(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

1999年6月3日

本日の相場

とうもろこし   --- 高値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  218 1/4-18 1/2  224  218  223 1/4  +6 1/2  147130  -2170 
99 SEP  223 1/2-23 3/4  229  223  228  +6  43235  +189 
99 DEC  233-32 1/2  237 1/2  232  236 1/2  +5 3/4  119022  -771 
00 MAR  241 1/2  246 1/4  241 1/4  245 1/2  +5 3/4  17327  +28 
00 MAY    250 1/4  246 1/2  250  +5 1/2  2012  -4 
00 JUL    254 1/4  249 1/2  254 1/4  +6  4452  +21 
            336861  -2700 

 

大豆       --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
99 JUL  463-62 1/2  469 1/2  461 1/2  465 1/2  +6 3/4  72566  -1546 
99 AUG  466-65 1/2  471 1/2  464  467 1/2  +6 1/4  23070  +268 
99 SEP  467-67 1/2  473 1/2  466 1/4  469 1/4  +6 1/4  10533  +48 
99 NOV  473-74  479 1/2  472  475 3/4  +6 1/2  52223  +22 
00 JAN  483 1/2-84  489  481 1/2  486  +6 1/2  4268  +112 
00 MAR  491 1/2-92  497  490  494  +6 3/4  1174  -5 
            167653  -1074 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JUL  13470  +430  JUL  1733  -3  JUL  261  +7 3/4  121.25-121.80 
AUG  13490  +410  AUG  1750  -2  SEP  272  +7 1/2   
SEP  13550  +420  SEP  1765  -3  DEC  287 1/2  +8 3/4   
OCT  13650  +430  OCT  1780  -1  MAR  298 1/2  +8   
                   

 

本日の相場の動き

 

ファンドのショートカバーが集中、上げられる。

当初、本日の相場の中心は作付面積減少懸念が焦点となっている小麦と思われた。事実、小麦は取引開始から買われる展開となり、コーン・大豆はそれを受けて若干堅調で寄付いた。昨日の6-10日天気予報では、東部ベルトが高気温・低雨量とされたことから、再びヒート懸念を口にする者が少なくなく、一旦堅調で始まった相場は値を削る場面はなく、序盤は一部ファンドの買いによって静かに値を上げる展開となった。 

それまでのマイルドな雰囲気が急変したのは、コーンの7月限が220にヒットしてから。ストップロスにヒットしたのか、ファンドのコーン買い注文量が突然急増、そのレベルからさらに3セント上げるまでに15分を要しなかった。それまで今一歩上げきれない小麦ピットを注視していた大豆トレーダーも慌てて買いを入れ始め、続いて小麦も追随する形となった。ここ3日急伸しているCRB指数もファンドの買い意欲を刺激したと言われている。主役となったコーンピットは引けまでそのレベルを維持したが、追随した大豆はさすがに最高値から4セント程度値を削って引けた。大豆粕買い・大豆油売りのスプレッドも目立った。 

ベルギーでのダイオキシン汚染飼料の件について、シカゴ相場の影響が不透明であるものの、汚染飼料の廃棄が行われ再生産されることにより、大豆粕の需要が結果的に増加するとの見方が大豆粕買いにつながったとも言われたが、単純にテクニカルなショートカバーとの色彩も強かった。 

ファンドの買いはコーンが10,000コントラクト、大豆が4,000コントラクト程度と見られている。 

 

各生産地の天気予報および状況

 

米国中西部 今後5日間は西部ベルトを中心に降雨が見られる。最初のシステムは今夜にかけてネブラスカ、サウスダコタ、西部アイオア、ミネソタにみられ、次のシステムは土曜の夜から同じ地域に見られる。この二つのシステムによる降雨範囲は55%の見込み。大豆の作付けに若干の遅れが懸念される。東部ベルトは概ねドライにて気温も平年以上の予想。来週後半に降雨予想となっており予想通りであれば問題はない。

デルタ地区 今後5日間は散発的な雨が所々に降る程度。若干の作付け遅れはあるかもしれないが問題は見られないであろう。 

 

 

 

本日の発表等

週間輸出成約高、週間輸出高の発表は明日になります。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

数日はショートカバーが中心の堅調推移。買いの時期は少し先に延びた。 

小麦地帯の雨が導火線となって、コーンの売り越しをカバーに入らせた。材料難のため膠着していた相場にきっかけが作られ、ファンドが乗っかったわけだ。昨日まで買い場を探していたが、当面その絶好機を失った。今晩農家の売りが進むと見られ、明日寄付きはそのヘッジで弱含むであろうが、明日朝発表の週間輸出成約は再び百万トン近くが予想され、ファンドの買い戻しを継続させることになろう。 

しかし、小麦の上げ幅が大きすぎる。春小麦が中心のミネアポリス小麦が上げるだけならまだしも、収穫プレッシャーがかかるはずのカンサス小麦やシカゴ小麦が8セントも上げたのは行過ぎだ。シカゴ小麦は早晩修正大幅安の展開になる可能性が高い。コーンの昨日からの上げのきっかけは小麦であり、またコーンには目先ファンドのショート以外に買われる要因がないだけに、数日のショートカバーの後にはコーンにも修正安が来るはずで、買いはその時進めるべきだ。ただ、次第に夏が近づいてくるため、その天候がはっきりし始めるまでは、さらなる約定安値更新まで期待はしていない。ファンドのカバーで値頃が変わったために、6月の買いターゲット価格は自ずから上げざるを得ない。 ( F ) 

 

(大豆) 

中期的には下落を予想。 

来週東部コーンベルトを覆うであろう高気圧の影響に過剰反応した相場であった。大豆は終盤冷静さを取り戻し高値から値を下げての引けとなっている事、また取引量が少ない中での上げでありマーケットが本格的にトレンドを変えたとは思っていない。 

ただ引け値ベースでも10日間移動平均価格を抜いている事、コーン・大豆粕・小麦はほぼ高値を維持しての引けとなっている事から明日も高値からのスタートが予想される。 

あえて天候を強材料として捉えた結果の相場であったが、東部コーンベルトは今後10日間雨が降らなくてもストレスを感じないほど土壌水分は潤沢にある。また来週後半には次の降雨予報が出されている。来週になって今回の高気圧の影響が懸念されたほどのものではない事がはっきりすれば上げた分は戻すであろう。 

また冬小麦のコンディションは良・最良合わせると80%になっている。この冬小麦の収穫が本格化すれば今回上げのきっかけになった小麦相場も元に戻ると思っている。 

来週後半から、再来週にかけて安値のチャンスが来るのではないか。(N)