(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年5月4日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  217 1/2-18  219 3/4  217 1/2  218 3/4  +2  19221  -3050 
99 JUL  222-22 3/4  224  221 1/4  222 3/4  +2 1/4  159110  +1338 
99 SEP  227-26 3/4  229  226 1/4  227 3/4  +2 1/2  35010  +356 
99 DEC  234-33 3/4  236 3/4  233 1/4  235 1/4  +3  106529  +1180 
00 MAR  243 1/2-43 1/4  246  242 3/4  244 3/4  +3  15550  -10 
00 MAY  247 1/4  250  247 1/4  248 1/2  +2 1/4  1706  +35 
            343815  -77 

 

大豆       --- 高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  480 1/2-81  483  476 1/2  478 1/2  -1/2  9099  -2239 
99 JUL  491 1/2-90  492 1/2  485 1/2  488 1/4  -1  74078  +1729 
99 AUG  494 1/2-94  495 1/2  489 1/4  491 1/4  -3/4  19061  -233 
99 SEP    497 1/4  491 1/2  492  -2  9906  +145 
99 NOV  503-03 1/2  505  498 1/2  501 1/2  -3/4  46333  +423 
00 JAN  513  515  509  511 1/2  -1  3462  +204 
            165468  +282 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13070  +10  MAY  1947  +11  MAY  252 3/4  -2   
JUL  13270  -20  JUL  1971  +6  JUL  263  -1   
AUG  13420  +0  AUG  1984  +5  SEP  272 1/2  -1 1/2   
SEP  13560  -20  SEP  1997  +4  DEC  287 3/4  -1/2   
                   

 

本日の相場の動き

 

天気予報・コーン作付けの遅れ → コーン高値推移、大豆は逆に売られる。

今週の予報状況に変化は無く、来週日曜日まで中西部では広範囲で雨が降り続く、との予想がコーン・大豆相場に違った影響をもたらした。 

コーンは、先週末時点の進捗率21%が予想通りであったものの、遅れは事実であり、その上今週雨によって作業の手が止まるとの懸念が、緩やかな買いをもたらした。しかし、冬小麦の作柄がまた改善されたことから小麦が売られ、コーンの上値も限られた。 

大豆においては、コーンの作付け遅れ顕在化が、大豆への作付け転換の可能性を少しずつ増していると考えられ始めた。これまでのコーンに引っ張られる展開が、大豆自身の要因による相場の動きに変わってきた。現時点では、作付け転換を農家が決断するには早すぎることもあり、その下げ幅は微少にとどまった。 

本日のファンドの動きは、コーン2,900コントラクト買い、大豆1,100コントラクト売りと見られる。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト  今週はこれから西部で雨の地域が増え、ほとんどの地域で平年以下の作付け進捗となりそうだ。先週末現在約20%の作付けというのは、平年から約一週間遅れているペースである。今週、遅れはさらに度を増すことになりそうだが、作付け面積の減少を心配するにはまだ早すぎる。

アルゼンチン 雨は止み、今週の残りはドライが続く。来週まで大豆の収穫は今後急ピッチで進むことになる。  

ブラジル 雨が広がっており、収穫に若干の遅れがありそうだが、大きな悪影響は予想できない。 

 

本日の発表等
1) ローンデータ (単位:百万ブッシェル)

−とうもろこし− 

  4月28日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.7  -0.1  21.2  unch  1,114.9  1,136.8 
1998CROP  1,309.8  -11.1  0  unch  280.9  1,590.7 

−大豆− 

  4月20日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.2  unch  6.6  unch  259.1  265.9 
1998CROP  217.0  -4.9  0  unch  113.2  330.2 

 

2) 受渡可能在庫 (百万ブッシェル) 

 

  4月30日  前週 
コーン  9.484  8.755 
大豆  6.542  6.035 
小麦  36.371  36.371 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

今週雨により小高い場面あるが、来週中盤から安値期待。 

イリノイ州の中央に位置するDecaturからシカゴまで昨日運転してきた関係者は、北部イリノイは半分以上作付けが終わっていたとコメントしている。ミネソタの知人に至っては、農家によってはコーンの作付けをすでに終了しているところもあり、平均してもその地域では70%程度は作付けされたと言っている。確かに、南部イリノイ・インディアナは遅れているようであるが、集まってくる情報からは昨日発表の21%進捗率はにわかには信じがたい。 

本日の雨の地域は、コーン主産地ではミズーリ州・アイオワ州のみにとどまっている。明日から徐々に前線が東部に移動し、週末まで雨が続くという筋書きが、ほとんどの専門家が予報するところである。しかし、東部コーンベルトを中心に作付け作業は本日までフル回転で行われていることは確実であり、今週の雨予報が少しでも弱まりでもすれば、その進捗率は今週末で目印となる50%に近いところまで達する可能性は十分だ。その場合は、雨で上げた分以上に売られることになる。今現在の予報のみからの買いは勧めない。 ( f ) 

 

(大豆) 

下げ相場は続く。 

大豆の場合、短期的に下げ要因を探しにくい。小麦の弱い中、雨が弱まりコーンまで下がることがあれば、大豆も雪崩を打つ公算が強い。また、雨が降れば少しずつコーン→大豆の作付け転換懸念(期待?)が高まる。国際食用油相場に堅調さが見られていることや、ファンドが売り越しポジションに居心地の悪さを感じ始めていることが救いではある。しかし、大豆相場の今後数週間は米国産地の作付け・天候が最大要因になる。以前、コーンの欄で述べたが、大豆のno tillフィールドは50%にも上っている。少々の雨には影響されにくい。大豆は、今のレベルでは買いにくい。 ( f )