(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月16日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄りつき、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  214 3/4-15 1/4  217 1/2  213 3/4  217 1/4  +3 1/2  3674  -710 
99 MAY  221-20 1/2  224  219 3/4  223 3/4  +3 3/4  129551  -148 
99 JUL  227-26 1/2  229 1/2  226  229 1/4  +2 3/4  105123  +972 
99 SEP  233 1/4-33 3/4  235 3/4  233  235 1/2  +2 1/2  24293  +155 
99 DEC  241 1/4-42  244 3/4  241  244 1/2  +3 1/4  69839  +1095 
00 MAR  249 1/4-49 1/2  252 1/4  248 1/2  252  +3 1/2  9572  +59 
            347243  +1449 

 

大豆       --- 高値寄りつき、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  466  478 1/2  465  477 1/4  +12 3/4  2077  -294 
99 MAY  472 1/2-73  486  471  482 3/4  +11 3/4  64803  -1247 
99 JUL  480-80 1/2  491 1/2  478 1/2  489 1/2  +11  45325  -118 
99 AUG  484-84 1/2  493  482  492  +10 3/4  15273  -58 
99 SEP  486  494  484 1/4  493  +9 3/4  6064  +12 
99 NOV  491 1/2-92  502  489 1/2  500  +9 3/4  27252  -712 
            163732  -2365 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  13110  +250  MAR  1865  +57  MAR  269  +4 1/4  117.60-117.80 
MAY  13290  +280  MAY  1888  +55  MAY  276 1/2  +4 1/4   
JUL  13400  +250  JUL  1914  +53  JUL  286 1/2  +4 3/4   
AUG  13550  +240  AUG  1928  +53  AUG  296 1/2  +3 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

99/00年度の環境保全プログラムが申請される見通しとなり、ファンドの買いを呼んだ。

 

コーン : 今日は一日大豆の動きに翻弄された。序盤は、昨日のポジション報告で予想以上のファンドの売り越しが確認された大豆に、ファンドの買いが入っていたことに追随。コーンは取引量が少ないながらも、1セント前後の高値で静かに推移していた。 

正午過ぎになり、二人の上院議員が短期CRP議案を提出し、これが99/00年度クロップから該当となるであろうとの見通しを記者発表したことが伝えられた。これにより、それまでも高値推移していた大豆がさらに急騰、コーンもつられる形で3セント高以上まで上昇した。その勢いは引けまで変わらず、本日の最高値圏で終了となった。   

 

大豆 : 本日は大豆が穀物相場のリーダーであった。昨晩、中国が3万トンの大豆買付けに入ったとの情報が流れ、US産である可能性が高いと言われたことや、欧州の搾油大豆買付けが南米の滞船によって、期近需要がUS産に流れている、との噂が買いの手を誘った。また、昨日のCOT報告が予想を上回る投機家の売り越しとなっており、そのカバーも大量であった。 

セッション終盤に入って、99/00年度クロップも対象になると思われる短期環境保全議案が提出されたと、記者発表され、その主要当該穀物は特に大豆という見方がファンドの買いを加速、ストップ買いにもヒットして10セント高以上まで急伸したそのままの勢いで引けを迎えた。 

 

環境保全プログラム増枠議案来週提出 

ロバーツ上院議員(カンサス州、共和党)が、CRPプログラム対象面積を約900万エーカー上積みし、合計で4,500万エーカーとする議案を来週提出すると記者発表した。この増枠分は、従来の10年間プログラムとせず、5年間の短期とするべきとしている。 

また、同議員は「今年の生産分に、これが適用されるように強く望んでいる。」と発言した。この発言により、本日の穀物相場は後半から軒並み大幅アップとなった。しかし、上院・下院の審議を通過し、大統領の決裁を得るまでは、相当の期間が必要であることも事実であり、実際に99/00年度クロップに影響を与えるかどうかは、疑問視する見方は少なくない。 

もし、当議案が通過することになると、東部カンサス、東部オクラホマなどの従来小麦生産地が大豆に転作すると言われていた土地が該当する可能性があると伝えられ、特に大豆相場が大きく反応した。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン 北部のとうもろこし地域の収穫は今週の雨で遅れそうだがダメージの心配は出ていない。大豆はこの雨が恵みの雨となろう。 

ブラジル 今週は週末までドライの予想にて収穫の進捗が期待できる。収穫には最適の状況となっている。 

南アフリカ 更に降雨が続いておりこれ以上のイールドの減少はみられない。ほとんどの地域にて今月末に順調に成熟期を向かえる。南西部の一部にドライな為イールドロスの可能性が見られるがこの地域も受粉は順調に終わっており、この時期の降雨不足によるイールドロスはせいぜい10-15%程度にとどまるとみられている。 

 

本日の発表等

1) NOPA月間搾油高 

  今月  先月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  125,137  133,884  135,533 
大豆粕生産量(トン)  2,955,293  3,158,411  3,219,839 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  47.23  47.18  47.51 
大豆粕輸出量(トン)  626,911  535,822  1,050,439 
大豆油生産量(千ポンド)  1,415,545  1,508,854  1,501,852 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.31  11.27  11.08 
大豆油在庫量(千ポンド)  1,190,853  1,055,315  1,426,472 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

当面は上下を繰り返しながら、レベルを切り上げる。3月末か4月頃から安値を予想。 

局面に大きな変化はない。本日上げた分はCRP絡みの要因が強いが、これが99/00年度に影響するかどうかは疑問視されており、明日は行き過ぎ感から値戻しの可能性は高いと見ている。したがって、今日が大幅レベルアップのきっかけになるとは思っていないが、相場は依然ポジション調整段階は抜けておらず、今後も当分は、買い材料により強く反応する展開には変わりはない。農家売りは本セッション後は相当量出ているようだが、農家が上値期待をしやすい環境になっており、長くは続かないであろう。したがって、徐々に相場レベルは切り上がっていくことを予想する。 

しかし、天候が悪条件にならない限り、ポジション調整が終了した段階で今の相場レベルを維持するのは困難だ。現在の定期のみの投機家のポジションは2.5万コントラクトの売り越しと試算されている。1.5万コントラクトがひとつの目印と見ているが、この推移に注目しながら、ターニングポイントを見つけていきたい。 (F) 

 

(大豆) 

予想以上のファンドの買いに驚いている。 

今日の上げはCRPからの要因が強いがこれは急に出てきた話ではなく、昨日もマーケットに流れ疑問視されていただけにファンドの過剰な反応に驚いている。このような理屈以上の反応をファンドがしたのは3月1日に月替わりして以来と記憶している。今日の引けは自身がが予想していたレンジ内取引の上値をやや上回っているが明日には修正されそうだ。今日午後以降LDPのメリットを取ろうとする農家売りが増えており明日はセットバックにて5〜6セント安くなるのではないか?大豆自体に強い材料は見当たらずこの高値を維持できないと思う。 

また今日のファンドの買いはネットで5,000コントラクトのロングであったといわれ、トータルでは10,000コントラクトのショートにまでポジションを軽くしている。明日高値を維持できなければ身軽になったファンドがすかさず豹変する可能性があると思っている。 

契約新安値を2月につけてから高々25セント程上げる中でファンドはポジションをここまで軽くしている事に注目しておきたい。(N)