(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年4月23日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、小幅高引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  220 1/2-21 1/2  222  219 1/2  220 1/4  +3/4  67651  -3508 
99 JUL  226 1/2-26 3/4  227 1/4  224 1/2  225 3/4  +1/2  130260  +398 
99 SEP  232 3/4-32 1/2  233 1/4  230 1/2  231 3/4  +1/2  28593  +384 
99 DEC  241 1/2-41 3/4  241 3/4  238 3/4  240  +3/4  93409  +2439 
00 MAR  250-50 1/2  250 1/2  248  249  +1/4  15154  +124 
00 MAY  253 1/4  253 1/2  253  253  +0  1627  +97 
            343061  -70 

 

大豆       --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  486-84 1/2  486 1/2  482  485 1/4  +2 1/4  37390  -2181 
99 JUL  494 1/2-93 1/2  495 1/2  490 1/2  494 1/2  +2 3/4  62253  +1348 
99 AUG  496 1/2-96 3/4  498 1/4  494  497 1/  +2  16444  +191 
99 SEP  501  501 1/4  497 1/2  500 1/2  +2 1/2  8800  +613 
99 NOV  508 1/2-09  509 1/2  505 1/4  509  +2 1/2  41951  +999 
00 JAN  520  520 1/2  516 1/2  520 1/4  +1 3/4  2597  +56 
            172403  +1066 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13100  +160  MAY  1989  -6  MAY  255  -2 1/4  119.25-119.65 
JUL  13280  +170  JUL  2017  -9  JUL  265 3/4  -1 3/4   
AUG  13380  +110  AUG  2028  -12  SEP  275 1/2  -2 1/4   
SEP  13550  +120  SEP  2041  -9  DEC  290  -2 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

積極的な動きは見られなかった。

大幅下げの翌日。5月限オプション期限切れの日。激しい相場変動が予想されたが、取引量がかなり少なく、全く盛り上がりのない週末前相場となった。 

天気予報の大筋は変わらなかった。ただ、割合としては来週の西部コーンベルトでの雨を予報する者が、昨日に比べて少しだけ増加した。その分が、小幅高の引けとなって表れたとしか言いようがないほど、本日は相場要因に欠けていた。あまりにも、天気予報がはっきりしないため、週末越えの新規ポジションを取るのが嫌われた、との見方もある。小麦がファンドの売りによって安値推移していることのみが目立つ、静かな一日であった。 

本日のファンドの動きは、コーンが1,300コントラクトの売り、大豆は1,200コントラクトの買いと見られる。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト 雨は今日一旦止むが来週コーンベルトに次の前線がやってくる。この前線は主に西部コーンベルトに来週ほとんど毎日雨を降らせるであろう。この雨により西部コーンベルトの作付け遅れは決定的なものになり最適の作付け期間が短くなる。来週の気温は温暖にて作付けされたコーンの発芽は順調に進む。

アルゼンチン コーンと大豆の収穫は順調。1/3の大豆と2/3のコーンは既に収穫を終えている。二毛作の大豆の成熟状況にも問題は見られない。 

ブラジル 来週もドライ予想にてほとんどの地域にて収穫は終了する見込み。南部1/4の地域のみが月末までに収穫を終えられない見込み。 

 

NWS 6-10日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

MA(58) 

 

A(0.55/2) 

 
東部コーンベルト 

MA/A(58) 

 

N/A(0.55/2) 

 
デルタ 

MA/A(68) 

 

A(0.79/1) 

 

 

本日の発表等
1)NOPA週間搾油高(単位:千ブッシェル、大豆粕輸出量はトン

 

  今週  先週  昨年同期 
搾油量  29,137  29,993  30,367 
搾油量(OCT01'98〜)  898,958  869,821  940,372 
大豆粕輸出  115,914  91,204  135,746 

中立材料。 

 

2)コミットメントオブトレーダーズ報告 

 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  4月20日現在  4月13日現在 
とうもろこし  14,420 買い持ち  9,651 買い持ち 
大豆  9,246 売り越し  13,960 売り越し 
大豆粕  3,153 売り越し  412 買い持ち 
大豆油  25,712 売り越し  29,038 売り越し 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

天候相場の上値警戒が依然必要。5月には約定安値を狙う動き。 

一部には、月曜日(26日)発表の作付け進捗が10%を超え、実は平年並みの15%に近いのではないかとの憶測(推測)も出始めた。今週激しい雨が降り続き、川の氾濫まであったシカゴに近辺にいる身としては、作付けの進捗など想像もつかなかったが、もし、本当に15%に近い数字が出れば、売られる動きになる。と、言うのも、来週予報家が雨と予報しているのは、西部コーンベルトが中心であり、東部を雨予報する者は少ない。コーンベルト全域をカバーした今週の雨でもそれなりに進むのならば、来週の進捗は大きなものになるはずだ。農耕機械の進歩は、そこまで行っているのであろうか。 

今週の進捗が昨日までの予想通り10%程度であるならば(あると思っているが)、今後まだ天候相場の盛り上がりがある。予報家が、ずっと好天候を予想し続けるとは考えられず、作付け期前半(来週から5月第一週)に高値を見ることになるであろう。 

しかし、中期的には安値を狙っていく。作付けがとんでもなく遅れれば話しは別だが、繰り返し述べるように、ファンダメンタルが弱い。コーン自体の新穀・旧穀の需給については多言を要しない。その上に、小麦が弱い。米国小麦の期末在庫量は目も当てられないが、世界需給も緩んでいる。USDAが先日ロシア向けの追加支援を当分凍結すると発表したこともあり、当分米国産小麦の輸出需要が促進される芽はほぼ摘まれた。コーン/小麦のスプレッドが、期近で35セントを切っている。過去の例を見ると、同スプレッドは50セントを割ったら強烈にサポートされる。相関関係が強い2商品だけに、その関係が崩れることは96年などの極端な例外を除いてほとんどない。さて、どうなるか。小麦はさらに下値の可能性がある。コーンは今は短期的に目先の天候によって支えられている。スプレッドは短期的にさらに狭まる。そして作付けに目鼻がついた時、コーンの約定安値への急落が始まる。 ( F ) 

 

(大豆) 

月曜日の相場は天気予報次第。 

予想通り昨日の下げは行き過ぎと見られ修正されたが、今日のマーケットも材料難にて取引量も少なかった。農家売りも少なくまたファンドの動きも目立たない。 

大豆は本来作付け開始までにまだ時間があり天候を云々するには時機尚早であるが、コーンにつられて天候相場入りしてしまっている。相場の動きは、コーンの作付け遅れイコール大豆の作付け遅れと見られているのが実情だ。本来コーンの作付けが遅れれば大豆に作付け変換される事、またこの時期の降雨は大豆の作付け準備として最適であることから弱い材料として捉えるべきであるがそうなっていない。マーケットは短期的に上値に反応しやすくなっている気がする。 

さて肝心の天気予報であるがこれが日替わりで変っている。また来週の東部コーンベルト予報が非常に難しく予想をいいたがらない人も多い。来週以降気まぐれな天気予報にまた悩まされる事になる。 

中期的にはファンダメンタルの弱さから相場は下げるとみているが天候相場のときはファンダメンタルは無視され天気予報に過剰反応することがある事を肝に銘じたい。期近のプライシングはあまり頑張らずにこのレベルからでも買い下がっていく事が無難だ。 (N)