(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月24日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR            122  -175 
99 MAY  230 3/4-30 1/2  230 3/4  227  228  -1/2  130963  -3067 
99 JUL  236-36 1/2  236 3/4  233 1/2  234 1/4  -1/2  106177  +270 
99 SEP  240 3/4-41  241 3/4  238 1/2  239  -3/4  24615  -27 
99 DEC  248-48 1/4  248 3/4  246  246 1/2  -3/4  78369  +1804 
00 MAR  255-54 3/4  255 1/2  253  253 1/2  -1/2  12191  +396 
            358656  -693 

 

大豆       --- 高値寄り付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR            30  -46 
99 MAY  495 1/2-96  502  486  487 3/4  -5 1/2  63257  -948 
99 JUL  505 1/2-05  510 1/2  495  496 1/4  -6 1/2  44649  -416 
99 AUG  508-08 1/2  513  498 1/4  498 3/4  -6 1/2  14997  -782 
99 SEP  510 1/2-11  514  500  500 1/4  -6 1/2  6757  +17 
99 NOV  517 1/2-17  522 1/2  507 1/2  508 1/2  -6 1/2  31081  +572 
            164336  -1553 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  13370  -200  MAR  1938  -5  MAR  269 3/4  -3   
MAY  13510  -250  MAY  1964  -8  MAY  280  -2 3/4   
JUL  13620  -270  JUL  1983  -4  JUL  290 3/4  -3 1/4   
AUG  13760  -280  AUG  1998  -4  AUG  305 3/4  -2   
                   

 

本日の相場の動き

 

食糧援助の先行き懸念から下落。

昨日、ロシア向け援助用小麦のテンダーが今週木曜日に百万トン以上まとめて行われると発表されたことを受けて、小麦相場がサポートされるとの見方から、穀物市場は堅調な寄付きとなった。大豆には寄付き後に旺盛なファンドの買いが入り、一時7セント以上上げるなど、これまでの相場の方向性が継続しているのかと思われた。 

しかし、市場にはコソボ問題からくる米国のロシアとの関係を懸念する声が強く、同国への援助がこれ以上は進まない公算が相場を支配し始めた。新援助の主要商品となると目された大豆が、まず高値から一気に下げ始め、コーンが追随。さらには、本日の相場サポート材料の中心であった小麦までもが安値圏に突入し、あとは売りサイドに回ったファンドが下げ足を早めた。コーンにおいては、中国が最近2日間だけで100万トン近いコーンを輸出成約したとの情報も、売り材料になった。 

ファンドの動きは、コーンは本日ほとんどイーブンであり、大豆は約2,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン 雨の地域は北部に広がっている。今週後半は収穫遅れがその地域で顕著になるであろう。ひまわりには、若干のダメージの原因となるかも知れぬが、コーンにはまだダメージとなるほどではない。大豆の生育は順調だ。生育段階が早い大豆は、来週にも成熟期を迎える。

ブラジル 日曜日までは、雨の地域はごく狭い範囲に限られる。収穫作業は順調に進むであろう。コーンは約半分が収穫されたと見られ、平年ペースよりは、早めである。来週も北側3分の2の地域では、ドライな天候が予想されており、さらなる進捗が期待される。 

南アフリカ 週末にかけては、雨は少なくなりそうだ。ただ、土壌水分は十分であり、またそろそろ成熟期に入る頃なので、大きな問題にはならない。反対に、収穫期が近づいていることから、雨は今後少ないほうが良い。 

 

本日の発表等

本日主要な発表はありませんでした。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いの機会は後日。まだ待ち。 

これまで異常に上げてきた相場の環境が、早くも変化の兆しを見せている。コソボ問題を契機に食糧援助の先行きに陰りが見え始め、また、大豆の腰の弱さもあり、ファンドはコーン買いのアクセルから一旦足をはずし、ブレーキをかけるのか、再びアクセルに足を戻すのか、迷っているところだ。 

本日の大豆の下げは、今月の上げを裏打ちするものがほとんど無いことを露呈したものと見ている。今後も、コーン相場を下方に引っ張る要因となるであろう。また、本日のイラン向け経済制裁解除(農作物輸出部分的解禁)にもかかわらず、小麦が安値引けしたことも、今後の穀物相場の方向性を示唆しているものと見る。 

月末には在庫・作付けに関しての報告を控えているため、コーンが右肩下がりの相場となることは予想しづらいが、作付けに関してはコーン面積減少はすでにかなり織込まれたと言っても良いであろう。7,750万エーカー以上であれば、相場の居所を変えるような強材料とはならないはずだ。 

また、昨日からコソボ問題によって食糧援助の今後に暗雲がたちこめた。次々に打ち出された政府による農家・農作物支援策(食糧援助、CRP等々)もそろそろ底が策が出尽くし、底が見えてきたのかも知れない。以前も述べたが、このような政策は次々と話題を提供できなくなったら、その効果も終わりだ。今後のコーン相場の展開は、作付け減懸念で一時下げづらい展開もあろうが、数週間も待たずに現レベルから安値への動きとなることを予想する。 ( F ) 

(大豆) 

明日も続落を予想。 

午前中の高値から一気に約15セントの安値引けとなった事は印象的であった。午前中小麦につられてファンドの買いから上げたマーケットであったが上げきれないと見るや一番最初に下げ始めたのが大豆であり大豆が安値に引っ張るリーダー役であった。 

ファンドは午前中に大きく買い越していた為、後から売りにまわるも結局ネットとしては2,000コントラクトのロングであったと考えられるが今日のフォロースルーから明日も売りにまわる事になるであろう。トータルのファンドのネットショートはこれで5,000コントラクトに満たないと考えられておりポジションは非常に軽くなっている。 

ロシア向け食糧援助で恩恵を受けると思われ上げていた大豆3品であるがコソボでの爆撃が始まった今、具体的な話が始まるまでにはしばらく時間がかかりマーケットから忘れ去られる要因となってしまう可能性もあるのではないか。 

テクニカルにも50日間、40日間移動平均価格を下回り次のターゲットは10日間移動平均価格の5月限480近辺となっている。 

午前中今日のマーケットをリードした小麦もテクニカルに弱いサインを出している。9日間移動平均価格が18日間、40日間移動平均価格を上回り強い買いのサインが出ていたにもかかわらず今日の下げで引け値は全ての移動平均価格を下回ってしまった。明日のオープニングにてファンドの売りを浴びる事になるであろう。 

明日は大豆、小麦にファンドの売りが入ると思うが材料難とビッグレポートを控え今日ほどのラリーにはならないと考えている。(N)