(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年5月3日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  216-16 1/4  217  213 1/2  216 3/4  +2  22271  -2677 
99 JUL  220-19 3/4  220 3/4  217  220 1/2  +1 3/4  157772  +2924 
99 SEP  225-25 1/2  225 1/2  222 1/2  225 1/4  +2  34654  +1050 
99 DEC  233 1/4-33  233 1/4  230  232 1/4  +1 3/4  105349  +1721 
00 MAR  242 1/4  242 1/4  239 1/4  241 3/4  +2  15560  +97 
00 MAY    246 1/4  244  246 1/4  +2 1/4  1671  +26 
            343892  +3192 

 

大豆       --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  478-78 1/2  479 1/2  473  479  +2 1/2  11338  -4218 
99 JUL  488 1/2-90  490  482 3/4  489 1/4  +2 3/4  72349  +319 
99 AUG  492 1/2  492 1/2  487  492  +2  19294  +340 
99 SEP  494 1/2-95  495  489 1/2  494  +2 1/4  9761  -13 
99 NOV  502 1/2-04  504  497 1/4  502  +1 3/4  45910  +1615 
00 JAN  512  513  508 1/2  512 1/2  +2  3258  +68 
            165186  -1874 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13060  +120  MAY  1936  +22  MAY  254 3/4  -4 1/4  119.85-120.40 
JUL  13290  +80  JUL  1965  +18  JUL  264  -4   
AUG  13420  +70  AUG  1979  +14  SEP  274  -3 3/4   
SEP  13580  +60  SEP  1993  +17  DEC  288 1/4  -3 3/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

昼の天気予報に反応、高値引け。

取引量は本日も極端に少なく、ある程度まとまった注文には相場が敏感に反応した。今週の中西部の雨は明日から降り始め、範囲も80%以上になるとの朝の予報が寄付き時点の相場を高値とした。しかし、コーンの作付けが先週末急ピッチで進められたとの見方で、コーンは中盤ずっとコーン安値推移。大豆は、アルゼンチンの大豆収穫が4分の3以上も終了していることもあり、コーンに付き合って売られた。小麦が天候良化と少ない輸出検証高を背景に、序盤から旺盛に売られていたことに追随したことも要因である。 

売り注文は決して多くなく、小幅安で中盤推移していたところに、昼のトムスキリング氏の番組が刺激を与えた。氏が、「明日からの雨は来週頭まで続く。」とコメントしたことにより、コーン・大豆に買い注文が増加。そこからは買い一色となり、本日の最高値に近いところで取引終了となった。 

本日ファンドはコーンをネット3,800コントラクト程度買い、大豆は売り買いほぼ同量と見られる。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト  明日には広範囲な降雨が始まると予想される。それにより、作付け作業は手を止められることになる。特に北西部に雨量は多いと見られ、その地域で遅れが顕著になろう。雨は2〜3日降り続くと思われるが、作付け面積に影響を及ぼすことは今のところない。

アルゼンチン 本日は東部の一部で雨、他はドライ。収穫の遅れは微少にとどまり、週末から順調なペースで作業は進行中。3分の2以上のコーンが収穫され、大豆も約3分の1が終了。 

ブラジル リオグランデドスル州では約3分の1のコーンと大豆が畑に残っているが、今週後半雨によって若干のみ収穫が遅れそうだ。北部州では、収穫はほぼ終了している。 

 

NWS 6-10日天気予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

N(60) 

 

N(0.63/2) 

 
東部コーンベルト 

N(63) 

 

A/N(0.63/2) 

 
デルタ 

N/A(72) 

 

N/NP(0.76/1) 

 

 

本日の発表等
1) 本日の3月限受渡通知

 

  数量(コントラクト)  契約最終日 
コーン  2  7/9/98 
大豆  779  4/14/99 
大豆粕  0   
大豆油  1,128  4/30/99 
小麦  1,427  4/29/99 

 

2)輸出検証高(4月29日の週:千ブッシェル) 

 

  発表数字  事前予想 
コーン  39,237  31-38 
大豆  14,232  7-14 
小麦  13,195  18-26 

小麦が予想を大きく下回り弱材料となった。 

 

 

3)進捗率 

 

作付け進捗率  5/2現在  先週  昨年  平均 
とうもろこし  21%  10%  36%  34% 
大豆  3%  NA  5%  4% 
マイロ  18%  17%  23%  24% 

 

発芽率  5/2現在  先週  昨年  平均 
コーン  5%  NA  5%  NA 

コーン作付け進捗率は事前予想通りではあるが、一部では30%に近い予想もあっただけに、遅れが確認されたとして、若干強材料となるのではないか。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

天気に左右されても、中期的安値期待。 

本日のコーン作付け進捗率21%は、依然5年間平均34%を大きく下回っている。先週・今週の進捗度合いは後に与える影響が大きい。今週は雨予報である。もし、今週末時点で50%近いところまで進まなければ、後日平年並みまで取り返すことができたとしても、今年のクロップイールドが最高レベルになる可能性はかなり減じられることになる。相場には、強材料だ。 

ただし、上記は先週末の進捗率が21%である場合だ。本日の作付け進捗率発表後、市場のあちこちで憶測されていることがある。毎週日曜日時点の進捗率がUSDAによって発表される。しかし、調査員の一部は日曜日に調査に出かけることを嫌い、金曜日時点で調査し、それに二日分の率を推測し、日曜日時点の進捗率を作成する、と言われている。中西部では、先週末の2日間は作付けに最適な天候であり、おまけに30日は満月という環境であった。農家は、今週雨が予報されていただけに、夜も月灯りの下で作業を続行するほど、作付けに精を出したことが報告されている。昼夜を分かたず作業を行ったことと、作付け技術革新が相俟って、この2日間はかなりの進捗率があったと思われた。これが、農家に近い専門家たちの多くが、本日の進捗率の21%を低すぎる数字と見ている所以である。 

先日から述べている農業技術の進歩から見て、この憶測の信憑性は高いと見ている。明日、21%の進捗率を理由に買われる相場になる場合は、実態に基づかないものと考える。ただ、あくまでも今週の天候が鍵であり続ける。明日から予報通り、中西部に雨がもたらされ、且つトムスキリング氏あたりが雨が続くことをコメントをすれば、今週末の進捗率が50%に近づく可能性がほぼ消える。その場合は、短期的な相場の山を見ることになるであろう。ただ、最高レベルのイールドがなくても、需給は緩いことから買いを待つことに危険は少ない。 ( F ) 

(大豆) 

4月初旬に付けた安値を散々トライするも結局跳ね返され高値引けしていることはテクニカルに強材料とみられている。今日の安値レベルにてダブルボトムが形成された事となりしばらくはこのレベルにてサポートされる可能性が強い。 

またコーンの作付け進捗率にてイリノイ、インディアナといった東部コーンベルトの作付け遅れが気にかかる。NWSの6-10日間天気予報でも東部はA/Nタイプの降雨予報となっておりこれ以上の作付け遅れはイールドの低下を招く可能性がある。今週の天気が予報通りになれば一旦ファンドのショートカバーも入り大豆・コーンとも上値をトライするのではないか。 

しかし小麦のコンディションにてグッド・エクセレントの割合が先週より4ポイント増えており、小麦が明日以降のマーケットの頭を抑える事が予想される。また南米からの売り圧力もまだしばらく続くと思われ上値の心配もそんなにする必要はない。 

コーンは今週、来週が作付けの一番キーになる時期でるが大豆はまだ始まったばかりであり作付けの遅れ云々を議論するにはまだ時間に余裕がある。大豆はファンダメンタルの弱さから平年並みに作付けされればいずれ相場は下げてくる。したがい今回上がった場面はしばらく待ちの姿勢でいいと思う。