(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年4月28日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  216 1/2-16  217 1/2  213 1/2  214 3/4  -1/2  49203  -9247 
99 JUL  220 3/4-21 1/4  222 1/4  217 1/2  219 1/2  -1/4  136864  +3209 
99 SEP  226 1/2-26 1/4  227 1/4  224  225 1/4  +1/4  31164  +1058 
99 DEC  233-33 1/2  234 3/4  231  233  +3/4  98311  +2594 
00 MAR  242 1/2-43  243 3/4  240 3/4  242 1/2  +1  15433  +181 
00 MAY  248  248  245 1/2  246 1/2  +1/2  1632   
            338989  -2241 

 

大豆       --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  478 1/2-79 1/2  480 1/2  474 1/4  479 1/2  +1 1/2  27284  -4136 
99 JUL  489 1/2-88 1/2  490 1/2  484  489 3/4  +2  64130  +768 
99 AUG  492 1/2-92  493 3/4  487 3/4  492 1/4  +1 3/4  17684  +747 
99 SEP  495 1/2-95  496  490  495 1/4  +1 3/4  9144  +147 
99 NOV  500-00 1/2  504  498  503  +1 1/2  43311  -73 
00 JAN  512  514  508 1/2  513 1/2  +1  2940  +183 
            167642  -2294 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13070  +180  MAY  1936  -15  MAY  252 3/4  +3 1/4  118.90-119.35 
JUL  13260  +170  JUL  1964  -24  JUL  263 1/2  +3 1/2   
AUG  13370  +150  AUG  1975  -28  SEP  273 3/4  +3 1/2   
SEP  13500  +140  SEP  1989  -27  DEC  288 1/2  +4 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

統一性のない天気予報から方向感のない展開。12月コーンは一時約定安値。

天候とイラン向け制裁解除、この2つが主要相場要因。来週の天気の見方がまちまちであることから、序盤は買われる動きとなったが、中盤以降は今週の作付け進展期待からか、ファンドが大量売りをかけた。 

最後に戻したのは、小麦の急伸が主因。米国政府がイラン・リビア・スーダン向けの経済制裁を一部解除、同国向け食品・薬品輸出禁止を解くことを発表するとの情報が入ったことが、きっかけであった。正式発表は、セッション終了直後であったが、事前情報が相場の方向を変えた。内容自体は、予想されていたことであったが、USDAはこれにより、百万トンの小麦の他、百万トンのコーン等農産物輸出需要増が創出される、との見積もりも発表した。そのため、特に小麦が大きく反応、安値圏から3〜4セント高まで値を持っていった。それにコーン・大豆が追随しかけたところで、引けとなった。 

ファンドは、コーンを6,2000コントラクト、大豆を900コントラクト売ったと見られる。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト  昨日は雨が残り、コーン作付けを遅らせる結果になったが、今夜には止む。コーンベルトでは、その後週末までは雨がないと見られ、収穫はその間進むであろう。土壌水分は勿論十分で、発芽の助けになるであろう。

アルゼンチン コーンとひまわりの収穫作業が残っている地域は南側半分であるが、この地域は今週雨が少なく、作業は順調に進んでいる。コーンは、今週末までに全体の約3分の2が終了しそうだ。大豆はブエノスアイレス州で収穫が進んでいるが、概して北部地域は先週末の雨の影響で作業は停滞している。大豆は約3分の1で作業終了。 

ブラジル 南部で降っている雨も量が少なく、収穫は進んでいる。来週も同様のペースが期待できる。 

 

NWS 6-10日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

MA/A(54) 

 

A(0.55/2) 

 
東部コーンベルト 

A(58) 

 

N/A(0.55/2) 

 
デルタ 

A(68) 

 

B/N(0.79/1) 

 

 

本日の発表等

1) センサスビューロー3月度月間搾油高

       
  99年3月  98年2月  昨年同期 
大豆粕生産量(トン)  3,091,178  2,828,184  3,240,311 
大豆粕在庫量  301,048  382,838  213,888 
大豆油生産量(千ポンド)  1,587,957  1,438,927  1,654,605 
大豆油イールド(lbs/ブッシェル)  11.35  11.27  11.26 
大豆油在庫  855,918  794,852  933,584 
大豆搾油高(ブッシェル)  139,921,901  127,623,457  146,958,997 

大豆油には弱材料、大豆粕には強材料。大豆にはやや強材料と考えられた。 

 

2)アルゼンチン収穫進捗状況(政府発表/先週金曜日時点) 

コーン  45.6%  43.5%(昨年同時期) 
マイロ  45.0%  52.1% 
大豆  26.5%  26.7% 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買いは待ち。天候がらみの高値はあり得る。 

NWSの6-10日予報が、またもウェットと出た。依然、他予報機関はドライとしているところが多いものの、価格支援材料だ。また、予想されていたこととは言え、イラン向け制裁解除は小麦をもう少し刺激すると思われ、他商品にも若干の影響は出よう。ただ、明日の相場を左右するのは、NWSの予報をサポートする機関が出るかどうかが最大要因だ。作付け進捗の期待から、下げ圧力は少なくないが、日々の動きはこれら予報家のコメントに翻弄される。高値での狼狽買いは避けたい。 ( F ) 

 

(大豆) 

短期的には一旦このレベルにてサポートされる可能性がある。 

この数日農家売りが見られず実需筋がしびれをきらしてきており今日も場所によっては国内のキャッシュは4〜5セント上昇している。フューチャーマーケットにも期近限月を中心にヘッジと見られる某大手商業筋の買いが今日も入っておりしばらくサポートされる可能性がある。 

昨日イリノイの中北部を車にてまわってきたがフィールドに出ている百姓はひとりもいなかった。あるカントリーエレベーターにて農家の話が聞けたが今週は一度もフィールドに出ていないとの事。彼はフィールドに入る為には2日間は晴天が続く必要があるといっている。場所にもよってくるが今週はあまり作付けは進んでいないのではないか。NWSの6-10日間予報も平均以上の降雨量を予想している。来週は5月の声を聞く事もあり来週のコーン作付進捗が平年より遅れたものであれば相場は一旦上に向かう可能性が強い。 

新穀の11月限がセッション中に5ドルを割り込みながら結局引けは5ドルを維持した。11月限の5ドルは心理的なサポート要因とみられておりここを抜いて引けるかがひとつの焦点となっている。本日の動きはテクニカルにもやや強い要因と考えられている。 

クリントン政権がイラン、リビア、スーダンに対する輸出解禁をアナウンスした。今のところ農務省の見通しはコーン、小麦輸出がメインと考えられているが大豆マーケットにもサポート要因となってくる。期近いのプライシングについて今週のセッションは受け渡しの数字にも大きく左右されるがこのレベルから安値はとりあえず拾っておきたい。