(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年5月26日

本日の相場

とうもろこし   --- 安値寄付き、変らずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  214-14 1/2  216 1/4  213 3/4  214 3/4  +0  156242  -1640 
99 SEP  220-20 1/4  221 3/4  219 3/4  220 1/4  -1/4  41410  -302 
99 DEC  228 1/2-28  230  227 3/4  228 3/4  +0  115680  +988 
00 MAR  237 1/2  239  237 1/4  238  -1/4  17565  +137 
00 MAY    243 1/2  242 1/4  242 1/2  +0  1872  +13 
00 JUL    247 1/4  246 1/2  246 3/4  +1/4  4145  +14 
            340187  -832 

 

大豆       --- 小幅安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  459 1/2-59  460 1/2  455 1/4  455 1/2  -4 1/4  74218  -2021 
99 AUG  462 1/2  463 3/4  458 1/2  458 1/2  -4 1/4  22230  +104 
99 SEP  465  465 3/4  460 3/4  461  -4  10335  +98 
99 NOV  473-72  473  467 1/4  467 1/2  -4 1/4  52285  -793 
00 JAN  481 3/4  481 3/4  477 3/4  478  -4  4166  +10 
00 MAR    490  486  486 1/2  -4  1293   
            167613  -2586 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  12930  -160  JUL  1752  -1  JUL  247 1/2  -1 1/4  121.80-122.25 
AUG  12990  -170  AUG  1768  -2  SEP  258  -1   
SEP  13050  -200  SEP  1785  +2  DEC  272 1/2  -1 1/2   
OCT  13140  -200  OCT  1799  +4  MAR  283 1/4  -2 1/4   
                   

 

本日の相場の動き

 

3連休を前に動きの少ない閑散なマーケットとなった。

昨日一部の天気予報家が来週中盤に中西部に高気圧が張り出しこれがしばらく停滞すると予報していたが、この予報が今朝になり否定された事からオープニングは若干下げて始まった。 

しかし農家売りが全くといっていいほどなくなり国内のキャッシュが堅調に推移していることから売りも続かず、逆にコーンにおいては3連休を前にフューチャーズ/オプションズ合わせて50,000コントラクトを超えるファンドのショートがある事からショートカバーが入り値を上げる事となった。 

その後ほとんど動きがなかったが昼からの天気予報にて明日から来週初めまでの温暖な気温が確認された事、6-10日間予報も穀物の生育に理想的な天候になるのではと予想されたことがきっかけとなりとうもろこしは昨日と変らないレベルまで、大豆は4セント安レベルまで値を下げての引けとなった。 

ほとんど作付けの終了しているコーンに比べまだ作付け半ばの大豆の方が今週以降の理想的な天候の恩恵を受けやすいと判断された事が大豆の下げにつながった。 

本日のファンドはコーンにてネット500コントラクトの買い越し、大豆にてネット300コントラクトの売り越しであったと考えられている。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 土曜日の朝まで今週はドライ。次の前線は土曜日遅くに西部ベルトをスタートし火曜日には東部ベルトを通過し終わる予定。この前線の降雨範囲は75%の予想。今週のドライな天候によりコーンはほぼ全域で作付けが終了する。また大豆の作付けも西部は平年並みまで回復、東部ではほぼ終了する見込み。週末からの降雨は作付けされたコーンと大豆には恵みの雨となる。

デルタ地区 今夜南部を中心に40%の範囲にて降雨予報が出ておりこの降雨が乾燥気味であったミシシッピー、ルイジアナには恵みの雨となる。しかし発芽促進の為には更なる降雨が望まれる。その他の地域は順調。 

 

 

 

本日の発表等
NWS6-10日天気予報(6月1〜6月5日)

 

  気温(平年)  雨量(平年量/日) 
西部コーンベルト  MA/A(65)  A/N(0.71/2) 
東部コーンベルト  MA(68)  A(0.65/2) 
デルタ  A(76)  A(0.67/1) 

 

 

本日のトーメンの意見

 

コーン・大豆とも下落を予想。

コーンは作付けもほぼ無事終了することまでマーケットが折り込んでおり次の方向を決めるファクターに決め手がないが、引け後の6-10日間予報にて高温多雨の予報が出されておりこれが初期の生育には理想的であり明日も寄りつきは多少安く始まるのではないか。 

中期的にみた場合に小麦がひとつの焦点になってくる。小麦も天候の回復から再度月曜日の契約新安値をトライする動きとなっている。小麦は硬質冬小麦の収穫が6月10日頃からピークを迎える事になり例年収穫時期にはプレッシャーを受け安値に転じる傾向がある。このことから小麦は早晩さらに下落する事になろう。現在でさえ小麦・コーンのスプレッドは相当縮まっており、これ以上スプレッドが縮まると考えるよりもコーンもプレッシャーを受けて下落すると考える方が自然であろう。 

大豆は本日の動きがまたマーケットを失望させるものであった。7月限の460-462近辺は先週の高値から今週の安値のあとの1/3戻しにあたり、ここを抜けるかが一つの焦点であったが案の定跳ね返される事になった。今週中に月曜日の安値を再度トライすると考えている。 

またパーム油の需給が弱い。今後生産量はまだ増え続け夏場にはマレーシアのパーム在庫は100万トンを超えこの状況はしばらく続くと考えられている。パームの価格は今後20%下落の可能性があると唱える者もいる。したがい大豆油もつられることになろう。大豆もさらにつられるであろう。しかし搾油マージンの悪化は大豆粕の価格にはややサポート要因となり大豆3品のなかでは一番下げずらくなるのではないか。 

巷ではイラクが旱魃から穀物生産量が半分に減るのではといううわさや、ロシアが5月の低温から冬場の穀物の生産量に問題がでてくるのでは等のうわさがあがっているがシカゴのトレーダーの中にこれらのことに触れる者は誰もいない。マーケットはもうしばらく下値に向かわないと気が済まないのではという気がしている。(N)