(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月29日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、小安い引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR            5  -10 
99 MAY  230-30 1/4  232 1/4  229 1/4  232  -1/4  128255  -370 
99 JUL  236 1/4-36 1/2  238 1/2  235 1/4  238 1/4  -1/4  109478  +1817 
99 SEP  241  243 1/2  240 1/2  243 1/4  -1/4  25358  -56 
99 DEC  247 1/2-47 1/4  250  247  249 3/4  -1/4  80166  +561 
00 MAR  254 1/4  256 3/4  254  256 3/4  -1/4  12867  +275 
            362530  +2306 

 

大豆       --- 安値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAR              -9 
99 MAY  495-96 1/2  497  490 3/4  496  -3/4  58127  -1346 
99 JUL  502 1/2-01 1/2  504 1/2  499  504 1/4  -1/2  46666  +616 
99 AUG  505-04 1/2  508  502 1/2  506 3/4  -3/4  14475  -133 
99 SEP  506-05 1/2  508 1/2  504  508 1/4  +1 1/4  6990  +121 
99 NOV  513 1/2-13  516 1/2  510 1/2  516  -1/4  32326  +1102 
            162336  +323 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR      MAR      MAR      119.70-120.20 
MAY  13670  +60  MAY  1957  -1  MAY  294 1/4  +5 1/4   
JUL  13790  -10  JUL  1983  +0  JUL  304  +5 1/4   
AUG  13890  -60  AUG  1999  -2  AUG  314 12/2  +5 1/2 
                   

 

本日の相場の動き

 

レポートを前に閑散な商い。小麦の上げに下値がサポートされる。

とうもろこしは金曜日のコミットメントオブトレーダーズで予想以上のファンドのロングが確認された事、大豆はブラジルの収穫が平年以上のペースになっている事を理由に朝方は安値での取引となった。 

10時に発表された週間輸出検証高はコーンには強気材料、大豆にはニュートラルと考えられたがマーケットにはほとんど影響を与えなかった。 

先週大きく上げた小麦がセットバックから安値に転じるととうもろこし、大豆も下値をトライするがファンドは大きく動く事なく左程大きくないレンジ内での取引が続いた。 

大豆はブラジルでの収穫がすすむも輸出港で本船の滞船が続いている事、またレアルが堅調に推移しており農家がやや売り惜しみしていると伝えられた事、とうもろこしはアルゼンチンでの収穫遅れのニュースがそれぞれサポート要因となった。 

終了30分程前から小麦にテクニカルなファンドの買いが入り一気に値を上げるととうもろこし、大豆もサポートされ安値から小安いレベルまで値を戻しての引けとなった。 

本日の取引量はとうもろこしで34,000コントラクト、大豆で30,000コントラクトと非常に閑散なマーケットであった。ファンドもほとんどポジションを作っていない。 

 

スパークス社、生産量予想 

スパークス社は、セッション引け後、99/00年度のコーン・大豆生産量予測を発表、コーンは93.6億ブッシェル、大豆は29.4億ブッシェルとした。 

コーンの期末在庫について同社は、「17億ブッシェルを少し上回る程度。」とコメントしており、生産量が前年比減少するが、期末在庫は前年度と同レベルを予想している。その原因として、家畜数の減少をあげ、99/00年度のコーンが低価格推移すると示唆した。 

また、CRP政策の追加についても99/00年度にそれが反映されることは、実質的に不可能だとの見解を示した。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン 週末は、所により雨が降っていたが、今週はほとんどドライとなりそうだ。週末はコーンとひまわりの収穫作業は停滞、所によっては洪水となったところもあるが、ダメージは限られている。今後10日間の乾燥気味の天候が、先週末の雨の影響を拭い去ることになるのでないか。大豆の生育は適当な水分補給のため、順調。

ブラジル 昨日南部4分の1で雨となった。収穫はその地域で少し遅れている。昨週までの理想的なコーン・大豆収穫状況を考えると、この雨が何らかのダメージを起こす原因になるとは考えがたい。反対に、水分不足により大豆のイールド低下が予想されるリオグランデドスルでは、この雨によっても、大きな回復は望めない。 

南アフリカ ドライな天候が続いている。収穫が一部で始まっており、順調である。生育状態には、現在は問題が見られない。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(3月25日の週:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  37,795  30-35 
大豆  12,491  12-17 
小麦  15,641  10-15 

 

2)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  3/23現在  市場予想 
とうもろこし  11,721 コントラクト ロング  11,000 コントラクト ロング 
大豆  19,009 コントラクト ショート  15,000 コントラクト ショート 
大豆粕   7,918 コントラクト ショート   9,000 コントラクト ショート 
大豆油  21,921 コントラクト ショート  21,000 コントラクト ショート 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

安値を予想。 

コーン・大豆は下値に行きたがっているが、旺盛に買われる小麦が、その足を止めている。小麦が買われている理由は、テクニカル面と、それ以外にも先週のCCCによる一日百万トンを超す大規模テンダー、イラン向け制裁解除、など、繰り出される価格維持政策が奏功しているからだ。これ以上、政府の新案が出ないと言い切れるわけではないが、コソボ問題もあり、手の内にはおのずと限界がある。また、テクニカル面から見ても、相関指数は天井についており、買い進められる可能性は低い。小麦の箍(たが)が外れるのは、時間の問題であろう。 

中西部の大農家の中では、すでに作付けを始めるところがでてきている。当地の気温は平年以上であり、土壌温度も同じく平年以上に高い。土壌水分も十分であり、良好な天候が予想されている4月の始めまでに、ある程度の作付けを終えておこうという算段だ。今のところ、作付けの滑り出しは順調になりそうだ。 

明日は、明後日の報告の前日で下げずらい展開が予想されるが、一旦報告が出てしまえば、相場は落ち着きを取り戻し、このところ見られたような、パニック的な上げ相場は終了すると見ている。 ( F ) 

 

(大豆) 

明日もレポート前の閑散なトレードを予想。 

今日の午前中の動きは予想された通りのものであったが終了間際に小麦に再度ファンドの買いが入った事が意外であった。チャートからは短期移動平均線が長期移動平均線を下から抜きさっており買いのサインとなるが、あまりにも上げ方が急にて乖離率からすると10セントは下げても不思議ではない。またコミットメントオブトレーダーズのファンドのネットショートは約10,000コントラクトとなっているが、この一週間の買いにてポジションはロングに転じていると思われこれ以上の上げは疑問に思う。ファンダメンタルにも小麦は弱い。この価格レベルでも世界的には競争力に欠けており政府の力添えなしでは在庫率が40%にも及ぶと予想されている。 

大豆もファンダメンタルは弱い。その証拠にとうもろこし、小麦のファンドポジションがネットロングに転じる中、大豆のポジションはネットショートのままにある。アルゼンチンで順調に生育の最終段階を向かえ、ブラジルで順調に収穫がすすみ、中西部で7400万エーカー以上の作付けがされるとアナウンスされればいずれ下げざるをえないであろう。 

2月のブレイク、3月のラリーとひとまず格言が当たってきたが4月はラリーを見せながらも値を下げていくと予想する。(N)