(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年5月5日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  217 1/4 - 17 1/2  218 3/4  217 1/4  218 1/2  -1/4  17944  -1277 
99 JUL  221 1/2 - 21  222 1/2  220 3/4  221 3/4  -1  159317  +207 
99 SEP  226 1/2  226 3/4  225 1/4  226 1/4  -1 1/2  35176  +166 
99 DEC  233 1/2 - 33  234  232 1/2  233 1/4  -2  106746  +217 
00 MAR  242 1/4  243 1/4  241 3/4  242 1/2  -2 1/4  15810  +260 
00 MAY  247 1/4  247 1/2  246 1/4  246 3/4  -1 3/4  1687  -19 
            343413  -402 

 

大豆       --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  477  478 1/2  475  476 1/4  -2 1/4  8036  -1063 
99 JUL  487 1/2 - 86 1/2  488 1/4  483 1/2  484 3/4  -3 1/2  74445  +367 
99 AUG  490 - 90 1/2  491 1/4  487  487 1/2  -3 3/4  19024  -37 
99 SEP  492  492 1/2  489  490  -2  9832  -74 
99 NOV  499 1/2 - 500  501  496 1/4  497 3/4  -3 1/2  46849  +516 
00 JAN    510 1/2  506 1/2  508  -3 1/2  3273  -189 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13010  -6  MAY  1928  -19  MAY  252 1/2  -1/4   
JUL  13170  -10  JUL  1953  -18  JUL  262  -1   
AUG  13310  -11  AUG  1968  -16  SEP  272 3/4  +1/4   
SEP  13440  -12  SEP  1982  -15  DEC  286 3/4  -1   
                   

 

本日の相場の動き

 

本日も天候。意外に少ない中西部の雨量に弱含む。

昨日から週末まで中西部で広範囲な雨が予報されていたが、昨日はミズーリ・アイオワに限られ、昨晩は東に範囲が伸びたものの、雨量が少なかった。シカゴ地方も朝こそ雲に覆われていたものの、午前中のうちに陽が射し始めたことも心理的に弱材料となった。セッション中は、イリノイ南部やアイオワ西部では激しい雨となっているものの、他地域は降っていない所が多く、売られる要因になった。 

また、各地で急ピッチのコーン作付けが進んでいるとの情報が、買いの手を止めた。大豆は主体性がない展開で、コーンに同調した動きであったが、本日5月限の受渡通知が612Cもあったにもかかわらず、商業筋によるストップは8Cにしか過ぎなかったこともあり、上値をうかがう気配を全く見せなかった。農家は作付けに忙しく、現物の動きがなかったことや、日本の連休などから、注文量が少なく、静かにセッションを終えた。 

ファンドは終始売りサイドであったが、コーンに関しては最後2分に7月限に比較的大きな買い注文を入れ、ネットで500コントラクトの買い、大豆はネットで600コントラクトの売りであった。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト  前線は次第に東部に移動している。本日はイリノイ、ウィスコンシン、インディアナに雨をもたらしている。明日には東部に移り、雨量は次第に減少していく。この雨が中西部の作付けを平年以下のぺースにとどまらせているが、明日以降南西部を中心にドライとなってくると考えられ、作業が再開されるであろう。この時点では、コーンから他作物への作付け転換を懸念するのはまだ早い。

アルゼンチン 週末までドライな天候が続く。収穫進捗が期待され、コーンは今後2〜3週間で完了、大豆は6月初めには収穫が終わりそうだ。   

ブラジル 今後2日間ほど、雨。収穫はリオグランデドスルで若干遅れるが、大きな影響はない。明後日以降、収穫は再開される。 

 

本日の発表等
NWS 6-10日天気予報(5月11日〜15日)

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
西部コーンベルト 

A(60) 

 

N(0.63/2) 

 
東部コーンベルト 

A(63) 

 

N(0.63/2) 

 
デルタ 

A/N(72) 

 

A/N(0.76/1) 

 

コーンベルトの降水量が平年並みであり、これまでが比較的ウェットな予報であっただけに、心理的に少し弱材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

来週からの安値を期待している。 

過去6年間の作付け・受粉の早さを、勝手なレーティングにより、分けてみた。(作付けは5月2週までに60%以上進捗:A、50〜60%:B、50%未満:C、受粉はドウステージの進捗を使い、8月3週までに60%以上:A、40〜60%:B、40%未満:Cとした。) 

  作付け  ドウステージ  歩留まり 
1993  C  C  100.7 
1994  B  A  138.6 
1995  C  B  113.5 
1996  B  C  127.1 
1997  A  B  126.7 
1998  A  A  134.4 

この二つの要素だけを取って云々するのは危険であるが、早期作付け年が良いイールドになる傾向にはある。受粉が早ければ、歩留まりが良いことは当然言えるが、作付けに関しては、少なくとも第二週までに50%以上終了していないと、歩留まりは悪いというのが過去のデータである。 

さて、先週末の時点では21%の進捗率が、雨がちな今週どこまで伸びるのか。今週月・火曜日は一部地域を除き順調に作業が行われた。作付け技術は進歩している。今週後半の天気予報は、当初の多量且つ広範囲な雨予報のトーンに変化が出始めた。目印の50%を超える可能性は高い。 

今週末時点の平年作付けペースは恐らく55%程度であろう。5月中旬の時点で進捗が平年を上回れば、作付けにある程度の目処がたったと言え、天気予報の相場に与える力は相対的に弱まる。作付けに目処さえたてば、自然に需給に目が行く。天候相場に慣れきった目には、20%弱の期末在庫率が新鮮に映る。来週からコーンは安いと見る。 ( F ) 

 

(大豆) 

依然下降局面。 

上げる場面があるとすれば、悪天候による作付けの遅れの場合であろう。しかし、昨日述べたように、今年の大豆はコーン以上に作付けスピードが平年より速い可能性があり、5月中旬以降、雨予報によって上げる場面があっても、作付けは意外と順調に行くというパターンを予想する。需給から見ても買い上がる理由は無く、今後ファンドは昨年と同様長期間にわたって売り越しポジションで居続けると予想される。大豆油が、パーム・ココナッツ油高を背景に大豆相場を下支えする可能性はあるが、世界の食用油在庫率の高さがその動きを早晩抑えることになろう。数ヶ月を待たずに、2月下旬につけた安値(7月限465-1/2)まで売り込まれることになるのではないか。 ( F )