(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月23日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値の寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR            297  -731 
99 MAY  230-29 1/2  230 1/2  228 1/4  228 1/2  -3 3/4  134030  +7310 
99 JUL  237-36  237  234 1/2  234 3/4  -4  105907  +1879 
99 SEP  241-41 1/2  241 1/2  239 1/2  239 3/4  -3 3/4  24642  +326 
99 DEC  248-46  249  246  247 1/4  -3  76565  +2769 
00 MAR  253 1/2-54  255 1/2  253 1/2  254  -3 1/4  11795  +892 
            359349  +12941 

 

大豆       --- 安値の寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR    497 1/2  492 1/2  493 1/4  -6  76  -266 
99 MAY  497-96  506 3/4  502  502 3/4  -5 1/4  64205  +1251 
99 JUL  506 1/2-06  509 1/2  505  505 1/4  -5 3/4  45065  -1139 
99 AUG  509-08 1/4  511 1/2  506 1/2  506 3/4  -5 1/4  15779  +147 
99 SEP  209-09 1/2  519 1/2  514 1/2  515  -6 1/4  6740  +346 
99 NOV  516-17  528 1/2  525  525 1/4  -6  30509  -226 
            165889  +249 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  13570  -250  MAR  1943  +0  MAR  272 3/4  -3 1/2  117.95-118.40 
MAY  13760  -240  MAY  1972  +0  MAY  282 3/4  -3 3/4   
JUL  13890  -260  JUL  1987  +1  JUL  294  -3 1/2   
AUG  14040  -200  AUG  2002  +2  AUG  307 3/4  -3 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

農家売りをきっかけに修正安。

週末から今朝にかけての大量農家売りがファンドの買いの手を緩めさせた。寄付きから、商業筋のヘッジ売りが先行し、ファンドは買いサイドを維持していたものの、終始安値圏での取引となった。 

ダウ工業株が大きく下げていたことが途中下げを促した。加えて、NATOがコソボ問題で揺れるユーゴスラビアに爆撃を決定したことを受けて、本日ワシントンを訪問予定であったロシアのプリマコフ首相が急遽訪米をキャンセルしたことが、今後のロシア向け支援前進が阻まれるのでは、と連想され、各商品に売り注文を入れさせた。 

コーンにおいては、ファンドは1,000コントラクト程度の買い手、大豆はほぼニュートラルであった。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン 今週は全域で徐々に雨が増加していくであろう。したがって、ひまわりとコーンに関しては、週末に向けて収穫遅れがでてくるのではないか。来週はドライな天候が予想され、遅れを取り戻せるであろう。大豆は、水分の必要な時期であり、これらの雨は高イールドを維持することに寄与することになる。

ブラジル 今週は雨が少なく、収穫は順調に行われる。特に北側3分の2の地域では、6-10日予報でもドライとなっており、今後収穫作業に支障はなかろう。南部、リオグランデドスル周辺では、今後雨が予想され、少し遅れが心配される。 

南アフリカ 北部、東部で明日まで雨が続く。成熟期に向けてコーンは現段階を順調に生育している。あとの心配は、収穫作業中まで雨が続き、ロッジングが見られることだが、これはまだ先の話である。 

 

本日の発表等
1) 受渡可能な数量(単位:1,000ブッシェル)

-とうもろこし− 

  3月19日  --先週--  昨年同期 
シカゴ  834  621  6,056 
トレド  5,697  5,469  13,613 
セントルイス  332  513  76 
合計  6,863  6,603  16,745 

−大豆− 

  3月5日  --先週--  昨年同期 
シカゴ  2,782  2,595  224 
トレド  1,866  1,945  3,143 
セントルイス  67  215  45 
合計  4,715  4,755  3,412 

 

2) ローンデータ (単位:百万ブッシェル) 

−とうもろこし− 

  3月9日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  1.9  -0.4  20.9  0.3  1,111.4  1,134.2 
1998CROP  1,404.7  -0.2  0  unch  148.1  1,552.8 

−大豆− 

  3月9日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.4  unch  6.5  unch  258.7  265.6 
1998CROP  267.2  -4.3  0  unch  58.2  325.4 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

3月末、遅くとも4月始めまでには安値への展開を予想。 

ひとまず買い上がり攻勢に一服感、と言ったところであろうが、これで終了したと考えるのは早計かも知れない。依然投機家のポジションは、オプションを含めると売り越しが残っており、この整理にもう少し時間をかけると見てもよいであろう。 

ただし、今日、あるいは昨日以上の高値になっても買い急ぎは禁物と考えている。3月に入ってここまでの相場の動きは、あくまで突然でかつ大量なファンドのポジション整理が背景にあることは明白である。目先の弱材料が少なくなったからと言って、1ヶ月以下で20セント以上も反応したのは、この異常な買い圧力によるところが大きいはずだ。 

コーンの上昇とともに、大豆三品も元気が良い。大豆がこのレベルまで上げた理由はコーンと同様であるが、コーン以上に行き過ぎ感は否めない。上昇要因には、食糧援助などの脇役もあげられるが、何といってもファンドのポジション調整である。少々新穀が不作になったとしても、需給状況は緩いまま、となるであろう大豆にしては、上げ方が異常である。早晩、大幅な修正があることになろう。大豆が相場を崩しているとき、コーンが価格を維持できるかとうか?コーン自体も、大豆ほどではないにせよ需給は緩い。一部で、コーン買い・大豆売りのスプレッドの動きにはなろうが、結局は大豆に追随せざるを得ないであろう。 

つまり、もう少々あげる場面があっても、コーン相場の買い場は後日だ。 ( F ) 

(大豆) 

明日再度高値をトライして維持できなければ今回のラリーは一旦終了したとみる。 

ファンドが買いの強い拠り所としていた50日間移動平均価格を下回っての引けとなった。これにてひとつ買いのサインが消えた事になる。今日は静かなトレードにてファンドが様子見の中平均以上の農家売りが勝り値を下げた相場となった。明日もファンドが出動しなければ今のおよそ7,000コントラクトと言われるフューチャーズ/オプションズのネットショートでファンドはひとまずポジション整理を終えたと見ていいのではないか。 

今日の夕方USDAが今週木曜日にロシアとバングラディッシュ向け100万トンの小麦のテンダーを行うとのアナウンスがなされた。これ自体は前々から噂にもなっており珍しい事ではないが100万トンという数量は初めての大きさでありこれが明日オープニングから小麦を引っ張る事になろう。大豆もつられて再度50日間移動平均価格を試す場面が出てくると思うが、ここを抜けず安値に沈むようであれば今回のラリーはひとまず終了したと見ていいと思う。(N)