(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年4月13日

本日の相場

とうもろこし   --- 小幅高寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  215-15 1/2  216 3/4  214 3/4  216  +1 3/4  96047  -4373 
99 JUL  219 3/4-20 1/4  221 3/4  219 3/4  221 1/4  +1 1/2  109649  +1028 
99 SEP  226 1/2-27 1/4  227 3/4  226 1/2  227 1/2  +1 1/4  26080  +634 
99 DEC  235-35 1/4  236  234 1/2  235 1/2  +1  88822  +676 
00 MAR  244 1/4  244 3/4  243 3/4  244  +1/4  14588  -112 
00 MAY    248 3/4  248  248 1/2  +1/2  1204  +84 
            342406  -1788 

 

大豆       --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  482 1/2-81  485 3/4  480  485 1/4  +5 1/2  50769  -2081 
99 JUL  489-90  494 1/2  488 1/2  494  +5 1/4  50079  -179 
99 AUG  493 1/2  497  492 3/4  496 3/4  +5  14875  +64 
99 SEP  497 1/2  499 1/2  496  499 1/4  +5  7611  +109 
99 NOV  503 1/2-04  508  503  507 3/4  +4 1/4  36831  +284 
00 JAN    518 1/2  515  518 1/2  +4 1/2  2161  +315 
            165055  -1250 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13550  +220  MAY  1891  +36  MAY  256  -2 3/4  119.90-120.55 
JUL  13720  +180  JUL  1924  +37  JUL  267  -2 1/4   
AUG  13830  +180  AUG  1940  +34  SEP  278  -2   
SEP  13940  +110  SEP  1955  +34  DEC  292 1/2  -2 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

現物価格高騰から、定期市場が買われる。

久しぶりのことであるが、本日の主役を演じたのは、ファンドではなかった。主役に取って代わったのは、輸出成約と輸出玉不足というファンダメンタル要因。 

朝から、コーン・大豆ともに現物価格が高くなっていた。ブラジル・パラナグア港の輸出エレベータの一つが爆発し、滞船がさらに長くなるとの観測から、大豆の需要が米国に戻ってくると連想させたことも要因の一つではある。しかし、何と言っても、コーン・大豆ともに米国自身の玉不足だ。農家は今月に入って農作業にほとんど没頭、安値更新を続ける市場には目をくれなかった。その影響が出てきた格好となった。 

昨日は強烈に売りを浴びせたファンドは、一転影を顰め、相場の成り行きを見守るように、小規模単位の注文にとどまった。一方、買いの中心は昨日同様、輸出シッパー中心の商業筋であった。 

NWSによる6-10日予報が、中西部でどちらかと言えば低気温、雨がちを予想したことも、作付けの手が止まるととられ、売り注文を鈍らせたようだ。 

ファンドは、コーンを1,000コントラクト弱、大豆を2,000コントラクト程度買いつけた。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト 今週後半は雨で気温も低下する見込み。すでに4%のコーンが作付けされているがこの雨にて発芽が促進される。この雨による作付け遅れの心配はない。コーンベルトで土壌水分が不足している地域は見られない。

アルゼンチン コーン、ひまわり、大豆の収穫は概ね順調だが今週後半は雨の予報。生育の最終段階を向かえている大豆には気温の上昇が望まれるが、今週の気温の低下により1/4の地域にて油分の低下が懸念される。 

ブラジル 南部は雨で収穫が遅れているがダメージの心配はない。北部の収穫は平年を上回る早さで進んでいる。北部2/3の地域の収穫はあと2週間で終了する見込み。 

 

 

本日の発表等
1) ローンデータ (単位:百万ブッシェル)

−とうもろこし− 

  4月6日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  1.1  -0.1  21.0  unch  1,113.3  1,135.4 
1998CROP  1,355.5  -11.9  0  unch  218.2  1,573.7 

−大豆− 

  4月6日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.2  unch  6.6  unch  258.9  265.7 
1998CROP  235.9  -5.9  0  unch  92.6  328.5 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

短期高値、中期安値を予想。目先の買いは進めるべき。 

玉不足が表面化してきた。現物価格が上昇しても、農家の売りが増加したとは聞いていない。この状況は、ある程度の期間続くであろう。これをきっかけに、ファンドが売り姿勢を改め、現物不足の要因だけで定期市場を一方的に押し上げていくとは想像しにくいが、今後1〜2週間の相場の要因の一つになっていくことは間違いない。これに、天候懸念が加わる。無論、土壌水分を始め、作付け環境は今のところ平年以上に良い。しかし、上記のような相場サポート要因がある中で悪天気予報が出た場合、平常時以上に相場は反応することになる。 

明日以降、ファンドの売り注文が残っているときに、目先の安値を拾うべきではないかと考える。 

(大豆) 

短期的に上げた場面は売りチャンスとみている。 

ブラジルパラナグア港での爆発の話、レアルがほぼ3ケ月振りの高値1.65を付けた事、サフラスが今年のブラジル生産量見通しを下方修正し90万トン輸入するとコメントした事等強い材料が重なった割には定期市場の反応は鈍かったように思う。 

特にガルフでの現物市場ではパラナグア港での爆発の話にて価格が5セントも急騰を示した割には定期市場は反応が少なかったと感じている。またこの話は当初2〜3週間輸出施設の回復に時間がかかるといわれていたものがセッション終了後に2日間もあれば修復されると訂正されており明日の現物マーケットはまた値を戻すと考えられている。 

今日の大豆の取引量はおよそ35,000コントラクトと非常に少ないものであった。農家の売りが少なく売り圧力がほとんどない中、先週から強材料が続いているにもかかわらずマーケットは反応していない。上値は限られているとみている。 

テクニカルには9日間移動平均価格が40日間移動平均価格を下から上に抜いており買いのサインとなる。今日は一応高値引けしており明日はフォロースルーが考えられるが上がった場面は売られるのではないか。9日間RSIも52%となっておりもはや売られ過ぎと言う状況ではない。突然の弱材料が出る等きっかけさえあれば大きく下げる可能性があると思う。(N)