(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年3月31日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  230 1/2 - 29 3/4  230 1/2  225  225 1/2  -6 1/2   125999  -719 
99 JUL  236 - 37  237  231  231 1/2  -7  112621  +2555 
99 SEP  242 1/2 - 42 1/4  242 1/2  235 1/4  236  -7  25132  -83 
99 DEC  248 1/2 - 47  248 1/2  243  243 3/4  -5 3/4  81601  +1384 
00 MAR  254 - 54 1/4  254 1/4  250 3/4  251  -5 1/2  13159  +203 
00 MAY  258  258  254 3/4  254 3/4  -5 3/4  1079  +8 
            365066  +3477 

 

大豆       --- 高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  506 - 05  506  482  483 3/4  -17 3/4  55975  -1758 
99 JUL  515 - 12 1/2  515  491 1/2  493 1/4  -16  45030  -1406 
99 AUG  517 1/2 - 17  517 1/2  495  495 1/4  -16 3/4  14482  -144 
99 SEP  518 1/2 - 19  519  498  498 1/4  -17 1/2  6985  -37 
99 NOV  528 - 26  528  505 1/2  507  -15 3/4  33040  +149 
00 JAN  536 1/2 - 37  537  516  516 1/2  -16 1/2  1406  -12 
            159266  -3180 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13570  -17  MAY  1891  -80  MAY  280 1/4  -13 3/4  118.25-118.75 
JUL  13740  -17  JUL  1916  -80  JUL  290 3/4  -13 1/4   
AUG  13730  -32  AUG  1928  -82  SEP  302 3/4  -11 3/4   
SEP  13880  -29  SEP  1944  -82  DEC  316 1/2  -12 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

強材料のUSDA報告。しかし、売られる。

注目された今朝の作付報告は、コーン・大豆ともに事前予想平均を下回り、やや強材料となった。大豆の場合、在庫報告においても、第一四半期の消費が予想を上回り、相場をサポートされると見られた。ただ、小麦の作付面積が意外と大きいととられ、これが波乱要因になるかも知れないと言われていた。 

相場が開いた瞬間は、大豆は予想通り5〜6セント高、コーンは在庫が足を引っ張ったかやや安値寄りつきであった。しかし、大豆の高値取引は数分と持たず、直ちに売り浴びせられ始め、その後もファンド・コマーシャルが入り乱れて売り注文を投げることになった。コーンにも遅れてはならじと、ファンドの売りが集まった。 

売られた背景には、大豆の作付けは予想以下ではあっても史上最高であることや、コーンにおいても依然期末在庫が多いことが確認されただけ、との見方があったからである。また、本日予定されていたロシア向け大豆・大豆油のテンダーがなぜか見送られたことが、昨日のUSDA長官のコメントと反し、コソボ問題が今後の支援に影を落とすのではないか、と見られたことや、韓国の最大搾油メーカーの倒産の情報が流れたことも、ファンダメンタル要因としてあげられる。コーンの作付けについても、最近の相場の高値推移がその作付意欲を刺激したはずで、今回の発表から今後は増加していく、との見方も支配的であった。 

テクニカルに見ても、コーン・大豆ともに久しぶりに10日移動平均線を下回ったことから、最後まで売りの手は緩まず、本日のセッションを通じて一方的に下げ展開となった。コーン・大豆ともにファンドの売り数量は4,000コントラクト程度と見られる。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

アルゼンチン ひまわりとコーンの収穫は順調に進んでいる。今週末までは雨はほとんど見られない。大豆も早い地域は収穫がスタートしている。来週は雨がちな天候予想となっており収穫遅れが再度懸念される。

ブラジル 北部は順調に収穫が進んでおり収穫ロスも平均以下となっている。来週も北部は好天の予想。南部には雨が停滞しており収穫を遅らせている。しかしダメージを起すほどの烈しい雨にはなっていない。 

 

本日の発表等
USDA作付意向報告 (単位:百万エーカー)

 

  USDA報告  事前予想平均  事前予想幅  1998年実績 
コーン  78.219  78.716  77.2-80.0  80.187 
大豆  73.105  74.083  73.0-75.5  72.375 
小麦  63.029  NA  NA  65.871 

 

USDA在庫報告(3月1日現在、単位:10億ブッシェル) 

 

  USDA報告  事前予想平均  事前予想幅  98年12月1日在庫  98年3月1日在庫 
コーン  5.696  5.618  5.535-5.840  8.050  4.937 
大豆  1.458  1.493  1.448-1.565  2.187  1.203 
小麦  1.445  1.425  1.366-1.474  1.892  1.166 

 

アルゼンチン大豆・コーン収穫進捗率 

 

コーン  16.3%  21.6%(昨年同時期) 
大豆  2.1%  4.7%(昨年同時期) 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン) 

安値を予想する。 

99/00年コーン作付け面積が98/99年に比べて減少する。それは、以前からわかっていたことではあったが、3月中相場に心理的に作用してきた。本日USDAがそれを確認した。もはや、減少すること自体は相場要因にはならない。本来関心が払われるべきであった、「では、それによって需給はどうなるのか。」に焦点がやっと移って行く。 

USDAが先月OUTLOOKで予想した99/00年度の需給バランスを、作付け面積だけを本日の発表数字である78.219億エーカーに置き換えると、期末在庫は16.79億ブッシェル、在庫/消費比率は17.67%となる。3月時点の98/99年のUSDA需給バランス見込みは、期末在庫17.11億ブッシェル、比率は18.3%だ。確かに昨年に比べて若干タイトになってはいるがほとんど変わりなく、過去5年間のうち、2番目に高い在庫率には違いない。この現実において、現在のレベルはまだ高い。 

これから生育期間に入っていく中で、過度な安値期待は禁物だ。しかし、今年はエル・ニーニョで騒がれた昨年のような、大きな受粉時期の天候懸念は今のところない。同様の需給見通しでも、昨年のこの時期を引き合いに出す必要はないと思われる。驚異的なテクニカル要因で上げた今月の修正は4月前半に起きるであろう。 

中西部では作付作業が一般的に昨年よりも1〜2週間早く始まった。6-10日天気予報でも平年以上の気温となっており、当分理想的な天候は続きそうだ。 ( F ) 

 

 

(大豆) 

下落を予想。 

典型的なSELL THE FACTタイプのトレードとなった。オープニングコールのみを聞かれて就寝された人はさぞかし驚かれたのではないでしょうか。 

レポート自体は強い内容にて5〜7セントの高値唱えであったが高かったのはほんの一瞬でありその後は買手が全くいないマーケットとなった。作付面積については小麦がやや予想より多かったもののコーン・大豆が予想より少なくあと3〜5百万エーカーは報告されるべきものがあるはずだという意見もあり発表のインパクトが消されることとなった。 

やはり低調な現実の商いを反映していない加熱されたフューチャーは冷まされるべきとの思いが強い。今日のこの大幅な下げにもかかわらずFOBは下げている。本日は農家売りは見られないが輸出需要の冷え込みは想像以上のようだ。 

テクニカルにも本日の下げにて9日間、18日間、45日間移動平均価格を下回る事となり売りのサインとなっている。14日間RSIもまだ47と下げ余地を残している。またこれほど下げたにもかかわらず本日のファンドのネットショートは2,500コントラクトに過ぎないと考えられており、今後ショートを積み上げていく事が可能だ。 

気まぐれなファンドがどのように動くかに大きく左右されるが、明日の引け値が今日の引け値を下まわればしばらくは再度安値トライへの動きとなっていくと思う。(N)