(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月10日

 

本日の相場

とうもろこし   --- 変わらずの寄りつき、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  215 1/4-15 3/4  218  215 1/4  217 3/4  +2 1/2  7888  -1397 
99 MAY  221 3/4-21 1/4  224 1/4  221  223 1/2  +2 1/4  134481  -6007 
99 JUL  227 3/4-28  230 1/4  227 3/4  229 3/4  +1 3/4  102327  -2126 
99 SEP  234-34 1/2  236 1/4  234  235 1/2  +1 1/4  24069  -282 
99 DEC  242-42 1/4  244 3/4  242  244  +1 1/2  68336  -969 
00 MAR  250 1/4  252  249 1/2  251  +1  8299  +475 
            350183  -10204 

 

大豆       --- 安値寄りつき、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  460-61  470  460  469 1/2  +5  4039  -739 
99 MAY  468 1/2-69  477  468 1/2  476 3/4  +4 1/4  64514  +2552 
99 JUL  478-77  485 1/4  477  484 3/4  +3 1/4  43899  -223 
99 AUG  481 1/2  487 1/2  480  487 1/2  +3 1/2  14968  +64 
99 SEP  484 1/2  489 1/2  483  489 1/4  +3 1/4  5723  +433 
99 NOV  492-90 1/2  497  489 1/2  496 3/4  +2 1/2  26204  +578 
            162173  +2688 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  12920  +220  MAR  1835  -20  MAR  265  +9 1/2   
MAY  13120  +260  MAY  1852  -29  MAY  275 1/4  +9 1/2   
JUL  13340  +250  JUL  1878  -30  JUL  285  +9 1/4   
AUG  13530  +270  AUG  1894  -29  AUG  295 1/2  +9   
                   

 

本日の相場の動き

 

小麦に引っ張られ、ファンドの買いが入る。

本日のセッションはコーン・大豆ともどちらかといえば静かに幕を開け、中盤まではそのまま引けを迎えるのかと思われる展開であった。しかし、本日の最大要因は小麦であった。、70万トンを超える小麦の食糧援助計画が発表されたことや、イラン向け農作物輸出解禁の噂が流れたことから、特に中盤から終盤にかけて、小麦が急騰した。これにつられ、コーン・大豆・大豆粕が一転堅調となり、高値引けとなった。 

コーンにおいては、今週初めに発表された中国政府による穀物輸出業者への補助金増額が、結果としてコーン輸出価格低下に寄与していない、とのアイデアが、今年の中国の輸出力の底が見えたと市場で見られた。また、スパークス社の生産量予想にあったように、アルゼンチン・ブラジル・南アフリカでの生産量が悪天候から当初の予想を下回るとの見方が増えてきたことが、堅調推移の一因となっていた。 

大豆は、寄付きから大豆油の弱さが際立っていた。理由は、マレーシアのパーム油がまたもリミット以上の97リンギットも下落したことだ。テクニカルな売りがその原因とされているが、本日のシカゴ大豆油・大豆までその余韻を残した。また、スパークス社が99/00年生産量を7,974万トンと前年の6.3%アップを予想するなど、明日の需給報告がさらなる弱要因を作り出すとの懸念が市場に流れた。しかしながら、本日の大豆相場は最終的には小麦の急伸に圧倒された。 

投機家は、本日コーン3,000コントラクト程度、大豆2,000コントラクト程度の買いと見られる。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン 大豆地域に所々雨でぬかるんでいるところが見られるが大きなダメージになる前にはドライな天候が戻ってくる見込み。ひまわりのフィールドは先週末の雨で3%程のクロップがまたとうもろこしも1%程がダメージを受けたと考えられている

ブラジル 北部に停滞していた雨雲はやっと抜けていった。今後のドライな天候が収穫のペースを平年並みにキャッチアップさせると期待している。先週収穫のすすんだ中部地域には今後5日間に相当量の雨が降り収穫が遅れる見込み。しかしいまのところ雨にてダメージが起きたとの話は聞いていない。 

南アフリカ 週末までの雨も限られている。北部と東部に多少の恵みの雨が降る可能性があるがもし雨が降らなかった場合イールドロスは続く。今月後半にかけて土壌水分に改善がみられなければ15%までのイールドロスの可能性がある。 

 

本日の発表等
BULLISH CONSENSUS

 

コーン  14(12/14)  大豆   10(6/5)  小麦  18(10/6) 
大豆油   10(6/7)  大豆粕  12(10/8)  日本円  38(37/33) 

 

本日のトーメンの意見

 

当面の動きは明日の需給報告に影響されよう。

コーンにおいては、ファンドは8日連続して買い手であった。3日毎にその姿勢を変えると言われる投機筋にしては、明確な意思が感じられる動きだ。大豆の場合は、その売買が日によってまちまちであるだけに、コーンに対しての姿勢の強さが不気味である。1.5万コントラクト辺りで、ファンドはその買い戻しを一服させると見ているが、それをも超えて買い進む場合は、注意が必要と考えている。需給は緩んだままであるが、コーンにおける目先の直接的な弱材料は農家売りだけだ。今年の特徴として、農家売りが常時大きな売り圧力となるであろうが、現在の農家の姿勢は、上がったところでは売るが、少しでも相場が下がり始めると、途端に影を顰めるというものだ。今の相場のように、一頃より高値となり、さらに高値を期待させる相場の方向であれば、農家は一旦売りを初めても、それが原因で下げれば、すぐに市場から遠ざかってしまう。 

明日の需給報告が、ファンドの買い姿勢を変化させられる内容かどうか、が鍵になってくる。                                         ( F ) 

大豆の場合も、需給報告を待ちたい。需給バランスがかなり緩いために、中期的にはそれがさらに反映される相場となるであろう。しかし、短期的にはその見方には不安定要因も少なくない。ここ数日の大豆油相場の上昇によって(無論本日は別だが)、長らく苦しんできた米国搾油業者のマージンが少し改善している。大豆搾油需要は短期的に改善の方向に向かうであろう。パーム油が目先の下げ要因としては継続しようが、ブラジルレアルは少しずつドルに対して価値を戻しており、CRB指数も2月26日に21年ぶりの低値をつけてから急激な上げを見せている。短期的には、ファンドの買い戻しが入りやすい状況と言うことはできる。とは言ったものの、大豆は新穀の作付けから見ても、需給が締まるには生育期の天候悪化が必要であり、短期的に上がったとしても、積極的に買い上げられることはないであろう。                                     ( F )