(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月9日

 

本日の相場

とうもろこし   --- やや高値寄りつき、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  215 3/4-215 1/4  217 1/2  213  215 1/4  +1 1/4  9285  -1001 
99 MAY  221 1/2-221 3/4  225 1/2  219 1/4  221 1/4  +1/2  140488  -3384 
99 JUL  228 1/4-227 3/4  232 1/2  226  228  +1/4  104453  -1835 
99 SEP  234 1/2-234 1/4  237  232 1/2  234 1/4  0  24351  +11 
99 DEC  224-243 1/2  245  241  242 1/2  -1  69305  +506 
00 MAR  250 3/4-250 1/4  252  248 1/2  250  -1  7824  +376 
            360387  -5154 

 

大豆       --- 高値寄りつき、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  466-465  470 1/2  461  464 1/2  +1 3/4  4778  -431 
99 MAY  474 1/2-475 1/4  478 1/2  470  472 1/2  +1 1/2  61962  +201 
99 JUL  484-483 1/2  487  478 1/4  481 1/2  +1 1/2  44122  -1924 
99 AUG  487-487 1/2  490  481 1/2  484  +1 3/4  14904  +18 
99 SEP  489-489 1/2  493  484 1/2  486  +1/2  5290  +140 
99 NOV  496 1/2-497  500 1/2  491 1/2  494 1/4  +1  25626  +464 
            159485  -1510 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY 
MAR  12700  -70  MAR  1855  +50  MAR  255 1/2  -5  121.00-121.70 
MAY  12860  -130  MAY  1881  +55  MAY  265 3/4  -4 1/4   
JUL  13090  -110  JUL  1908  +57  JUL  275 3/4  -4   
AUG  13260  -90  AUG  1923  +60  SEP  286 1/2  -4 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

とうもろこしは農家売り、大豆はファンドの買いが続かず上値を維持できず。

昨日の強い引けの流れ、大豆油に強い材料が揃っていた事(マレーシアパーム油の高値、アルゼンチンのサンシードのリミットアップ)、レアルが堅調に取引されていた事(1.87-1.90)、昨日のキャトル市場がおよそ8ケ月振りの高値になっていた事等からOPENは小高く始まった。 

OPEN直後からとうもろこし、大豆油に大量のファンドの買いが入り一気に値を上げ大豆もつられて値をあげることとなった。とうもろこしには最初の一時間余りの間に7〜8,000コントラクトものファンドの買いが集中したと思われ一気に節目とみられていた5月限222や12月限244を抜く事となった。また大豆も先週の高値を若干ながら更新した。 

しばらく高値を維持していたが小麦にファンドの売りが入り値を下げるのと合わせるかのようにとうもろこしのファンド買いも消えていき、逆に農家売りからのヘッジと思われる売り物が継続的に入り徐々に値を下げていった。 

小麦はややドライ懸念があったハードレッドウインター地域に恵みの雨があった事がマーケットの売りをさそったようだ。 

とうもろこしが下げた事にも引っ張られたが、大豆は先週の高値を大きく抜く事ができないとみるやファンドが逆に売りに転じ瞬く間に昨日の引け値レベルを割り込む事となった。 

結局引け間際に若干戻すも高値は維持できず昨日とほぼ変らないレベルにてマチマチで引けた。 

本日はとうもろこしに平均以上の農家売りがあったと言われている。ファンドは昨日に続きとうもろこしにて10,000コントラクト以上のネットロングであったといわれているがその買いを吸収して余りある売り物が出ていた事になる。12月限244あたりから新穀の売り物もみられた。 

対照的に大豆の売り物は少ない。農家はLDPを取る事だけを考えているが本格的に売ってくるタイミングはすでに逃しており待たざるを得ない状況にある。 

大豆粕の引け方が弱い。高値から3〜4ドル下落してほぼ安値圏にて引けている。明日も下値をトライすることになろう。 

 

需給報告予想 

とうもろこしは輸出を若干増やすが国内飼料需要を若干減らすと見られており期末在庫は2月とほぼ同じと予想されている。大豆は搾油高と輸出を若干減らし期末在庫を20-30百万BU増加させ430-440百万BUにすると予想されている。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン 今後雨が少ないことが、洪水の可能性を減少させている。鞘付き期の大豆には、水分は十分だ。コーンやひまわりの収穫作業は、少しずつぬかるみが乾燥されるにしたがって、今週少しずつ進んでいる。南部コルドバでは、コーン地域において若干の洪水による被害がでている。

ブラジル 雨による大きな収穫遅れは見られていない。南部、西部では今週若干の遅れとなるであろう。北部では、雨は少ないと見られ、平年並みのペースで収穫が進むであろう。クロップの水分状態は、理想的だ。 

南アフリカ コーンのイールドロスは続いている。依然、ドライで高気温の状態が続いており、カーネル形成期のコーンにはストレスとなっている。今週も雨は少ないと予想され、さらなるイールドロスが考えられる。イールドロスはすでに10%程度となっており、今後月末までに15%まで悪化する見通し。 

 

本日の発表等
1) 受渡可能な数量(単位:1,000ブッシェル)

-とうもろこし− 

  3月5日  --先週--  昨年同期 
シカゴ  485  325  6,566 
トレド  5,771  6,064  13,196 
セントルイス  204  330  149 
合計  6,460  6,719  19,911 

−大豆− 

  3月5日  --先週--  昨年同期 
シカゴ  2,450  2,458  190 
トレド  1,707  1,763  2,711 
セントルイス  205  164  115 
合計  4,362  4,385  3,016 

 

2) ローンデータ (単位:百万ブッシェル) 

−とうもろこし− 

  3月2日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  3.0  -0.9  20.6  0.1  1,110.1  1,133.7 
1998CROP  1,422.3  10.9  0  unch  93.0  1,515. 

−大豆− 

  3月2日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.6  -0.1  6.5  0.1  258.5  265.6 
1998CROP  291.8  -0.3  0.0  unch  28.4  320.2 

 

本日のトーメンの意見

 

とうもろこしはこの2日間で20,000コントラクト以上(25,000コントラクトという人もいる)ものポジション整理ができたことになる。フューチャーのネットショートはすでに20,000コントラクトを切っていると思われる。しばらくはレンジ内の取引が続くであろうが、すでにファンドのポジションはいかようにでもできるほど軽くなっている。このレンジ内取引が続いているうちにも更にファンドは上手にポジションを整理していくであろう。その後のマーケットの行方はというとやはり下げるしかないのではないか?小麦の期末在庫は40%にもなろうとしている。大豆、大豆粕の需給も弱い。レイシオからみてもとうもろこしだけ価格が堅調に推移することは考えられない。以外と下げは早く来るのではないかと思っている。

大豆は今日の高値と先週の高値にて2度天井をつけておりこれが上値の抵抗線となってくる。また安値についても先々週と先週にて2度新契約安値付近にて底値を確認しておりこれがサポートラインとなる。この20セント程のレンジをどちらかに抜けるには何かインパクトのある材料が必要となろう。保守的なUSDAが需給報告にて大きく数字を動かすとは思えず木曜日需給報告は単なる通過点になるとみている。しばらくはレンジ内取引が続くとみているが上げた場面でのファンドの売り意欲が強いように感じられる。農家売りもまだまだ例年以上に残っていると聞く。下値に抜けていくと予想する。 

今回の中西部の大雪でまた作付け時の土壌水分が潤沢となった。行き過ぎは問題であるがまだ水分過多と言う話は聞かない。需給報告が終われば四半期在庫と作付け面積意向が大きな焦点となってくる。作付けに関してが全く問題がみられない。トレーダーの目が作付けを焦点にした時が次の下げにつながるのではないか。(N)