(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月12日

本日の相場

とうもろこし   --- やや安寄りつき、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  217-16 3/4  217 3/4  215 1/2  215 3/4  -2  5128  -1901 
99 MAY  224 1/2-24 3/4  224 3/4  222  222 3/4  -1 3/4  134420  +405 
99 JUL  229 3/4-30 1/4  230 1/2  227 1/2  229  -1 3/4  102617  +395 
99 SEP  236-35  236 3/4  234  235  -2  24124  +262 
99 DEC  244-43  244 1/2  242 1/2  242 3/4  -2 1/4  70082  +1325 
00 MAR  250 1/2  251 3/4  250  250  -2 1/4  9328  +808 
            350786  +1517 

 

大豆       --- 安値寄りつき、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  471-71 1/2  472  467  468 1/2  -3 1/2  2922  -651 
99 MAY  476 1/2-77 1/2  479  472  474 1/2  -3 1/2  66144  +694 
99 JUL  485-84 1/2  485 3/4  478 1/2  481 1/4  -4 1/2  45575  +808 
99 AUG  488-88 1/2  488 1/2  482  483 3/4  -4 3/4  15101  +184 
99 SEP  490 1/2  490 1/2  484 1/2  486 1/2  -5  5798  -21 
99 NOV  494 1/2-95  496  490  493  -4 1/4  26944  +942 
            165394  +1993 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  12950  -120  MAR  1820  +5  MAR  264 1/2  -3 3/4  119.00-119.85 
MAY  13120  -170  MAY  1838  +1  MAY  272 1/2  -4 3/4   
JUL  13280  -220  JUL  1864  +1  JUL  282 1/4  -5   
AUG  13440  -200  AUG  1875  +0  AUG  293 1/2  -3 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

大豆・小麦の安値にコーンが付き合う展開。

コーン :  

今朝発表のスパークス社作付け予想は、かねてからコーン減を予想していた同社に、その姿勢の変化がないことを確認するだけに終わり、コーン相場の要因にはならなかった。昨晩の大きな輸出成約は無かったと見られ、南米・南アフリカの天候は悪いながらも状況に変化がないことから、極端に取引量が少ない一日となった。 

一昨週より15セント近く上げたことで割高感を見たのか、朝から多くはないが農家売りが目立ち、取引量が少なかっただけに、その売りが相場の方向性を決定した。それに追随して、ファンドもどちらかと言えば売りサイドに回り、安値のまま取引を終了した。 

 

大豆 : 

大豆相場には、スパークス社の高い作付け面積は弱材料と映った。食品農業政策研究所も本日作付け予想を発表し、それも7,270万エーカーとUSDAを下回ったことも、売りの一因であった。また、同研究所(FAPRI)は、昨日発表した大豆農家の手取り平均予想508を下方修正するとの意向を示し、相場の頭を抑えることになった。NOPA週間搾油高は3,103.9万ブッシェルと先週から微増と、あまり材料視される内容ではなかった。 

 

スパークス社作付け予想 

スパークス社は本日朝、99/00年度の米国作付け予想を発表した。 

コーン  7,760万エーカー 

大豆  7,464万エーカー 

春小麦 1,480万エーカー 

デュラム小麦 350万エーカー 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン 来週火曜日までには、雨が再び到来しそうだ。週末は、ドライとなりそうで、その時点ではウェットな地域には問題ないであろうが。コーンの収穫作業は徐々に普通の状態に戻ってきている。しかし、一部のウェット地域では、作業の遅れが深刻になりつつあり、来週の雨は痛手になりそうだ。大豆は、十分は水分補給により、生育はほぼ良好である。

ブラジル 週末は、北部で雨となりそうだ。北部では、収穫は遅れるが、ダメージななさそうだ。雨量はおそらく少ないと予想されており、影響は大きくない。総じて言えば大豆・コーンともに収穫作業は平年並みで進んでいる。 

南アフリカ 北部および東部では、降雨の予報。現在は、コーンのカーネル形成期を迎えているが、ドライな天候に依然苦しんでいる。週末には、北部・東部で雨がありそうだが、その他の地域では、イールドロスは進行するだろう。今月末には、成熟期を迎えるが、それまでの降雨は生育に大切である。今月後半に雨がない場合、イールド減少は15%にまでなる可能性がある。 

 

本日の発表等
コーン・コミットオブトレーダー(FUTURES)

 

コミットメント・オブ・トレーダーズ         

(3月2日、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
           
  LONG    SHORT    NET   
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  40,389  6,609  94,209  14,984  53,820  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  18,154  1,904  18,154  1,904     
COMMERCIAL  230,943  13,671  117,572  -5,901  113,371  LONG 
TOTAL  289,486  22,184  229,935  10,987  59,551  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  77,872  -11,085  137423  112  59,551  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  367,358  11,099  367,358  11,099     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  78.8%    62.6%       
SMALL TRADERS  21.2%    37.4%       
             

(3月9日現在、単位:コントラクト、変化は前週から) 

 
LONG    SHORT       
NON-COMMERCIAL             
LONG OR SHORT ONLY  45,479  5,090  72,618  -21,591  27,139  SHORT 
LONG OR SHORT SPREAD  16,094  -2,060  16,094  -2,060     
COMMERCIAL  213,235  -17,708  122,393  4,821  90,842  LONG 
TOTAL  274,808  -14,678  211,105  -18,830  63,703  LONG 
NON-REPORTABLE POSITION  75,375  -2,497  139,078  1,655  63,703  SHORT 
TOTAL OPEN INTEREST  350,183  -17,175  350,183  -17,175     
PERCENTAGE HELD BY:             
LARGE TRADERS  78.5%    60.3%       
SMALL TRADERS  21.5%    39.7%       

 

大豆3品ファンドのネットショートは下記の通り。 

大豆 約16,300 コントラクト  大豆油 約31,400コントラクト  大豆粕 約10,600コントラクト 

大豆油のネットショートは史上最高となっているがそれほどインパクトはなく来週大きく上げるとは考えられていない。大豆、大豆油のショートは予想よりやや少なく弱い材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

短期的なショートカバーの場面は来週も続く。今月末からは、安値に向かうと予想する。 

日本の株価もここへ来て堅調のようだが、米国ではダウ工業株は1万ドルを突破するかどうかを、市場関係者だけでなく、全国民が固唾を飲んで見守っている。これがバブルであるかどうかの話は別として、原油相場の回復・鉄鋼製品等の素材価格の堅調など、一時見られなかったインフレ要因も顔を出し始めている。1万ドルへの期待もわからないではない。昨年11月末から12月にかけての米国株急落の時を思いおこせば、もし、来週にも大台にのることになれば、穀物市場への一時的な波及は避けられない。 

本日のコミットメントオブトレーダーズ報告では、ファンドの売り越しは市場見積もりより多いものであった。ここから見ると、現在でもそのポジションは2万5千コントラクトはあると思われる。1月にファンドが一時ポジションを減らした際(2万コントラクト程度)よりも、まだ多い。現環境から見て、ファンドがポジション整理を止める時期はまだ先と見ている。 

上記2要因は、あくまでも短期的なものだ。作付け面積減少については、3月中には相場変動要因にはならなくなるであろうし、ファンドのポジション整理が終了すれば、残るのは、生産量の半分と言われている農家の未売り在庫、緩い需給である。勿論、天候に関しては、これからよりナーバスになっていくであろうが、今のところ作付け期の天気予報は一部西部コーンベルト以外は問題ないとされ、土壌水分も高レベルを維持している。 

少しずつ高値へアプローチしている現在のコーン相場の展開は、長くは続かない。  

                                               ( F ) 

(大豆) 

しばらくはレンジ内取引が継続しよう。 

本日は色々な発表がなされたが静かなマーケットの中予想通りに値を下げている。NOPAの搾油高レポートはニュートラル、スパークスの数字も前回とほとんど変らずニュートラルと考えられたがファンドはこの価格帯はレンジの高値と判断して2,500コントラクトの売りを浴びせている。 

今週徐々に上げた流れ、特に昨日終盤から上げた流れからマーケットの転換を指摘していたトレーダーもいたが見事に当てが外れた形となった。今日の大豆の動きはそういう強気な者を失望させるのに充分であった。 

引け後に発表されたコミットメントオブトレーダーズからはファンドがこの2週間にて上手にショートを減らしてきている事がうかがわれる。このまましばらくレンジ内取引を続けながらファンドが更に身軽になっていけば例年見られる3月のラリーがないまま意外と早く再度契約新安値をトライする可能性があるとみている。 

今週末に予想される南米の好天候が収穫の進捗を早め来週は早々からプレッシャーを受けてくる事になるであろう。 

また一部ニュースではUSDAが大豆のローンレートの引き下げを検討していると流れたが96年農業法では大豆ローンレート変更の項目は含まれておらず、もし議会にて裁決されるにしてもしばらく時間がかかる事になるであろう。  (N)