(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年3月25日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 安値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 MAR | 22 | -100 | |||||
| 99 MAY | 227-26 1/2 | 231 3/4 | 226 1/4 | 229 3/4 | +1 3/4 | 130087 | -876 |
| 99 JUL | 233 1/2-32 3/4 | 237 1/2 | 232 1/2 | 236 | +1 3/4 | 105830 | -347 |
| 99 SEP | 237 3/4-38 | 242 1/4 | 237 1/2 | 241 1/4 | +2 1/4 | 24753 | +138 |
| 99 DEC | 245 1/2-45 1/4 | 249 | 245 | 248 1/4 | +1 3/4 | 78844 | +475 |
| 00 MAR | 252-52 1/4 | 256 | 252 | 255 1/2 | +2 | 12390 | +199 |
| 358174 | -482 |
大豆 --- 安値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 MAR | 13 | -17 | |||||
| 99 MAY | 484-84 1/2 | 500 | 483 1/4 | 499 | +11 1/4 | 62131 | -1126 |
| 99 JUL | 493-92 | 507 1/2 | 491 1/2 | 506 3/4 | +10 1/2 | 46351 | +1702 |
| 99 AUG | 496 | 510 | 494 3/4 | 510 | +11 1/4 | 14407 | -590 |
| 99 SEP | 498 | 511 1/2 | 496 1/2 | 510 1/2 | +10 1/4 | 6775 | +18 |
| 99 NOV | 505-05 1/2 | 518 1/2 | 503 1/2 | 518 1/4 | +9 3/4 | 31065 | -16 |
| 164472 | +136 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAR | 13680 | +310 | MAR | 1967 | +29 | MAR | 282 1/4 | +12 1/2 | 118.00-118.15 |
| MAY | 13830 | +320 | MAY | 1994 | +30 | MAY | 292 3/4 | +12 3/4 | |
| JUL | 13990 | +370 | JUL | 2007 | +24 | JUL | 302 3/4 | +12 | |
| AUG | 14130 | +370 | AUG | 2022 | +24 | AUG | 316 3/4 | +11 | |
| 本日の相場の動き |
小麦につられ上げる。レフコを中心にファンド買い。
週間輸出成約高・センサスの2月月間搾油高レポートが予想より少なかった事を受けてとうもろこし1〜2セント安、大豆3〜4セント安にてOPENするも直後にグリックマン長官がコソボ紛争にかかわらずロシア向け食糧援助の話は続いているとアナウンスしたことから買い戻しが入った。
その後薄商いの中、午後に控えている小麦の100万トン余りのテンダーに焦点が集まりファンドの買いが小麦に入り値を上げるとつられてとうもろこし、大豆も昨日比小高いレベルまでの上伸となった。
引け間際になりクリントン政権がイラン、リビア、北朝鮮,シリア、スーダン向けの農業貿易解禁とのうわさが流れるとファンドが更に買いの勢いをつけ小麦、大豆3品を中心に大きく値を上げての終了となった。とうもろこしには農家売りからのヘッジと思われる売りが断続的に入っており大豆等に比べると上げの幅は少なかった。
本日ファンドのネットロングはとうもろこし4,100コントラクト、大豆4,200コントラクト、小麦4,100コントラクトと考えられている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
アルゼンチン 今週はひまわりととうもろこしの収穫は雨でやや遅れたがダメージが出るほどではない。大豆はまだ生育の後半段階にありこの雨は恵みの雨となっている。生育の早い大豆は4月始めに成熟をむかえるのでその頃ドライな天候が望まれる。生育の遅い大豆は少なくとも4月の中旬まで成熟にかかりそう。
ブラジル 今週のドライな天候は収穫にはもってこいであり平均以上の収穫ペースになったと思われる。北部2/3の地域は来週ドライな予想となっているが南部地域は雨の為収穫に遅れが出そうだがダメージの懸念はない。
南アフリカ 現在は乾燥しているが来週には成熟をむかえるとうもろこしにとっては適した天候となっている。6-10日間の天気予報は平均的な降雨を予想しており収穫も例年と変らないペースで始まる見込み。
| 本日の発表等 |
1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 470.8 | 0.0 | 32,743.2 | 27,225.3 | 7,275.3 | 116.2 |
| 大豆 | 292.3 | 0.2 | 18,426.5 | 21,867.5 | 2,763.1 | 2.3 |
| 小麦 | 325.6 | 97.6 | 24,778.7 | 26,189.3 | 3,937.9 | 187.9 |
| 大豆粕 | 41.9 | 2.1 | 4,350.3 | 6,748.6 | 1,037.2 | 54.5 |
| 大豆油 | 19.3 | 0.0 | 720.4 | 1,018.8 | 131.6 | 0.4 |
大豆油が予想の上限であった以外はすべて予想より少ないか予想の下限であった。
2) 週間輸出高(単位:千トン)
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 954.0 | 1,193.6 | 25,467.9 | 20,539.6 | 45,720 |
| 大豆 | 444.7 | 439.1 | 15,663.4 | 20,019.3 | 21,230 |
| 小麦 | 309.4 | 485.8 | 20,840.8 | 23,118.6 | 28,580 |
| 大豆粕 | 166.0 | 67.8 | 3,313.1 | 4,762.2 | 6,350 |
| 大豆油 | 7.1 | 37.5 | 588.8 | 797.1 | 1,000 |
3) センサスビューロー2月度月間搾油高
| 99年2月 | 98年1月 | 昨年同期 | |
| 大豆粕生産量(トン) | 2,828,184 | 2,997,97 | 3,057,918 |
| 大豆粕在庫量 | 382,833 | 338,269 | 244,908 |
| 大豆油生産量(千ポンド) | 1,438,927 | 1,527,875 | 1,557,638 |
| 大豆油イールド(lbs/ブッシェル) | 11.28 | 11.20 | 11.27 |
| 大豆油在庫 | 794,852 | 740,057 | 907,879 |
| 大豆搾油高(ブッシェル) | 127,615,591 | 136,362,403 | 138,233,618 |
OPEN前の発表。搾油高が減少している事は大豆には弱い材料。にもかかわらず油と粕の在庫が増加している事は需要の減退をしめしており油と粕にも弱い材料と考えられた。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
3月終わりから4月の始めまでには、安値への動きとなると予想する。
今日の動きは、意外なUSDAのコメントによって、食料支援からの相場サポートが再燃することになった。ただ、そのコメントの内容は、ロシア向けにすでに決定された支援を無にすることはない、という意味を持つだけのことであり、時期としては意外性があったものの、内容には何の新鮮味もない。テクニカルな要因も加わり、主要支援物資の小麦と大豆が過剰反応したが、今後すぐにも修正されることになるであろう。その修正の場面では、コーンもその流れを食い止めることはできない。今日の動きに対し、過度の警戒感を持つ必要はないと思う。
3月31日の報告では、コーンの作付け減をほとんど皆が予想しているため、それまではコーン相場が一方的に下がり続けるということは難しいであろう。しかし、皆が予想している作付け減だけに、報告が中途半端な減少だと売られる材料にしかならない。また、いくらUSDAの長官が食料支援のポリシーに変化がないとコメントしても、今後の新規支援が何の障害もなく積極的に行われるということは、まず信じがたい。CRPなどの追加政策も底をついている。加熱気味に上げた相場は修正されることになるであろう。 ( F )
(大豆)
ファンドの動き次第。
昨日と打って変ったファンドの動きに驚きを隠せない。今日の急騰のきっかけはグリックマン長官の発言でありイラン、リビア、北朝鮮向け農業貿易解禁のうわさであるがなぜここまで過剰に反応したのか理解に苦しむ。ロシア向け食糧援助は早期実現を疑問視するものはいても立消えになっていた訳でもなく、またイラン、リビア、北朝鮮,シリア,スーダン向け農業貿易禁輸についても前から噂になっていた事とまた実現性を疑う者が多くいる。今日の安値から16セントもの上げにつながる理由としてはこころもとない。
本日は穀物相場以外も大きく上げている。ダウジョーンズがまた一万ドルを射程圏内に捉えている事、CRB INDEXも大きく上げた事も今日のファンドの買いを誘っていたようだ。
テクニカルにも昨日と全く逆に強い買いのサインが出ている。短期移動平均価格が長期移動平均価格を抜きにかかっている事、また今日の引け値は50日間移動平均価格を抜きにかかっている。
しかし昨日の大幅な下げもあり明日もファンドの動きに大きく左右される事になろう。今日の流れから小高いオープニングが予想される一方、農家売りの増加からのヘッジショートも期待される。ファンドのポジションはほぼイーブンかややロングになったと考えられておりどちらにも動ける。明日の朝、NOPAの週間搾油高レポートを手がかりにOPEN直後の方向が決まるのではないか。 (N)