(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年4月12日

本日の相場

とうもろこし   --- 小幅安寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  218-18 1/2  218 3/4  214  214 1/4  -3 1/2  100420  -908 
99 JUL  224 3/4-24 1/4  224 3/4  219 1/4  219 3/4  -4  108621  -1071 
99 SEP  231-31 1/4  231 1/4  226  226 1/4  -4 1/4  25446  +40 
99 DEC  240 1/4-40 1/2  240 1/2  234 1/4  234 1/2  -4 1/2  88146  +1331 
00 MAR  248 3/4  248 3/4  243 1/2  243 3/4  -3 3/4  14700  -4 
00 MAY  252  252  248  248  -4  1120  +2 
            344194  -529 

 

大豆       --- 高値寄付き、小幅安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  483 1/2-84 1/2  485  477 1/2  479 3/4  -3/4  52850  +464 
99 JUL  494-93  494  486 1/2  488 3/4  -1/4  50258  +2348 
99 AUG  495 1/2-96  496 1/2  489 3/4  491 3/4  -1/4  14811  +115 
99 SEP  500  500  493  494 1/4  -1/2  7502  +8 
99 NOV  509-08 1/2  509  501 1/4  503 1/2  -1/2  36547  +114 
00 JAN    517  512  514  -3/4  1846  +117 
            166305  +3181 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13330  -10  MAY  1855  -8  MAY  258 3/4  -7  119.85-120.15 
JUL  13540  -10  JUL  1887  +0  JUL  269 1/4  -7   
AUG  13650  -50  AUG  1906  +5  SEP  280  -6 1/2   
SEP  13830  -10  SEP  1921  +5  DEC  294 3/4  -8 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

ファンドの売り、後半に加速。

コーン : 6週間ぶりの安値をつけた。 

先週末の雨で米国での作付け作業がストップしたことや、今週後半にロシア向け支援物資買付けが行われるとの情報が、開始からしばらく買いを促し、小高い相場を作った。しかしながら、良好な天候から小麦がかなり売られていることにコーンも引っ張られ、ファンドの売りが入り始めたら、もう高値維持はできなくなった。 

昨金曜日のCOTでファンドの買い持ちが意外と大きかったこともあり、ファンドの売りは一気に加速し始め、抵抗線であった5月限215を割ることになった。週間輸出高で予想以上の数字が出ても、ファンドの売り姿勢は変わらず、商業筋の買い注文もかなり多い方であったが、集中的なファンドの売りがその買いを凌駕した。結局、最安値圏で弱いトーンを残したまま引けとなった。 

 

大豆 : 小麦・コーンに引っ張られる。 

ロシア向け援助物資用の大豆・大豆粕が今週買付けられるとの情報から、序盤こそ堅調推移したが、他ピットの売りトーンに耐えられず、値を崩した。商業筋の買いは旺盛であったが、ファンドの買いが小麦・コーンから流れ出、徐々に攻守が逆転した。そのうち、中国がアルゼンチン産大豆の輸入成約をしたことが伝えられ、安値圏取引が決定的になった。大豆には、本日新たに相場に方向性を与える材料が出てこず、主体性を欠いたまま終了した。 

 

ファンドの動きは、コーンが1万コントラクト弱にもおよぶ大量売り越し、大豆は約2千コントラクトの売り越しの一日であった。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト 今後10日間で中西部を2つの前線が通過することになり、作付けの進展を遅らせるであろうが、豊富な水分量を保つことになろう。特に南部での雨が多そうだ。今月終わりまで雨が降り続くことさえなければ、この雨が問題になることはない。

アルゼンチン 今週前半はマイルドでドライ、後半は雨がちで肌寒い天候となる。収穫作業は前半に進行するであろうが、雨によって後半はストップしそうだ。雨によってのダメージ発生の恐れは今のところない。ただ、大豆に関しては平年以下の気温が油のイールドを落とすことになるのでは、と懸念される。 

ブラジル 北部ではほぼ収穫が終了に近づいているが、南部では雨により少し作業が遅れている。 

 

NWS 6-10日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

B 

 

N/B 

 
東部コーンベルト 

B 

 

N/A 

 
デルタ 

N 

 

A 

 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(4月1日の週:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  37,108  30-35 
大豆  8,462  10-14 
小麦  21,161  15-20 

 

2)作付け進捗率 

 

  4/11現在  先週  昨年  平均 
とうもろこし  4%  3%  3%  3% 
マイロ  14%  13%  17%  17% 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  4/6現在  フューチァーズ(先週金曜)比較 
とうもろこし  11,703 コントラクト ロング  34,016 コントラクト ロング 
大豆  14,396 コントラクト ショート  13,499 コントラクト ショート 
大豆粕   5,427 コントラクト ショート   2,809 コントラクト ロング 
大豆油  20,898 コントラクト ショート  28,251 コントラクト ショート 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

安値を予想。 

ファンドが再び売り始めた。本日は、今月に入って最も多い大量1万コントラクトの売り越しを記録。5月限215を割ったことから、明日もこの動きが続くのではないか。ファンドの売りの原動力となったのは、緩い需給・それと意外に多いことが確認されたファンド自体の買い持ちポジションである。これらの要因は、相場をあと数セント引き下げる勢いは十分にあろう。 

ただ、1万コントラクトの売りにしては下げ幅が小さい。商業筋のヘッジ買いが入ってきているからだ。現物不足から定期ヘッジに入っているものだが、この傾向は続くと思われ、下げ幅を抑える働きをする。5月限約定安値である210が近づいているが、この近辺では取りあえず目先の買いを入れたい。ファンドのポジションが整理された際には、商業筋の動きが主導権を取るのではないか。(長期にわたることはないであろうが。)4月後半には、実質的には問題にならない場合でも、天気予報によって買われる場面も想定される。210レベルは、一つの壁と見ておくべきだ。 

ただ、上げる局面は作付け前半の一時期だけとなるのではないか。目先に強材料が無くなれば、すぐに需給を反映した相場に戻ることになるであろう。 

 

(大豆) 

下落を予想。 

先週見えていた強い材料の他に今日新たにロシア向けPL480での大豆、大豆粕の買い付けが今週なされるとの話、今週アルゼンチンを襲う低気温が大豆にダメージをもたらすとの噂がもっとマーケットを上に引っ張るのではと思っていたが予想外に反応しなかった。 

本日はダウジョーンズも大きく上げていたが穀物相場は影響を受けなかった。穀物相場は強い材料に反応しなくなっているような気がする。今日も先週に引き続き限られた取引量であった。ファンドは売り場面を待っているのではないか。 

農家売りも少ないが、最低保証価格の決まっているアメリカの農家はいずれ諦めて売りを出すであろうし、保管施設に問題のある南米の農家もいつまでも様子見をする事もできず、この我慢比べはファンドに分があると思う。 

2月に付けた契約安値に小麦はあと10セント、コーンはあと5セント、大豆はあと20セントほどのレベルまで下げている。意外と早く新契約安値をトライする場面がくるのではないか。(N)