(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年4月22日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  222 1/2-23  225  219  219 1/2  -4 1/2  71159  -3415 
99 JUL  229-28 1/2  231 3/4  225  225 1/4  -4 1/4  129862  +1996 
99 SEP  234 1/2-34 1/4  236 1/2  231  231 1/4  -4 1/4  28209  +198 
99 DEC  243-42 1/2  244  239  239 1/4  -4  90970  +1342 
00 MAR  251 3/4-52  253  248 1/4  248 3/4  -4  15030  +49 
00 MAY  256 1/4-56 1/2  257  253  253  -3 3/4  1530  +11 
            343131  +233 

 

大豆       --- 変らずの寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  493  498 1/2  482  483  -10 3/4  39571  -714 
99 JUL  503-02  508  491  491 3/4  -11 1/2  60905  +805 
99 AUG  506-06 1/4  511  495  495 1/4  -11  16253  +542 
99 SEP  508  513 1/4  497 1/2  498  -10 1/2  8187  -55 
99 NOV  515 1/2-16 1/2  522 1/2  505 1/2  506 1/2  -12  40952  +501 
00 JAN  526 1/2-27  532  518  518 1/2  -11  2541   
            171337  +1165 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  12940  -400  MAY  1995  -13  MAY  257 1/4  +0  119.50-119.85 
JUL  13110  -460  JUL  2026  -11  JUL  267 1/2  -1/4   
AUG  13270  -420  AUG  2040  -10  SEP  277 3/4  -1 1/4   
SEP  13430  -420  SEP  2050  -13  DEC  292 3/4  -1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

天候良化予報に大豆粕安が追い討ち、パニック的に売られる。

前半は、コーン・大豆とも小高く推移。今朝は来週の中西部の天気予報が、二つの意見に割れていたこともあるが、買いの主因は、ウクライナのチェルノブイリ発電所で放射能に関わる事故があったとの流言。一時、ファンドを中心にかなりの量の買いが入った。が、間もなく、同地域の放射能量が増加しているとの事実はなく、誤報であることが確認され、買いに回ったトレーダーが慌てて売り逃げを始めた。 

セッション中盤には、次第に天気予報が来週のドライ傾向に意見を統一し始め、さらにムードは売り一色になってくる。その勢いを決定つけたのは、大豆粕ピットからであった。「中国が5月1日から大豆粕・菜種粕・綿実粕輸入にに付加価値税を課する。」との情報がそのきっかけ。パニック的に大豆粕・大豆が売られ、それがコーン・大豆油・小麦に飛び火した。そのムードは途中変わることなく、その勢いのまま取引終了となった。 

なお、中国産コーンが昨晩20万〜35万トン、韓国・インドネシア・マレーシア向けに成約されたと言われ、弱材料の一つとなった。 

本日ファンドは、コーン1,500コントラクト、大豆1,900コントラクトを売り越したと見られる。大豆粕においては、4,200コントラクトもの大量売り越し。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト 現在降り続いている雨は週末まで続きコーンベルトの75%の範囲となる。週末の降雨は西部コーンベルトの20%の範囲のみにて他の地域はドライとなる見込み。問題なく作付けが行われる為には来週以降月末までドライな天候となる必要がある。

アルゼンチン 収穫は順調に進んでおり大豆の1/3、コーンの2/3がすでに終了している。来週前半に降雨があるが特に問題は見られない。二毛作大豆は月末までに順調に成熟を向かえるであろう。 

ブラジル 来週もドライ予想にて収穫は順調に進む。南部1/4の地域のみが月末までに収穫を終えられない見込み。 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,085.6  -24.8  36,407.6  29,048.2  7,367.3  121.0 
大豆  270.8  -24.4  19,500.2  22,603.1  2,439.9  51.0 
小麦  513.1  63.8  25,856.1  27,341.6  3,433.4  364.7 
大豆粕  62.3  1.3  4,613.9  7,271.1  944.7  60.3 
大豆油  2.5  0.0  752.8  1,041.9  104.5  0.4 

コーン、小麦は強気な数字であったが、マーケットではほとんど材料視されなかった。 

2) 週間輸出高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  846.7  1,120.9  29,040.3  23,665.7  45,720 
大豆  327.5  298.4  17,060.3  21,129.1  20,960 
小麦  284.1  493.0  22,422.7  24,884.9  28,580 
大豆粕  102.9  53.8  3,669.2  5,876.1  6,350 
大豆油  14.1  25.7  648.3  944.3  1,070 

 

3)アルゼンチン収穫状況(政府筋発表) 

  4/16(金)現在  昨年 
コーン  37.7%  39.3% 
マイロ  31.3%  48.8% 
大豆  11.3%  19.8% 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

これで上昇局面が終わったと見るのは早計だ。最適な買いのタイミングは今後一旦上昇した後の下落時。 

来週の天気予報が良化した。しかしながら、予報家のジョンデービス氏などは、依然来週の雨予報を崩さず、作付けの進展は来週もほとんどない、と予想している。このように、来週については、まだ極めてグレイだ。まだ10%も作付けに手をつけていない段階であり、この場面での楽観は危険だ。本日の週間輸出成約高を見ても、期近については現物需給の緩和はまだ見られていない。4月中に進めねばならない買付けは、このレベルですべきと思う。 

ただ、以前から述べているように、作付けに目鼻がつけば、底値さがしの展開となる。小麦の安値により、コーンとのスプレッドはさらに狭まっており、中期的な需給はコーンに厳しい。今は、市場は天気が心配で空ばかり見上げているが、5月に入って足元に視線を移すと需給の状況を改めて知ることになる。その時、約定安値をトライするレベルとなると予想する。 ( F ) 

 

(大豆) 

明日は下げて始まろうが大きな下げは期待していない。 

今月に入ってからの高値を抜きながら急落した事はテクニカルには非常にネガティブに捉えられており明日の寄付きも安く始まると考えている。しかしこのレベルからは商業筋が買いを入れている事、農家売りは全くみられなくなった事、来週ロシア向け入札を控えている事等を考えると期近のプライシングはこの辺りは少しづつ買い下がりでおさえて行くことが無難であろう。 

今日のマーケットは終盤大豆粕が引っ張った。およそ20,000コントラクトの取引量に対しファンドのネット売りが4,200コントラクトもあったと考えられている。大豆は少ない取引量の中終盤大豆粕の下げにつられ過剰に反応したきらいがある。 

9日間RSIも44%とやや売られ過ぎに変っており方向感が定まっていない中安値を深く追うのは禁物だ。 

すでに天候相場の入り口であり、日替わりの天気予報が予想される中作付けがある程度進むまではどちらかといえばこの時期は上値に反応しやすい事を心にとめておきたい。