどファンドによるテクニカル買いが背景だ。小麦・大豆も同様の動きとなっている。コーン自体には目先新しいファンダメンタル要因がでてくる可能性は多くない。では、小麦・大豆はどうか。小麦は、エジプトが昨日US産小麦を買いつけたが、これは価格面で有利であったからではなく、あくまで品質的な理由と言われている。US産小麦の価格は国際価格に比べてまだ高く、40%もの米国産小麦在庫率を減少に向かわせるには、これ以上ラリーを続けられない。小麦に関しては、ファンドの買い戻し局面は長く続かない。大豆はどうか。大豆は、3月末の作付け面積意向に向けて、買い上げられるか。小麦・コーンからの転作は織込まれたといっても、コーンがローンレートを下回った価格での作付け意向はその転作がより進む傾向にあると思われる。ファンドによる大豆の売り越しポジションは多いとは言え、穀物相場をリードするほど買い上げられるとは、考えにくい。 

本日の結論としては、昨年8月末から9月にかけてと違い、もう一度今月中の安値局面を予想する。ポイントは今後何日間ファンドの買いが全ての穀物商品に継続されるかだ。その点では不安定な要因は確かに多いが、本日のところは敢えて、他商品の影響による現在のコーンラリー局面からの、今月前半の反転を予想する。