(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月17日

本日の相場

とうもろこし   --- 変らずで寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  217 1/4-17 1/2  221  217 1/4  220  +2 3/4  3003  -671 
99 MAY  223-23 3/4  226 3/4  223  225 3/4  +2  129131  -420 
99 JUL  228 3/4-29  232 1/4  228 3/4  231  +1 3/4  104779  -344 
99 SEP  235 1/2-36  238 3/4  235 1/2  237 3/4  +2 1/4  24275  -18 
99 DEC  243 3/4-44  247 1/2  243 3/4  246  +1 1/2  70410  +571 
00 MAR  251 3/4  254 1/2  251 3/4  253 1/4  +1 1/4  9710  +138 
            346510  -733 

 

大豆       --- 小安く寄りつき、小安く引ける ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR  477-76  488  475 1/2  476 1/4  -1  1556  -521 
99 MAY  483-82  494  480 1/2  481 1/4  -1 1/2  64388  -415 
99 JUL  490 1/2-89 1/2  500 1/2  488  488 1/2  -1  45539  +214 
99 AUG  493-92 1/2  503 1/2  491  491  -1  15265  -8 
99 SEP  494 1/2-94  504 1/2  491  491 1/2  -1 1/2  6072  +8 
99 NOV  500-499 1/2  511  499 1/2  500 3/4  +3/4  28647  +1395 
            164415  +683 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  12970  -140  MAR  1890  +25  MAR  271 1/2  +2 1/2  117.90-118.60 
MAY  13140  -150  MAY  1907  +19  MAY  277 3/4  +1 1/4   
JUL  13310  -90  JUL  1935  +21  JUL  288  +1 1/2   
AUG  13430  -120  AUG  1950  +22  AUG  297 1/2  +1   
                   

 

本日の相場の動き

 

アルゼンチン生産量見通し発表内容で上げ、訂正されるとの噂で下げ。

コーン : 投機家が買い、商業筋が売った。投機家の買い姿勢はかなり強く、本日はネット1万コントラクト弱の買い越しと見られる。 

昨日のCRP増枠議案が99/00クロップに影響するかどうか懐疑的と受け止められたために、取引はやや安値から始まった。割高感から農家売りのヘッジも見られたが、投機家は買い戻しの手をゆるめておらず、その後の安値での取引を許さなかった。 

寄付き後すぐに、アルゼンチン政府が98/99年の生産量見通しを発表。コーンが1370-1400万トンとUSDA予想を下回り、強材料ととられた。それ以上に、大豆の下回り幅が大きく、大豆相場が急騰、短時間で一気に10セント高以上まで値を上げた。それを見たコーンピットにも、ファンドの買いが増加、堅調さを加えた。 その後、ある上院議員が、「今年ローンレートを変更することはない。」、と発言したことで、大豆相場は少し冷やされたが、コーンはしばらく本日の高値を維持した。 

終了前15分程に、アルゼンチン政府が今朝の発表数字を訂正するという噂が流れ、大豆相場が今度は昨日比安値圏まで崩落。。コーンにも影響があったが、ファンドの買い戻しは粘り強く続き、さほと値崩れを起こさないまま引けた。 

 

大豆 : アルゼンチンの生産量予想に上下する展開となった。 

昨日の高騰でLDPのメリットを取ろうとする農家売りのヘッジからOPENは安く始まった。しかしOPEN直後にアルゼンチンの政府筋より98/99CROPの大豆生産量が17.0-17.5百万トンになるだろうとのニュースが流れるとパニック的な買いが入りあっという間に10セント以上も値を上げる事となった。テクニカルな面からも昨日9日間移動平均価格が18日間移動平均価格を下から抜いていた事が買いサインと見られていた事も買いを呼ぶ原因となった。 

グリックマン長官が大豆3品の他国への寄付を真剣に考えると発言した事も強い材料と取られた。ASAは10億ドル分の輸出を政府に求めている。 

セッション中に99/2000クロップにはCRPの見直しは間に合わないであろうとのニュースとローンレートの引き上げは行わないであろうとニュースが流れたがパニック的な買いの中でほとんど無視されることとなった。 

ところが引け間際に朝方の発表がアルゼンチン政府筋から18.0-18.5百万トンに訂正されると今度はパニック的な売りが入りあっという間に昨日の引けより下げての終了となった。 

本日ファンドは5,500コントラクトのネットロングであったと考えられ、トータルでも5,000コントラクトのネットショートになったと思われる。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン 降雨は今後2日間で減少しながら続くであろう。現在までは、収穫作業は遅れ気味となっているが、ダメージが起きている地域は限られている。コーン地域では今後3日間程度収穫遅れが継続しよう。特にコルドバ中央部では激しい雨となりそうだが、この地域では多少のダメージが発生しよう。大豆の生育には、この雨は最適となっている。 

ブラジル 週末にかけて、所により雨となるが、ほとんどの場所で収穫作業は進捗する。早い収穫作業によって、コーン・大豆のイールドは安定するであろう。 

南アフリカ 北東部に雨が降っている。コーンのカーネル形成に恵みの雨となっている。ほとんどの地域で、今や十分な水分補給がされており、月末にかけて収穫作業が進行することになる。 

 

本日の発表等

本日主要な発表はありませんでした。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

コーン相場はもう少し高値を見たあとに、安値となる。 

大豆が崩落するのを尻目に、堅実なファンドの買いがコーンに継続したことは、非常に印象的であり、投機家の買い戻しに対する意思が感じられた。明日も続くであろう。2000年の選挙を控えていることもあろうが、農家援助の政策発言が目立ってきている。イランに対する輸出解禁、CRP、食糧援助など枚挙に暇がない。ファンドが買い戻すには、短期的に環境ができあがっている。 

しかし、現在の需給で期近が220を超えたところで推移するのは、需給からしておかしい。今はファンド買いの圧力があるゆえ、短期的には高値を見ているが、早晩の調整があると思っている。作付け期に入れば、農家は忙しい。大量の在庫をその前にある程度処分する動きも予想される。 

(大豆) 

ファンドの動き次第。中期的には下落を予想。 

本日は下げを予想していただけに朝方のファンドの買い越しには驚きを隠せなかった。これ以上のポジション調整をしてこないだろうとみていたが一気にポジションを軽くする事になった。マーケットではファンドは一旦ポジションを取り始めると3日間は続けるという定説があるがまさに今日はそれが当たっていた。 

結局コマーシャルが売りファンドが買う中でファンドはネットショートを5,000コントラクトまで減らす事になった。これはもうポジションがないに等しく今後のマーケットは値幅が大きくなる可能性を秘めている。 

2日間続いたファンドの買い意欲がどのくらい続くかに明日はかかっているがテクニカルにも今日の30分移動平均価格はネガティブであり、明日は下げての始まりとなろう。(N)