(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年5月18日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  220 1/4-19 1/2  220 1/4  217  217 3/4  -4 3/4  2358  -1491 
99 JUL  222-21 1/4  222 3/4  219 3/4  221 1/4  -2 1/2  159854  -2221 
99 SEP  226-25 1/2  227 1/2  224 1/2  226 1/4  -2  38026  +647 
99 DEC  233 1/2-33  235 1/2  232 3/4  234 1/2  -1 3/4  108385  +98 
00 MAR  242-42 1/4  244 1/4  242  243 1/2  -1 3/4  16631  -5 
00 MAY    248  246  247 1/4  -2  1808  -42 
            333982  -2987 

 

大豆       --- 安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 MAY  462-61 1/2  470 1/2  458  470 1/2  +7 1/2  1193  -801 
99 JUL  469-68  476  464 1/2  475 1/2  +4 3/4  73625  -165 
99 AUG  473-72  479  468 1/2  478 3/4  +5  19562  +662 
99 SEP  474 1/2  480 1/2  471  480 1/4  +4 1/2  9979  +60 
99 NOV  481 1/2-81  487 1/2  477 1/2  487  +3 3/4  50472  +763 
00 JAN  490 3/4  497 1/2  488  497 1/4  +3 1/4  3749  -22 
            162524  +504 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  13690  +140  MAY  1806  +36  MAY  256  +3/4  122.95-123.25 
JUL  13550  +90  JUL  1821  +33  JUL  264  +1 1/4   
AUG  13620  +60  AUG  1836  +33  SEP  274 1/4  +1 3/4   
SEP  13700  +40  SEP  1850  +32  DEC  289  +3/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

前半コーンの作付け進捗度に売り反応、後半大豆にファンドの買い。

77%のコーン作付け進捗に、市場は敏感に反応し、セッション前半はコーンの旺盛な売りに大豆・小麦が遅れず追随する売り一色の様相。コーンは6セッションぶりの安値をつけ、大豆は約定安値を更新するなど、相場は底割れしたかに思われた。作付け遅れが心配された西部ベルトが今後2日間ドライであるとの予報もコーンを売る要因となった。また、これまでの雨がち天候にもかかわらずコーンが予想外に植えられたことから、大豆も同様に迅速な作付けが行われるであろうとの推測が大豆3品に影響を与えた。 

どこまで売られるかと思われた相場が、後半に入って突然その雰囲気を逆転させる。変化の中心は大豆であった。継続的に入っていた商業筋のプライシング買いに加えて、それまで売りサイドであったファンドがショートカバー買いに回ったことから、大豆相場が急伸。そのきっかけは、中国が二杯の期近大豆を買いに入ったとの情報と言われているが、これはあくまでもきっかけに過ぎない。買いが買いを呼ぶ展開となり、一時6セント強も下げて約定安値となっていた大豆が一気に高値圏へ、勢いは引けまで衰えなかった。コーンは、大豆の急伸に一時の下げ幅を失うことになったが、早い作付けからの高イールド期待を背景に安値をかろうじて保った。 

前半はコーン、後半は大豆が穀物相場の主役であった。大豆は典型的なキーリバーサル日となった。ファンドのコーン売り量は5,000コントラクト、大豆買い量は1,500コントラクト程度と見られる。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 現在は雨が東へ進み、昨日からイリノイ・ミネソタ・オハイオ・インディアナの一部で見られている。今後は木曜日から金曜日にかけて再度ネブラスカ・サウスダコタ・ミネソタに雨が戻る。今週も西部ベルトの一部では平年以下ペースの作付け作業となるであろう。

デルタ地区 現在アリゾナやミシシッピで降っている雨は間もなく止み、大豆作付けの好調な作付けペースは維持されるであろう。水分量も十分であり、発芽は順調に行われている。 

 

本日の発表等
1) ローンデータ (単位:百万ブッシェル)

−とうもろこし− 

  5月11日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.5  -0.1  21.3  0.1  1,115.8  1,137.6 
1998CROP  1,289.6  -11.0  0  unch  311.7  1,601.3 

−大豆− 

  5月11日  先週比  Forfeight計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1997CROP  0.1  -0.1  6.6  unch  259.2  265.9 
1998CROP  211.8  -2.8  0  unch  119.3  331.1 

 

2) 受渡可能在庫 (百万ブッシェル) 

 

  5月14日  前週  前年同期 
コーン  5,356  8,839  13,407 
大豆  6,417  6,382  2,707 
小麦  32,739  32,703  26,852 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

安値を予想。 

コーンの生育期のうち、2番目に危険な期間をほぼ問題無く乗り切ったことを、市場が相場に反映させようとした。が、大豆の急伸に阻まれた。あれだけのファンドによる大豆買いにもかかわらず、コーンが安値を維持した意味は少なくない。これまで、天候による作付け進捗不安があったコーンを買い、作付け転換される可能性があった大豆を売るという取引を続けていたファンドが、77%のコーン進捗を見てそのポジション戻しにかかっている。これから約2週間の天候状況は、まだ作付けが固まっていない大豆相場によりナーバスに反映されることになるはずであり、そのファンドの動きは道理である。 

西部ベルトでの今週3日間の晴れ間が、ミズーリ・サウスダコタ州の作付けを進ませるに十分であることは、先週・先々週の様子で判明している。作付けの進捗ペースが過去の常識以上に速くなっているという事実は、本日の大豆の動きにより、まだ完全に反映されきっていない。来週の作付け報告後まで、そのギャップを埋める作業は続く。 ( F ) 

 

(大豆) 

2月の安値(EX.7月限465-1/2)を一瞬抜くもこのレベルから10セント以上も値を上げ月曜日の引け値を大きく上回って高値引けした事はテクニカルに強い買いのサインとなっている。明日以降短期的には上値をトライする展開となろう。 

ファンドのショートポジションが25,000コントラクトもあるとみられている事、14日間RSIがまだ40と売られ過ぎを示している事から明日も本日程度のラリーの可能性は否定できない。 

コマーシャルも買いを入れている。本日は終日コマーシャルの買いが途絶えなかった。国内の需要が強い訳ではないがこのレベルは一応少しは買いを入れてみようというレベルになっている。また農家売りは全くみられずヘッジの意味での買いも入っているようだ。 

中期的にはファンダメンタルに変化が見られない事から大きな上げを心配する必要はないが、4月後半から続いていた下げ基調は今回で一旦止まるのではないか。ここからの下げには作付けが順調に進捗する等の更なる要因が必要になってくる。(N)