(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年5月20日

本日の相場

とうもろこし   --- マチマチの寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  220 1/4-19 3/4  220 1/2  218 3/4  219 1/4  -1/2  157256  -902 
99 SEP  225  225 3/4  224 1/4  224 1/2  -1/4  39540  +670 
99 DEC  233-32 3/4  233 3/4  232 1/4  233  +0  111007  +265 
00 MAR  241 3/4-42  242 3/4  241 1/4  242  +0  16575  -123 
00 MAY  245 3/4  246 1/2  245  246  +0  1766  -26 
00 JUL  249 1/4  250 1/2  249 1/4  250 1/2  +3/4  3844  +83 
            333474  -242 

 

大豆       --- 小幅高寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  472-71 1/2  472 1/4  467 1/2  468  -3 1/2  73787  +683 
99 AUG  474 1/4-74 1/2  475 1/4  470 1/2  471 1/4  -3  21679  +560 
99 SEP  476 1/2  476 1/2  472 1/2  473  -3  10383  +292 
99 NOV  483-83 1/2  484  479 1/4  480 3/4  -2  52301  +237 
00 JAN  493 1/4-93  493 1/4  489 1/2  491  -1 1/2  3883  +48 
00 MAR  500 1/2  501  497 1/2  499 3/4  -3/4  1223  +20 
            166258  +1641 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13350  -80  JUL  1780  -28  JUL  256 1/4  -3 1/2  123.90-124.40 
AUG  13460  -40  AUG  1798  -28  SEP  266 1/2  -3 3/4   
SEP  13560  +0  SEP  1812  -27  DEC  282 1/4  -3   
OCT  13660  -20  OCT  1827  -23  MAR  293 1/4  -2   
                   

 

本日の相場の動き

 

前日引け値を挟んで上下する、きわめて穏やかな展開。

予想通りの輸出成約、変わり映えしない天候、他に大きなニュースも無く、欠伸が出るような相場模様。ナイトセッションが若干高取引となっていたことや、本日から2日間西部ベルトに雨が予報通り戻ってきたことが、少しサポート要因と見られたが、コーン・大豆市場には刺激とならなかった。農家売りは多くなく、ファンドの大きな動きも見られず、相場が止まっているかと思われる時間も短くなかった。大豆は、マレーシアパーム油の下げを受けた大豆油売りに引っ張られ、少しその軟調を強めたが、活発というには程遠いムードであった。 

投機家の動きも少なく、コーンを400コントラクト、大豆を500コントラクト程度売っただけにとどまった。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 西部ベルト地帯は今日から2日間降雨予報が出ている。またこの前線は週末に東部ベルト地帯に雨をもたらす。このシステムによる降雨範囲は全体の85%に及び作付け遅れが懸念されるがその後5日間はドライな天候が予想されており作付けの進捗が期待できる。また来週は気温の低下が予想されているが問題になるほどではない。

デルタ地区 週末に若干の雨が予想されるが大豆の作付けは今後5日間ほぼ問題なく進捗する見込み。土壌水分にも全く問題は見られない。ただ南部の一部は月末までにに恵みの雨が欲しいところ。 

 

 

本日の発表等

1) 週間輸出成約高報告(単位:千トン)

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  742.9  199.1  40,796.3  31,356.7  8,236.4  323.1 
大豆  210.3  9.0  20,392.1  23,251.8  2,140.8  110.3 
小麦  -18.1  298.4  26,525.4  27,929.1  2,065.4  1,355.6 
大豆粕  93.6  0.0  5,071.2  7,901.7  1,026.1  74.7 
大豆油  11.5  0.0  776.6  1,105.8  90.3  0.4 

コーンは6週連続の百万トン以上とはならず。コーン・大豆とも予想の下限から予想以下。 

2) 週間輸出高(単位:千トン) 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  752.7  654.5  32,559.9  25,837.0  46,360 
大豆  221.5  279.3  18,251.3  21,957.8  20,960 
小麦  555.4  548.6  24,460.0  26,366.6  28,580 
大豆粕  49.6  151.9  4,045.1  6,537.9  6,170 
大豆油  8.4  5.2  686.3  981.9  1,110 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

安値を予想。 

農家が売りを始めた。これまでの農家のターゲット価格からはかなり離れているにもかかわらず、未売在庫を徐々に市場に出し始めた理由は恐らく二つ。ほぼ理想的に作付けされた眼前のコーン畑を見ていて、今後の相場展開を懸念したこと、それから、5月末が98/99年クロップのローン入れ期限であり、その後は相場がいくら安くなっても、ローンレートという保証価格がなくなってしまうからである。3月の大量売りで、売却ペースは一時平年並みとなったが、4月・5月とマーケットから遠ざかり、再び農家売りペースは平年に大きく遅れを取っている。これは今月一杯、着実な下げ圧力となる。 

天気予報は、ドライに傾いている。しかも、雨が降ったとしても作付けは予想以上に進捗するというのが今年の特徴だ。来週月曜日の作付け進捗報告では、コーン作付けに出遅れていたミズーリ・サウスダコタ州などにもそれなりの進捗が見られるはずだ。また、先週末で28%であった大豆作付けが、この一週間でコーンと同じく事前予想の上限かそれ以上の進捗を見せていると考えており、コーンに少なからず影響を及ぼすことになる。 

6月中旬くらいに受粉期の天候が相場の主因になるまでは、大きな強要因は見られない。それまでに相場が上げる局面もあるであろうが、その背景は大型投機家の売り越しポジション整理や、下げ過ぎ感からのテクニカル買いであり、それらは長く続くものではないと見ている。したがって、買い時期を待つことに不安を感じていない。 ( F ) 

(大豆) 

しばらくは横這いの展開か。 

来週以降のドライな天気予報が好感され値を下げたが火曜日の安値をトライするまでにはいたらなかった。今週も大豆の作付けはある程度順調にすすんでおり来週が予想通りドライであればほぼ80%は作付けが終了するとマーケットでは予想されている。またコーンは100%作付けが終了すると見られており懸念されていた作付け転換も起こらない事になる。弱い材料はほとんどすべて出尽くしているといえるのではないか。ここまでの進捗が予想されているにもかかわらず安値を更新できないところにこのレベルの底堅さがみえる。火曜日の安値が夏場までの安値になる可能性が高い。 

期近限月は5月末までにLDPを申請しマーケットにすぐ売りに出る農家がいるのではとの憶測から期先限月に比べてプレッシャーを受けた。上値もそんなに心配する事もない。しばらくは横這いの展開となろう。(N)