(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年4月15日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  218 1/2-18 1/4  220  217 1/4  219 3/4  +2 1/4  86834  -5009 
99 JUL  224-24 1/4  226  223  225 3/4  +2 1/2  116029  +4919 
99 SEP  230 1/2-31  232 1/4  229 3/4  231 3/4  +2  27476  +882 
99 DEC  239-39 1/4  241  238  240 1/2  +2 1/2  89052  -114 
00 MAR  248 1/4  250 1/2  247 3/4  250  +2 3/4  15016  +359 
00 MAY  252 1/2  254 1/2  252 1/2  254 1/2  +2 3/4  1214  +11 
            341711  +1117 

 

大豆       --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  489 1/2-90  492 1/2  487 1/2  489 1/2  +1/4  46073  -2721 
99 JUL  498-99  502  497 1/4  499 1/4  +3/4  54131  +3566 
99 AUG  501 1/2-02  505  500 1/2  502 1/4  +1  15577  +640 
99 SEP  505  508 1/4  504  504 3/4  +3/4  7753  +82 
99 NOV  512-12 1/2  516 1/4  512  514  +1 3/4  38284  +951 
00 JAN  522  526 1/2  522  524 1/2  +2  2327  +78 
            166877  +2600 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13460  -30  MAY  1945  +13  MAY  262 1/2  +3 3/4  118.55-119.15 
JUL  13640  -70  JUL  1979  +16  JUL  272 1/4  +3   
AUG  13730  -90  AUG  1995  +19  SEP  283  +2 1/2   
SEP  13850  -80  SEP  2007  +15  DEC  296 3/4  +2 1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

天候、小麦に支えられる。

コーンは、週間輸出成約高が百万トンを超え、堅調な輸出需要を市場に印象つけた。また、今週末の冬小麦地帯の極端な低気温予報が、終始小麦相場を支え続け、小麦生産量減はコーン需要増につながるとの連想から、コーンにも好感された。コーンベルトは、依然雨がちな天候が続いている。来週も新たな前線到来予報となっており、作付け作業の停滞が懸念され、買いの心理を手伝った。ファンド・商業筋ともに穏やかに買い上がった。 

大豆は、週間輸出成約高が予想以下であったことから、序盤こそ軟調な展開となったが、大豆油が世界の食用油堅調の勢いを得て強い動きを示していたため、次第に引っ張られ始めた。小麦・コーンも買い先行であったこともあり、徐々に大豆にも買い注文が増加し、ブラジルで大量の雨が降り収穫が遅れ気味であることが材料にされるなどして、一時3セント程度高を見せた。終盤は、中西部のコーン作付け遅れ懸念が大豆作付け増につながるというアイデアとなり、その値は削られた。方向感のない展開の後に、特徴のない引けとなった。 

ファンドの買いはコーン・大豆ともに2,500コントラクト程度であった。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト 土壌水分は潤沢にてコーンの発芽は促進されるが今週から来週にかけての気温の低下で作付けは遅れる見込み。しかし今月下旬まで気温の低下が続かない限り作付け遅れはそれ程問題にはならない。

アルゼンチン 収穫のペースは順調。しかし今週の気温の低下で全体の15%の大豆に油分の低下の問題が見られるかもしれない。ただダメージを起すような気温の低下は予想されておらず、また来週は気温の上昇が見込まれ生産量のロスは避けられる見通し。 

ブラジル 本日もリオグランデドスルに烈しい雨が降っている。今月南部に降り続く雨の影響で南部は平均以上の収穫ロスとなる可能性が高い。来週は晴れの見込み。南部以外の地域の収穫ペースは順調。収穫ロスも平均以下になる見込み。 

 

NWS 30日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

A(60) 

 

Z(3.8/11) 

 
東部コーンベルト 

Z(63) 

 

A(3.79/12) 

 
デルタ 

Z(72) 

 

Z(4.53/8) 

 

 

NWS 90日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

Z(60,70,74) 

 

B(12.21/30) 

 
東部コーンベルト 

Z(63,72,76) 

 

A(11.63/30) 

 
デルタ 

A(72,79,82) 

 

A(11.71/26) 

 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,107.3  0.5  35,322.1  28,446.8  7,128.5  145.7 
大豆  110.0  1.2  19,229.3  22,431.9  2,496.6  75.4 
小麦  242.1  103.1  25,343.1  26,982.6  3,204.5  301.0 
大豆粕  78.7  -0.9  4,551.6  7,234.5  985.2  59.0 
大豆油  -5.3  0.0  750.3  1,048.5  116.1  0.4 

 

2) 週間輸出高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,120.9  762.3  28,193.6  23,032.6  45,720 
大豆  298.4  414.3  16,732.7  20,947.0  20,960 
小麦  493.0  406.7  22,138.6  24,441.4  28,580 
大豆粕  53.8  135.5  3,566.4  5,691.7  6,350 
大豆油  25.7  13.7  634.2  922.9  1,070 

3)アルゼンチン収穫状況(政府筋発表) 

 

  4/9(金)現在  昨年 
コーン  29.1%  39.3% 
マイロ  18.6%  40.4% 
大豆  6.4%  12.6% 

昼過ぎの発表。収穫の遅れから強材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

当面は下値を拾うべき相場と見ている。 

相場構造は変わっていない。現物需給は、まだ締まったままだ。加えて、「天候を口にするのは実際まだ早い。」と言いながらも、実は皆が天候にナーバスになってしまう時期はすでに始まっている。最近の冬小麦地帯の天候懸念による上げは行過ぎの感があるため、相場は近々にある程度戻す展開を見せようが、それはごく短期的なものになろう。目先の買いは、そこで進めるべきだ。 

今の現物需給構造と天候への神経質は、今後1〜2週間は続くであろう。不安定な展開ながらも、レベルが切り上がっていくと考えられる。上記の場合のように下げる場面は着実に買いを入れておきたい。天候については、予想は難しいが、現物需給は1〜2週間もすれば、その割高感から緩んでくることになると予想する。これらの緊張感がある程度解ければ、全体の需給に再び注目が集まり、買いが鈍っていくことになる。5月まで待てる買いならば、待ちと考える。 

(大豆) 

中期的に下落を予想。 

短期的にはレンジ内取引を予想しているがファンダメンタルをみる限り(今日の輸出成約も悲惨であった)上値は限られており上値のリスクは少ない。したがい上げたら売りの方針にて望みたい。プライシングは期近は少量づつ、期先はまだ待ちの姿勢でいたい。 

気の早いトレーダーがコーンの作付け遅れを唱え始めているがコーンの作付け遅れは大豆には弱い材料であり、ここでコーンにつられて上げても必ず下げてくる。 

昨日は某商業筋が期近の玉不足から5月7月の定期を随分買ったが今日は姿を消している。またこの商業筋はCIFバージも買いあさっていたがやはり今日は落ち着いている。当分の玉不足は解消された模様にて、コマーシャルの買いから定期市場が急騰する事はないと考えている。 

9日間RSIは58%、14日間RSIは54%とすでにやや買われ過ぎの状況にあり明日にでも下げる可能性は大きいとみている。