(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月30日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、まちまち引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  230 1/4-30 3/4  234 1/4  230 1/4  232  +0  126718  -1537 
99 JUL  236 3/4-36 1/2  240 1/4  236 1/2  238 1/2  +1/4  110066  +588 
99 SEP  241 1/2-41 3/4  244 1/2  241 1/2  243  -1/4  25215  -143 
99 DEC  248 1/4-48  251  247 3/4  249 1/2  -1/4  80217  +51 
00 MAR  255 1/2-56  257 3/4  255 1/2  256 1/2  -1/4  12956  +89 
00 MAY  259 1/2  261  259 1/4  260 1/2  +0  1071  +11 
            631589  -941 

 

大豆       --- 高値寄付き、高値け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  496 1/2-98 1/2  502 1/2  496  501 1/2  +5 1/2  57733  -394 
99 JUL  504 1/2-06  511  504  509 1/4  +5  46436  -230 
99 AUG  509-09 3/4  513 1/4  507 1/2  512  +5 1/4  14626  +151 
99 SEP  511 1/2-12  516  509 1/2  515 3/4  +7 1/2  7022  +32 
99 NOV  515-16  523 1/2  515  522 3/4  +6 3/4  32891  +565 
00 JAN  529  533  527  533  +6 1/2  1418  -20 
            111807  -659 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13740  +70  MAY  1971  +14  MAY  294  -1/4  120.05-120.40 
JUL  13910  +120  JUL  1996  +13  JUL  304  +0   
AUG  14050  +160  AUG  2010  +11  SEP  314 1/2  +0   
SEP  14170  +170  SEP  2026  +16  DEC  328 3/4  +1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

報告前のポジション調整、およびUSDAコメントにより上下した。

報告前のポジション調整からコーンは小安く始まった。大豆はオイルワールド誌がアルゼンチンの大豆・ひまわり生産量を低めに予想したことから高い寄付きとなったが、すぐに値を戻し始めたため、相場は落ち着くかと思われた。 

静かな相場の雰囲気を変えたのは、またもUSDAのグリッグマン長官であった。曰く、「ロシアが追加食料支援を要請してきており、その必要性がある限り、支援を前向きに検討する。」と、これまでのロシアに対する姿勢に変化がなく、今後の追加支援をもほのめかしたことから、大豆・大豆油がまず反応。つられて、コーンも上昇を始めた。 

そのうち、中西部の一部では、理想的な天候を背景に、コーンの作付けが開始されていることから、農家は理想的な天候のうちになるべく作付けをしようとし、結果として計画以上のコーンを植え、大豆の作付けが抑えられる、との憶測も聞かれだした。そのため大豆がさらに上伸、コーンは逆に冷やされた。 

後半は動きが少なく、ポジション調整の小刻みな動きになり、引けとなった。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン 今週はドライ。ひまわりととうもろこしの収穫がすすむ。このドライな天候の為先週の大雨によるダメージも最小限ですむ。来週からは大豆の収穫も始まる見込み。大豆に問題はみられない。

ブラジル 北部のドライな天候がとうもろこし、大豆の順調な収穫を手助けしている。南部は雨。収穫が遅れているがダメージの報告は聞いていない。 

南アフリカ ドライな天候のもと収穫は順調に始まっている。生育期の水分不足の為当初見込みよりは生産量が落ちると思われるが、今後はドライな天候予想となっており収穫ロスの可能性は少ない。 

 

本日の発表等
1) ローンデータ (単位:百万ブッシェル)

−とうもろこし− 

  3月23日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  1.5  -0.4  21.0  0.1  1,112.0  1,134.5 
1998CROP  1,393.3  -11.4  0  unch  167.4  1,560.7 

−大豆− 

  3月23日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.3  -0.1  6.5  unch  258.7  265.6 
1998CROP  255.0  -12.2  0  unch  71.5  326.5 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

当面は明日の報告内容を基本にした相場展開となるであろうが、安値を予想。 

この1ヶ月の堅調なコーン相場は、テクニカルな買いと作付け面積減少への懸念から来ている。明日の報告では、作付け面積が最も注目を集めることになるであろう。さて、コーンの作付けが順調だ。大豆の作付け時に天候が変化する可能性を考えると、早播種が許されるコーンを今のうちになるべく多く植えるという農家がいても、不思議ではない。 

また、作付け面積が前年比大豆増・コーン減となる原因は、ローンレートを農家の売り価格とおいた場合の採算性を比較すると、大豆の方が魅力があるからである。2月までの底無し下げ相場の中では、農家がローンレートを基礎に採算をはじいたであろう。そして、それに沿って種子を買いつけ、肥料の購買量も調整したと思われる。しかし、である。今は大豆の現物価格はローンレートを下回っているが、コーンは別だ。現在の相場展開が農家に今以上の価格期待を持たせるのは当然であろう。そうするとコーンがより有利になってくる。なにしろ、9月限月の大豆・コーン比率は2.12にすぎず、大豆のローンレート平均526と9月限コーンを比べても2.16でしかないわけである。明日の報告はこれらの現実はまだ反映されないであろうし、農家はすでに種子の手当てを終えていることから、実際大規模には大豆面積がコーンに移動するということもないであろう。しかし、この影響はいずれ相場に反映されることになる。 ( F ) 

 

(大豆) 

レポート次第でしばらくの方向性が決まる。 

昨日コミットメントオブトレーダーズにてファンドのショートが発表された後にタイミングよくグリックマン長官がロシアむけ食糧援助の第2弾をアナウンスしたことが今日の上げにつながった。 

しかしここ数日の大豆の相場は現物の商売とは離れフューチャーのみが加熱しているように思える。実際ガルフでの輸出需要は全く停滞しており、今日のCIFNOLAは15〜16とここ数日で数セントの下落を示している。農家売りの増加やバージフレートの大きな下落は聞いておらずひとえに需要が滞っている事がCIFNOLA価格の下落につながっている。現実の商いを反映していない相場はいずれ崩れると考えている。 

また明日の在庫レポートの予想数字は15億ブッシェルをやや切るところが平均となっているがいずれにせよこの時期の史上最高の在庫となる事は間違いない。この在庫数字に同じく史上最高となる作付面積が発表されれば加熱し過ぎていた相場は下がると予想する。(N)