(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年5月24日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  217 3/4-17 1/4  217 3/4  211 1/2  211 3/4  -6 3/4  154966  +242 
99 SEP  222 3/4-22 1/4  222 3/4  217 1/2  217 3/4  -6 1/4  39742  -105 
99 DEC  230 3/4-30 1/4  230 3/4  225 3/4  226 1/4  -6  111571  +272 
00 MAR  240-39 1/2  240  235 1/4  235 3/4  -5 1/2  16919  +278 
00 MAY  243  243  240  240 1/4  -5 1/4  1756  +5 
00 JUL  248  248  244  244 1/2  -5 1/4  3884  +3 
            332193  +723 

 

大豆       --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  458-57 1/2  459  452 1/4  455  -6 3/4  75882  +1443 
99 AUG  461-60 1/2  462  455 3/4  458 1/4  -7  22348  +533 
99 SEP  463 1/2-64  464  458 1/4  460 1/2  -7  10281  -13 
99 NOV  470 3/4-71 1/2  471 1/2  464 3/4  467 1/4  -7 1/4  53010  +614 
00 JAN  481 1/2-81 1/4  481 1/2  475  477 1/2  -7 1/4  4134  +102 
00 MAR  489 1/2  489 1/2  482 1/2  487 1/2  -6 1/4  1289  +24 
            169938  +2768 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  12930  -340  JUL  1735  -9  JUL  247 1/4  -5  123.00-123.85 
AUG  13020  -350  AUG  1753  -7  SEP  257 1/2  -5 1/4   
SEP  13110  -350  SEP  1765  -9  DEC  273  -4 1/2   
OCT  13190  -340  OCT  1778  -10  MAR  283 1/2  -5 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

買い材料不足、急落、約定安値。

順調な作付け進捗、今週中の少雨予報、潤沢な土壌水分、少なかった大口投機家の売り越しポジション、底が見えないパーム油相場の続落、株式・貴金属・原油・CRBの下落。これらが、コーン・大豆・大豆油・小麦の約定安値を更新させた。 

相場の主要因は、上記のようにほとんどが弱材料に変化、ファンドを中心に大量売りが繰り返された。それに対し、商業筋によるプライシングが節目節目に見られたが散発に終わり、絶対的に買い手が不足するという展開。途中発表された輸出検証高がコーンを、昨金曜日のキャトルオンフィード報告が大豆粕とコーンを少しはサポートするかに見られたが、ファンドはそれらを物ともせず、逆にそのコーンと大豆粕を中心に売り浴びせて行った。大豆粕は、最近の大豆油とのスプレッド取引のためにファンドの売り越しが少なくなっていたため、売り易い商品と取られたようだ。コーン・大豆粕は、本日の最安値圏での引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン11,000コントラクトの売り、大豆600コントラクトの売り、大豆粕6,900コントラクトの売り。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 週末は75%の地域で雨。特に東部4分の1で雨量が多かった。本日は、ほぼ全域で雨が止んでおり、今週中は好天が続くと予想され、作付けは順調に進捗するであろう。豊富な土壌水分が発芽を促す環境だ。オハイオの一部でドライ地域があったが、週末の雨で潤った。

 

デルタ地区 先週末の雨が少し作付けを遅らせたが、今週はほぼ問題なく進みそうだ。北部は水分状況も良好で、発芽には好環境。南部は若干乾燥気味であることが気になる。 

 

 

NWS6-10日天気予報(5月30〜6月3日) 

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  A(65)  A(0.71/2) 
東部コーンベルト  A(68)  N(0.65/2) 
デルタ  A(76)  B(0.67/1) 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(5月20日の週:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  44,319  29-36 
大豆  10,751  6-12 
小麦  20,599  18-24 

 

 

2)進捗率 

 

作付け進捗率  5/23現在  先週  昨年  平均 
とうもろこし  87%  77%  91%  82% 
大豆  44%  28%  60%  46% 
マイロ  32%  25%  47%  45% 

 

発芽率  5/23現在  先週  昨年  平均 
コーン  60%  30%  69%  NA 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション 

  5/18現在  5/11現在 
とうもろこし  35,259 コントラクト ショート  38,484 コントラクト ショート 
大豆  25,592 コントラクト ショート  22,578 コントラクト ショート 
大豆粕  14,468 コントラクト ロング  14,903 コントラクト ロング 
大豆油  23,322 コントラクト ショート  14,124 コントラクト ショート 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

安値を予想。が、当面の底値は近い。 

ついに、約定安値更新。本日、作付進捗が87%と発表され、終了に近づいた。この春は、雨量が西側で平年比1.5倍以上とかなり多く、従来であればとても平年並みの作付けペースを望める環境では無かったにもかかわらず、結果としてはほぼ理想的に終了したと言うことができる。農耕法・農耕機械・種子等の技術進歩が、より安定的に作業を進捗させるようになったわけだ。このことが、「雨」と「作付進捗」という、本来背反する2事象を近づけることに成功したのである。結果、作付けを早期に終了させることができ、且つ土壌水分が豊富という今年の状況を生み出した。 

明日は、行き過ぎ感からの上げがありそうだが、相場は現クロップ状況を消化しきっておらず、その後さらなる下値を期待している。次の不安要因は受粉期の天候であるが、これが本格的に取り沙汰されるのは、6月中旬あたりからだ。それまでに当面の底値となるであろう買い場を見つけねばならないが、5月中は農家売り圧力もあることだし、しばらくは、ストレス無く発芽を始めているコーンに相場をまかせても良いと思う。 ( F ) 

(大豆) 

取りたてて目新しい材料はなかったが今週の天候が良好である事が確認された事から大きく下げる事になった。先週一旦安値から大きく値を上げ7月限465あたりで強いサポートのサインが出たが、ここをあっさり下値に抜いた事がマーケット全体に強い失望感となっている。 

次のサポートは2月に3月限が付けた449になるがここを抜いていく事に疑問を抱くものは誰もいない。明日にでもトライすることになるのでは。焦点はここを抜いたあとのサポートがどこになるかであるが425とか400とかとりあえずきりのいい数字が口からでるだけで根拠はない。なかには350を唱える者もいる。 

弱材料しかマーケットに顔を出さなくなってきた。気の早いものはローンが満期になった時に農家の売り圧力が再度強まる事を懸念している。大豆のローンが満期をむかえて出てくるのは7月以降になると思われるが弱材料は先取りされる傾向にある。 

引け後に発表されたコミットメントオブトレーダーズでは予想通りのファンドのショートが確認された。また作付け進捗率は予想の下限でありこのふたつは明日のマーケットにはやや強い材料となるはずであるが取りたてて注目されてないのが現実だ。 

色々なトレーダーに政府からの支援策等強材料がないか聞いてみても何一つ具体案がでてこない。マーケットは一気に下がる事はなくても上昇する事は少なくともしばらく考えづらい。 (N)