(株)トーメン シカゴとうもろこし定期マーケット情報

1999年3月4日

 

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  209-09 1/4  212 1/4  209  210 1/2  +1 1/2  15847  -3169 
99 MAY  215-15 1/2  218 3/4  215  217  +2 1/4  142850  +1029 
99 JUL  221 3/4-22 1/4  225  221 3/4  223 3/4  +2 1/2  105524  +13 
99 SEP  229 1/4-29 1/2  231 1/2  229 1/4  230 1/4  +2  24165  -112 
99 DEC  238-38 1/4  241  238  239  +1 3/4  66002  +913 
00 MAR  246-46 1/4  248 1/2  246  246 1/2  +1 3/4  7365  +82 
            366101  -1257 

 

−−− 高値寄付き、高値引け −−−

高い輸出成約、ファンドのショートカバー。 

前週より40%も増加した輸出成約をきっかけに、寄付きから買い注文が入った。10日移動平均線(5月限216-1/2)をすぐに超えたことから、ファンドが買い姿勢を鮮明にし、相場は強めに推移した。堅調相場の背景には、USDAが韓国向けの今年のGSM信用供与を10億ドル決定したこともある。相場は6セッションぶりの高値を記録することになった。 

最終局面で、大豆油の下落を契機に、大豆相場に投機家の売りが集まったために、コーンも最高値圏から2セント弱戻して引けた。 

本日も受渡は少なく、261コントラクト。投機家の買いはコーンが最も多く、約2,500コントラクトと見られる。 

 

韓国に信用供与 

本日、USDAは韓国と1999年度のGSM-102信用供与を最終決定したと発表した。総額は10億ドルで、昨年に比べ5億ドル減少した。そのうちコーン・大豆粕向けは3.2億ドルである。 

今年は昨年ほどのインパクトを相場に与えないと見られている。今回の信用供与が意味するものは、韓国は恐らくUS産農作物のレギュラーバイヤーでいる可能性が少し高くなった、といったところだ。昨年の韓国は、信用状開設もままならぬほどの経済停滞の時期があったため、この信用供与は、農作物輸入の唯一の手段であったこともある。しかしながら、今年は金利も記録的に低下し、銀行の貸し出しも昨年に比べればかなり行われるようになっている。US産農作物が国際相場より高く推移した場合は、この10億ドルの一部が未使用のまま残ってしまうとの可能性も指摘されている。 

 

 

本日の天気予報

 

南米の状況

アルゼンチン 今後数日間にわたる雨が大豆におけるストレスの発生を防ぐ見込み。しかし大豆にとって向こう一ヶ月間はまだ雨の必要な時期が続くゆえ目が離せない。とうもろこしは順調。生育の遅れもほとんど見られずダメージもない。 

 

ブラジル 昨日リオグランデドスルに降った充分な降雨により今後2週間は雨がなくてもストレスが発生する心配はない。とうもろこし、大豆とも順調に成熟・収穫を向かえている。北部1/3の地域に若干の収穫遅れが見られる程度。 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,144.7  0.0  30,728.2  25,443.6  8,538.8  81.1 
大豆  415.6  0.0  17,340.7  21,163.0  3,102.0  1.1 
小麦  702.9  16.6  23,320.2  25,285.8  3,794.2  75.9 
大豆粕  143.5  18.1  4,159.2  6,339.6  1,236.8  56.0 
大豆油  6.4  0.0  675.0  933.0  162.2  0.4 

シカゴ時間朝の7時30分の発表。とうもろこし、小麦、大豆粕は予想以上の数字。大豆は予想の上限。大豆油は予想の下限であった。 

 

2) 週間輸出高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,021.1  902.5  22,189.4  18,685.1  43,820 
大豆  568.9  595.1  14,238.7  18,610.9  22,040 
小麦  420.1  358.1  19,526.0  22,003.8  27,900 
大豆粕  106.3  170.4  2,922.4  4,077.2  7,170 
大豆油  7.5  8.7  512.8  684.2  1,160 

 

 

本日のトーメンの意見

 

当分は、方向感のない展開を予想。

USDA需給報告や作付け意向面積報告を前にして、投機家の現在の大きな売り越しポジションは、少しの強材料に神経質に反応している。新穀の作付け減予想のため、3月末に向けて相場は堅調推移するという見方が徐々に一般的になってきており、また、3月は歴史的に相場上昇の月であることなどが、投機家をナーバスにしているようだ。この心理状態が続く限り、昨週金曜日につけた約定安値を更新することは想像しにくい。下げた場面では、買いが入ることになるであろう。 

ただ、一般的には、3月末の面積意向後はファンダメンタルを映して、下降局面になると見ているトレーダーが多い。と言うよりも、意見の大半はこれである。であれば、これから上がった場面では、4月以降を見越して売られる動きが出てくるはずだ。ファンドのショートカバーに本格的に火がついた場合は、話が別であるが、ショートカバーは緩やかに行われるものの、ポジションをゼロにするような動きは予想していない。加えて、本日大豆に見られたように、コーン以外の腰は弱い。 

以上から、コーン相場は3月中、方向感のない展開となることを予想する。ただ、当面の下値は昨週が抵抗線となると考えられ、3月中に終了せねばならないプライシングは現レベルから昨週金曜日の間のレベルで行うことをすすめる。