(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年5月10日

本日の相場

とうもろこし   --- 小幅高寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  216 1/4-15 3/4  219  215 3/4  218 1/2  +2 3/4  10298  -2408 
99 JUL  219 3/4-19 1/2  222  218 1/2  221 3/4  +3 1/4  161811  -559 
99 SEP  223 3/4-24  226  223 3/4  225 3/4  +2 1/2  35724  +257 
99 DEC  231 3/4-31 1/2  234  231  233 3/4  +2 3/4  106559  -806 
00 MAR    243 1/2  240  243  +2 3/4  15922  +14 
00 MAY  244 3/4  247  244 3/4  247  +2 1/4  1734  +1 
            338835  -3453 

 

大豆       --- 小幅高寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  471  472  467 1/4  471 1/4  +2  4470  -1056 
99 JUL  479 1/2-78 1/2  480  475  479  +1 1/2  74733  +1922 
99 AUG  482  482 3/4  478 1/4  482  +1 1/2  18417  +95 
99 SEP  483 1/2  485  481  483 3/4  +1  9818  -168 
99 NOV  491  492 3/4  487 1/2  492  +1 3/4  48171  -195 
00 JAN  501  502 1/2  498  502 1/4  +1 1/4  3619  +234 
            162952  +1013 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13110  +240  MAY  1862  -23  MAY  255 3/4  +1/2   
JUL  13240  +200  JUL  1884  -29  JUL  264  -1/2   
AUG  13320  +130  AUG  1898  -29  SEP  274 3/4  +0   
SEP  13450  +120  SEP  1916  -24  DEC  290 1/4  +3/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

作付け報告前のショートカバーにより高値。

今週は明日以降、特に西部で雨が多くなるとの予報が寄付きからわずかながら高値推移とした。また、本日セッション後に発表される作付け進捗報告への警戒感が強く、コーン・大豆ともに売り越しポジションとなっているファンドが終始買う展開。ただ、コーン3セント前後高・大豆2セント弱高まで上げたのは、セッション最後の5分。 

ショートポジションを増やしていたファンドは、本日の作付け進捗・および水曜日の需給報告を間近に控え、そのポジション減らしをしてきた。ただ、コーンは高い作付け進捗度の噂が絶えないこと、大豆は今週の雨の中心が大豆エリアの北部のみとなっていること、から上値は伸びなかった。二つの報告を前に、全体は静かな動きの一日であった。 

ファンドは本日、コーンを1,000コントラクト、大豆を1,500コントラクト買付けた。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国コーンベルト 今後2日間、西部地域(アイオワ・ネブラスカ・ミズーリ・ミネソタ・サウスダコタ)で雨量が増加しそうだ。水曜日には、前線が中央部に移るが、木曜日には止む。範囲は75%に及ぶと考えられる。作付けは、先週末順調であったものの、今週前半は西部地域を中心に停滞することになる。十分な水分は、発芽には好環境。

アルゼンチン 収穫は問題なく進んでいる。コーンはあと2週間で完了、大豆は月末までに終了するペース。 

ブラジル 降雨は限られた地域のみ。収穫は急速に進んでいる。今週末には、大豆の収穫はほぼ終了する。コーンの収穫は、月末完了か。 

 

NWS6-10日天気予報(5月6〜10日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(60)  N/A(0.63/2) 
東部コーンベルト  A(63)  N/A(0.63/2) 
デルタ  A(72)  N(0.76/1) 

雨が目立つのが、少し強材料と言えるか。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(5月6日の週:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  27,872  20-25 
大豆  8,555  8-12 
小麦  26,231  20-25 

 

 

2)進捗率 

 

作付け進捗率  5/9現在  先週  昨年  平均 
とうもろこし  55%  21%  58%  52% 
大豆  12%  6%  14%  11% 
マイロ  21%  18%  28%  29% 

 

発芽率  5/9現在  先週  昨年  平均 
コーン  11%  5%  15%  NA 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  5/4現在  4/27現在 
とうもろこし  38,528 コントラクト ショート  10,075 コントラクト ロング 
大豆  23,054 コントラクト ショート  17,421 コントラクト ショート 
大豆粕  16,312 コントラクト ショート  15,062 コントラクト ショート 
大豆油  13,910 コントラクト ショート  13,173 コントラクト ショート 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

安値を予想する。 

さて、コーン作付けは昨日時点で55%、大豆12%。それぞれ事前予想の上限ではあるが、市場に驚きを与えるには物足りない数字だ。とは言え、コーンにおいては先週東部で降り続いた雨にもかかわらず、先週だけでアイオワで52%(66←14)、ミネソタで38%(79←41)の進捗は注目に値する。何しろ、進捗は5月の第2週までに50%を上回り、平年以上のペースにまで届いた。油断はできないが、これにてコーン作付けの危険な時期をほぼ乗り切ったと言うに早すぎない。今後も天気予報でアップダウンすることには変わりがないが、これまでほど目先の天候のみが市場を支配する展開にはならなくなる。 

水曜日の需給報告。それほど注目されていないようだが、新穀についての見通しが初めて出される。各分析家によって、新穀需給に多少の差はあるものの、大幅な在庫率減を予想するものはほとんどいない。市場はこの報告に重きを置いていないとは言え、18%以上の新穀期末在庫率は明後日いやでも視界に入ってくる。今まで目先の天候一辺倒であった市場の視点は、次第に需給に配られてくることになる。明日は需給報告前のショートカバーも予想される。その量の多寡が需給への関心を反映することになる。 

明日は少し神経質な展開を予想するが、基本はその後の安値推移予想。 

 

(大豆) 

安値を予想。 

12%の作付け進捗。市場予想の上限である。作付けは緒についたばかりとは言え、この雨の中で過去5年平均を上回ったことは売り材料だ。コーンと同様、意外に速い作付けができることが確認されたと言ってよい。大豆の作付けは今月一杯が山だ。それまでは、天候によって左右される展開には間違いないが、作付け技術の変化によって最終的には平年並み以上の作付けペースとなる可能性が高いことは、コーンが証明している。 

上値への心配があるとすれば、ファンドのショートだ。明日も、需給報告前のカバーは相当量入るであろう。今後当分、市場はその売り越し量に対していつも気を使いながら、相場は徐々に下げの様相を見せていくことを予想する。