(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
1999年4月27日
| 本日の相場 |
とうもろこし --- 高値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 MAY | 218-17 1/2 | 218 | 215 | 215 1/4 | -1 | 58450 | -5360 |
| 99 JUL | 222 3/4-23 | 223 1/4 | 219 1/2 | 219 3/4 | -1 3/4 | 133655 | +896 |
| 99 SEP | 228 3/4-29 | 229 | 224 3/4 | 225 | -2 1/4 | 30106 | +1222 |
| 99 DEC | 237 1/4-36 1/2 | 237 1/4 | 232 | 232 1/4 | -2 1/2 | 95717 | +1005 |
| 00 MAR | 245 1/2-45 1/4 | 245 1/2 | 241 1/4 | 241 1/2 | -2 3/4 | 15252 | +46 |
| 00 MAY | 249 1/2 | 246 | 246 | -2 1/2 | 1632 | +5 | |
| 341230 | -2145 |
大豆 --- 高値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 99 MAY | 484-83 1/2 | 484 1/2 | 477 | 478 | -3 | 31420 | -3286 |
| 99 JUL | 494-92 1/2 | 494 | 486 1/2 | 487 3/4 | -2 3/4 | 63362 | +2098 |
| 99 AUG | 497-96 1/2 | 497 1/2 | 490 | 490 1/2 | -2 1/4 | 16937 | +205 |
| 99 SEP | 498-98 1/2 | 500 1/4 | 492 1/2 | 493 1/2 | -2 | 8997 | +95 |
| 99 NOV | 507-06 1/2 | 508 | 500 | 501 1/2 | -3 | 43384 | +1436 |
| 00 JAN | 516 1/2-17 | 518 | 510 | 512 1/2 | -2 | 2757 | +121 |
| 169936 | +801 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 12890 | -110 | MAY | 1951 | -25 | MAY | 249 1/2 | -3 1/4 | |
| JUL | 13090 | -90 | JUL | 1988 | -17 | JUL | 260 | -3 | |
| AUG | 13220 | -90 | AUG | 2003 | -16 | SEP | 270 1/4 | -3 1/4 | |
| SEP | 13360 | -110 | SEP | 2016 | -16 | DEC | 284 1/4 | -3 1/4 | |
| 本日の相場の動き |
来週の雨予報に支えられかけたが、力尽きる。
セッション前半は、昨日のNWS6-10日予報がコーンベルトで平年以上の降雨を予報したことや、先週末のアルゼンチンの豪雨によるダメージは質・量ともに大きいらしいとの噂が、考慮された展開。高値推移となった。
だが、トムスキリング氏などが、「来週火曜日までは、好天が続く」との予報を繰り返したことから、市場の目は徐々に目先のコーン作付け進捗に注がれていく。この1〜2週間の時期は、ここ数年大きな作付け進捗を示していることから、今週の天候さえ良ければ作付けは平年以上のペースになるとの見方も飛び交い始める。次第に、コーンだけでなく大豆までもが売り注文が先行することになった。ファンドのみならず、大手商業筋も売り筋に顔を出した。一時大豆買い・コーン売りのスプレッドが見られ、大豆が高値圏まで戻す場面もあったが結局コーンに押され、どちらも安値での引けとなった。
全体として、買い注文の少なさから下落相場になったという印象であった。
ファンドは本日、コーンを2,000コントラクト、大豆を2,200コントラクトを売り越した。本日現在のファンドのポジションは、コーン5千ントラクトの買い持ち、大豆1万2千コントラクトの売り越しと推定される。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国コーンベルト 雨は明日まで。その後週末までは順調に作付けが進むことになりそうだ。昨日は西部、南部で雨となったため、それらの地域では遅れがあった。土壌水分は豊富であり、一般に発芽には問題がないであろう。
アルゼンチン やっと雨が収束に向かっている。今週の後半にはコーン・ひまわりの収穫が再開できそうだ。しかし、北側3分の2の地域の大豆収穫は、先週末の豪雨の影響が残ると見られ、まだ遅れそうだ。
ブラジル ほぼ全域で収穫作業は順調だ。今週中は天候も問題なさそうである。南4分の1の地域以外は収穫作業が終了に向かっており、この分だと収穫ロスは少なそうだ。
| 本日の発表等 |
| 1) ローンデータ (単位:百万ブッシェル) |
−とうもろこし−
| 4月20日 | 先週比 | Forfeight計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997CROP | 0.8 | -0.1 | 21.2 | 0.1 | 1,114.3 | 1,136.3 |
| 1998CROP | 1,320.9 | -17.1 | 0 | unch | 265.0 | 1,585.9 |
−大豆−
| 4月20日 | 先週比 | Forfeight計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1997CROP | 0.2 | unch | 6.6 | unch | 259.0 | 265.8 |
| 1998CROP | 221.9 | -6.9 | 0 | unch | 107.8 | 329.7 |
| 2) 受渡可能在庫 (百万ブッシェル) |
| 4月23日 | 前週 | |
| コーン | 8.755 | 8.667 |
| 大豆 | 6.035 | 5.786 |
| 小麦 | 36.371 | 36.733 |
| 本日のトーメンの意見 |
コーン・大豆ともに安値は先。コーンが約定安値を狙うのは5月初めか。
一説によると、作付け前に耕さない"NO TILL"耕法はコーンで約30%、大豆で50%まで広がっているという。
なぜ農家はNO TILL耕法を指向するのか : 農家一軒当たりの農地が大規模になる傾向にあり、限られた時期に耕す作業と播種する作業をする負担が大きくなっているから。
なぜNO TILL耕法が増えることが可能になったか : 最大要因はROUNDUP READY種子の出現。NO TILLの最大の問題点は、作付け後の雑草処理が大変であることだが、ROUNDUP READY種であれば、除草剤をまくだけで処理できる。同種子の普及率の差が、NO TILL耕法のコーン・大豆の普及率の差に影響していると言える。
NO TILL耕法は作付け作業にどのような効果をもたらすか : 少々ぬかるんでいても、作付けを進めることができる。「ぬかるみがあるうちは、作付け作業はできない。」というのが、昔からの常識だ。しかし、ぬかるんでいてできない作業は、耕す作業である。大型プランターの出現もあり、播種作業そのものは、少々のぬかるみでも問題はない。
先週の中西部の大雨の直前まで、土壌水分は十分だが表面は乾燥気味であった。そのため、先週雨に見舞われた地域も乾燥は比較的早く、イリノイ南部・インディアナ南部ではすでに活発なコーン作付け作業が開始されている。最も雨が多かったアイオワでさえ、作業再開はあちこちで聞かれる。大豆もイリノイ、インディアナ、アイオワで、作業が始まったようだ。上記NO TILL耕法の普及が一要因であろうが、今や作付け作業は短期間で大きく進む可能性がある。コーンにおいては、この2週間で50%程度作付けをすることができれば、5月中の作付け完了の目処が立ち、受粉期と並んでクロップを左右する危険な時期を乗り切ることになる。来週前半までの少雨予報は大きな意味を持つ。
大豆についても然りである。NO TILL耕法であれば、ぬかるみがある場合だけでなく、要は耕す作業にかかる時間が省けるわけで、作付け作業は短時間で済む。大豆の約50%がNO TILLとなった今、天候が平年並みに推移すれば、その作付けペースは意外に早いはずだ。 ( F )